コンテンツパネルの名前の横にある
Bridge の 2022 年 10 月リリース(バージョン 13)の新機能と機能強化について説明します。
このリリースで、Bridge により、複数のコンテンツパネルを開く機能が提供されるようになりました。これにより、フォルダー間のコンテンツのコピー&ペーストや、複数のフォルダーにわたるファイルの比較がより簡単になります。コンテンツパネルを新規作成するには、次の操作を行います。
その他のパネルと同様に、ワークフローに合うようにコンテンツパネルをアレンジできます。コンテンツパネルは、タブ付きにしたり、並べたり、ドッキング解除してフローティング状態を続けたりできます。
環境設定/コンテンツから、新規コンテンツパネルで開くデフォルトフォルダーを制御することもできます。
新規ワークスペースにアクティブコンテンツパネルのフォルダーを表示しない場合は、「ワークスペースの切り替え中にアクティブなフォルダーを保持しない」を選択します。
- コンテンツパネルは、閉じられている場合は、ウィンドウ/コンテンツから開くことができます。
- 1 つの時点で 1 つのコンテンツパネルのみがアクティブになります。これは、青い四角形で示されます。その他の Bridge パネル(パスバー、フィルターパネル、プレビューパネル、メタデータパネル)には、アクティブコンテンツパネルで管理されているアセットの詳細が反映されます。
Adobe Bridge をマルチモニターで効果的に使用できるようになりました。マルチモニターで作業している場合、1 台のモニターにアプリケーションウィンドウが表示されるため、ユーザーは、2 台目のモニターにフローティングウィンドウを配置できます。
パネルの場所は、ワークスペースとともに保存されます。セカンダリモニターに、フローティングパネルまたはドッキングされたパネルを含んだワークスペースを作成し、デュアルモニターのワークスペースを保存できます。例えば、別のモニターにプレビューパネルをドッキングすることで、プライマリモニターでアセット間を移動して、セカンダリモニターでより大きなサイズのプレビューを確認するカスタムプレビューワークスペースを作成できます。
任意のパネルをドッキング解除またはドッキングしたり、グループから出し入れしたり、アプリケーションウィンドウの上でフローティングするようにドッキング解除したりすることで、目的のワークフローニーズに合うようにアプリケーションインターフェイスをカスタマイズできるようになりました。 パネルをドッキング解除するには、パネルの上端をクリックしてドラッグするか、またはメニューからパネルをドッキング解除するオプションを使用します。
パネルのドッキング、グループ化、フローティング
パネルをドッキングしたり、グループの中または外に移動したり、パネルのドッキングを解除してアプリケーションウィンドウ上にフローティング表示することができます。パネルをドラッグすると、パネルの移動先とすることができる場所がドロップゾーンとしてハイライトされます。選択するドロップゾーンによって、パネルの挿入位置、およびパネルが他のパネルとドッキングされるか、グループ化されるかが決まります。
ドッキングゾーン
ドッキングゾーンは、パネル、グループまたはウィンドウの端にあります。パネルをドッキングすると、既存のグループの近くに配置され、新しいパネルを表示するためにすべてのグループがサイズ変更されます。
グループ化ゾーン
グループ化ゾーンは、パネルまたはグループの中の、パネルのタブ領域に沿った場所にあります。パネルをグループ化ゾーンにドロップすると、そのパネルは他のパネルと重なります。
詳しくは、パネルの調整を参照してください。
UI の拡大・縮小
画面の解像度に基づいてインターフェイスを均等に拡大・縮小するように、Bridge で UI の拡大・縮小環境設定を設定することもできるようになりました。以前は、インターフェイスは自動として、あるいは 100% または 200% に設定できるのみでした。テキストとともにインターフェイスを柔軟に拡大・縮小できます。UI の拡大・縮小を変更するには、次の操作を行います。
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編集/環境設定/インターフェイス(Win)または Adobe Bridge/環境設定/インターフェイス(macOS)を選択します。
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環境設定ダイアログで、インターフェイスを選択します。
