現象
このドキュメントは、Adobe Bridge を使用する際に発生するパフォーマンスの低下やシステムエラーの解決に使用できます。 システムエラーでは、以下のようなさまざまな現象が発生します(これ以外の現象が発生する場合もあります)。
- ダイアログボックスの空白ページまたはちらつき
- カーソルまたは画面のフリーズ
- 「The application 'unknown' has unexpectedly quit (未知のアプリケーションが予期せず終了しました)」などのエラー。
解決策の手順
以下の手順をリストされている順番で試してみてください。
1.Bridge を最新バージョンに更新します。
「ヘルプ/アップデート」と移動するか、Adobe Web サイト(http://www.adobe.com/jp/downloads/updates.html)から最新の Bridge アップデートをダウンロードします。
2. 環境設定をリセットし、デフォルトワークスペースをリセットし、キャッシュをパージします。
破損した環境設定やワークスペースは、Adobe Bridge での予期しないビヘイビアーの原因となる可能性があります。 キャッシュをパージすると、サムネールプレビューの表示の問題が修正されることがあります。
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Adobe Bridge を起動したらすぐ、 設定のリセットダイアログボックスが表示されるまで、Ctrl+Alt+Shift (Windows)または Command+Option+Shift (Mac OS)を押します。
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3 つのオプション(「環境設定をリセット」、「標準ワークスペースをリセット」、「サムネールキャッシュ全体をパージ」)をすべて選択し、「OK」をクリックします。
以下の手順でもキャッシュをパージできます。
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「編集/環境設定」(Windows)または「Bridge/環境設定」(Mac OS)を選択します。
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キャッシュパネルを選択します。
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「今すぐキャッシュをすべてクリア」をクリックします。
あるいは、以下の手順でキャッシュを手動パージできます。
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「編集/環境設定」(Windows)または「Bridge/環境設定」(Mac OS)を選択します。
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キャッシュパネルを選択します。
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場所を見つけて、キャッシュフォルダーのパスをメモします。
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Explorer (Windows)または Finder でキャッシュフォルダ―に移動します。
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それから、キャッシュフォルダーをごみ箱(Windows)またはゴミ箱(Mac OS)にドラッグします。
3. 起動スクリプトを無効にします。
Adobe Bridge は破損した起動スクリプトと遭遇すると、クラッシュしたり、起動できない場合があります。 すべての起動スクリプトを無効にして、問題が解決するか調べます。
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Adobe Bride で、「編集/環境設定」(Windows)または「Bridge/環境設定」(Mac OS)を選択します。
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起動スクリプトを選択します。
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「すべて無効にする」をクリックし、「OK」をクリックします。
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起動スクリプトを無効にすることで Adobe Bridge がうまく機能する場合は、スクリプトを 1個ずつ、または小さなグループごとに有効にして、問題のあるスクリプトを特定します。
詳しくは、次のヘルプトピックを参照してください。
4. ディスクアクティビティをスキャンまたは管理するプログラムを一時的に無効にします。
ディスクアクティビティをスキャンまたは管理するプログラムは、キャッシュファイルの書き込みやインターネットへの接続で Bridge と競合する可能性があります。 これらのプログラムを一時的に無効にして Adobe Bridge を実行し、クラッシュがまだ発生するか、パフォーマンスが向上するか調べます。
- ディスクアクティビティのスキャンや管理を行うプログラムには、以下のものがあります。
- ウィルス保護ソフトウェア(例えば、McAfee Virex、Norton Anti-Virus)
- ファイアウォールソフトウェア(例えば、ZoneAlarm)
