Adobe セキュリティ速報

Adobe Photoshop に関するセキュリティアップデート公開 | APSB21-10

情報 ID

公開日

優先度

APSB21-10

2021 年 2 月 9 日      

3

要約

Windows 版および macOS 版の Photoshop に関するアップデートが公開されました。このアップデートは複数のクリティカルな脆弱性を解消します。この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行の原因になりかねません。 

対象のバージョン

製品名

影響を受けるバージョン

プラットフォーム

Photoshop 2020

21.2.4 とそれ以前のバージョン

Windows および macOS 

Photoshop 2021

22.1.1 以前のバージョン

Windows および macOS

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

アップデートバージョン

プラットフォーム

優先度

Photoshop 2020

21.2.5

Windows および macOS

3

Photoshop 2021

22.2

Windows および macOS

3

注意:

マネージド環境の場合、IT 管理者はアドミンコンソールを使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVE 番号

境界を越えた読み取り

任意のコード実行 

クリティカル 

CVE-2021-21049

CVE-2021-21050

バッファオーバーフロー

任意のコード実行 

クリティカル 

CVE-2021-21048

CVE-2021-21051

領域外メモリーへの書き出し

任意のコード実行 

クリティカル 

CVE-2021-21047

謝辞

一連の問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative と Tran Van Khang \xe2\x80\x93 khangkito (VinCSS)による協力(CVE-2021-21047)
  • Trend Micro の Zero Day Initiative と Francis Provencher 氏 {PRL} による協力(CVE-2021-21048)
  • Trend Micro の Zero Day Initiative と rgod 氏による協力(CVE-2021-21049、CVE-2021-21050)
  • guoxi 氏(CVE-2021-21051)

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