このリリースでは、ファイルタイプの関連付け機能の見つけやすさ、検索周りなどが多数改良されています。
ファイルタイプの関連付けダイアログボックスを表示するには、次の操作を行います。
- 編集/環境設定/ファイルタイプの関連付け(Win)または Adobe Bridge/環境設定/ファイルタイプの関連付け(macOS)に移動します。
- コンテンツパネルでファイルを右クリックし、アプリケーションを指定して開くを選択してから、関連付けを変更を選択します。
ファイルタイプの関連付けの改良をいくつか挙げると、次のようなものがあります。
- ファイルタイプの関連付けダイアログで、新しい検索オプションが使用できるようになりました。これを使用すると、探している拡張機能またはアプリケーションにすばやく移動できます。
- ファイルタイプの関連付けリストが、ドロップダウンで選択した項目について選択、ツールヒント、チェックマークをサポートするようになりました。さらなるガイダンスを得るための詳細情報リンクも追加されました。
- 新しい参照オプションも、コンテンツパネルのファイルのコンテキストメニューに追加されました。
アプリを参照および選択してファイルを開く場合、Bridge では、一度だけこのアプリでファイルを開くか、常にこのアプリでファイルを開くかを選ぶことができます。「常に」を選択すると、そのファイルタイプの関連付けが設定されます。
このリリースで、新しいオプションサブフォルダー内の項目を常に表示がコンテンツパネルのコンテキストメニュー に追加されました。このオプションを有効にするには、次の操作を行います。
サブフォルダーの内容を表示しない場合は、次の操作を行います。
- 多くのアセットを含んだフォルダーに対してこのオプションを有効にする場合は、このオプションを有効にすると、Bridge のパフォーマンスに影響する場合があるという旨のメッセージが表示されることがあります。これは、このオプションを選択すると、Bridge により、すべての項目をリストおよび表示するサムネールプレビューが生成され、これがシステム構成によってはパフォーマンスに影響する場合があるためです。
- このオプションは、コンテンツパネル固有です。新しいコンテンツパネルを開いた場合は、このオプションを再度有効にする必要があります。
- 上部バーから前後矢印を使用して移動した場合、「サブフォルダー内の項目を表示」オプションがキャンセルされます。
詳しくは、サブフォルダーの内容の表示を参照してください。
Bridge では、ワークスペースの表示順序を変更する、個別のダイアログが提供されるようになりました。ユーザーは、オーバーフローメニューに表示されるワークスペースを制御したり、ワークスペースメニューに表示されないようにワークスペースを非表示にしたりすることもできます。好みに応じてワークスペースを編集するには、次の操作を行います。
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ワークスペースを編集ダイアログボックスで、次の操作を行います。
- 目的の順序にワークスペースをドラッグし、「OK」をクリックします。
- カスタムワークスペースの名前を変更するか、カスタムワークスペースを削除します。
- ワークスペースを「オーバーフローメニュー」に移動します。または、ワークスペースを非表示にする場合は、表示しないに移動できます。
詳しくは、「ワークスペースの選択と管理」を参照してください。
- 目的の順序にワークスペースをドラッグし、「OK」をクリックします。
アクセントキーを使用したフルスクリーンモードと通常表示の切り替え
アクセントキーを押すことで、任意のパネルを展開してフルスクリーンモードで表示したり、通常表示に戻したりできます。通常、このキーは、数字 1 のキーのすぐ左側にあります。このキーは、バッククォートキーまたはチルダキーとして確認できる場合もあります。アクセントキーをもう一度押すと、パネルサイズが復元されます。
米国以外のキーボードを使用しているコンピューターに Adobe Bridge がインストールされている場合、「フレームを最大化または復元」コマンドは、アクセントキー以外のキーに割り当てられていることがあります。
Apple シリコンのネイティブサポート
Bridge は、Apple シリコン M1 以降を搭載した Apple コンピューターでネイティブ動作するようになりました。