- バックグラウンドでハードディスクアクティビティを管理するソフトウェア(例えば、Norton Utilities)
- 削除したファイルを保存したり、システムから一時ファイルを削除するソフトウェア(例えば、Norton SystemWorks)
プログラムを無効にする手順については、そのドキュメントを参照してください。 ファイアウォールソフトウェアを無効にする場合は、システム管理者にお問い合わせください。
5. フォルダーパネルを無効にして Adobe Bridge を起動します。
フォルダーパネルは、Adobe Bridge の起動を遅くする可能性があります。 フォルダーパネルを使用しない場合は無効にしてください。
- Adobe Bridge でウィンドウメニューをクリックし、フォルダーパネルの選択を解除します。
6. プレビューパネルとメタデータパネルを無効にします。
プレビューパネルとメタデータパネルは、サムネイルの生成時と画像内容への移動時にリソースを使用します。 これらのパネルを使用しない場合はオフにしてください。
- Adobe Bridge でウィンドウメニューをクリックし、プレビューパネルとメタデータパネルの選択を解除します。
7. 小さなファイルを処理するように Adobe Bridge を設定します。
Adobe Bridge は、大きなファイルの場合に処理速度が遅くなる可能性があります。 デフォルトで、Adobe Bridge は自動的にサムネイルを最大 1000 MB のファイルまで処理します。 このファイルサイズは、「環境設定」で小さくできます。
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「編集/環境設定/サムネイル」(Windows)または「Bridge/環境設定/サムネイル」(Mac OS)を選択します。
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「パフォーマンスとファイル処理」セクションで、「処理するファイルの最大サイズ」フィールドにサイズ(100 MB など)を入力します。
詳しくは、次のヘルプトピックを参照してください。
8. (Windows)バックグラウンドで Adobe Bridge が実行中でないことを確認します。
Adobe Bridge が現在のフォルダー内の画像にサムネイルを生成中に、別のフォルダーに移動すると、Adobe Bridge がフリーズしたり、クラッシュする場合があります。 クラッシュ後、Adobe Bridge 再起動する前に、Adobe Bridge がもうファイルを処理中でないことを確認してください。
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Ctrl + Alt + Delete キーを押して、次にタスクマネージャを選択します。
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「プロセス」タブを選択します。
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Bridge.exe を選択し、「プロセスを終了」をクリックします。
9. 起動時に Bridge が開くフォルダーを変更します。
デフォルトでは、Bridge を最後に閉じたときに開いていた最後のフォルダーが開きます。 Bridge は破損したフォルダーやフォルダー内の破損した画像を読み込もうとして開くのが遅くなったり、クラッシュする場合があります。 その場合は、Adobe Bridge が開くフォルダーを変更すると、起動プロセスをスピードアップしたり、クラッシュを緩和することができます。 Adobe Bridge の環境設定をリセットして、Bridge がデスクトップで開くようにします。 Bridge の環境設定をリセットする手順については、上記の解決策 2 を参照してください。
10. Bridge が起動時に接続されていないネットワークにあるフォルダーを開くように設定されていないことを確認します。
起動時に開くように設定されているフォルダーが切断されたネットワーク上にある場合は、Bridge が起動しないことがあります。 Bridge が起動せず、切断されているネットワークドライブに問題があると疑われる場合は、Bridge が起動するように Bridge の起動時環境設定をリセットします。 環境設定のリセット後、Bridge はデスクトップで開くようになります。 Bridge の環境設定をリセットする手順については、上記の解決策 2 を参照してください。
11. グラフィックドライバーを更新します。
ビデオカードの製造業者に問い合わせて、最新のドライバーを入手します。 ビデオカードの製造業者を見つけるには、システムプロファイラ(Mac)またはデバイスマネージャ(Windows)にあるビデオカードのプロパティをご覧ください。 どちらの使用方法についても、OS メーカーのドキュメントを参照してください。
12. システムのトラブルシューティング手順を実行します。
本書の Adobe Bridge 固有の解決策で問題が解決しない場合は、より一般的なシステムトラブルシューティングの解決策を実行します。 特に、実行しているソフトウェアのバージョンが最新であるかどうか、最新のビデオカードドライバーをインストールしているかどうかを確認してください。 手順については、「システムエラーとフリーズのトラブルシュート | Windows 上のアドビソフトウェア」または「システムエラーとフリーズのトラブルシュート | Mac OS 10.x 上のアドビソフトウェア」を参照してください。
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