ColdFusion 2023 の Performance Monitoring Toolset を ColdFusion で使用して、パフォーマンスを監視することができます。
概要
様々なクラウドサービスの監視を有効にするには、設定で次のオプションを有効にします。
- クラウドサービスの監視.
- タグや関数の監視の有効化
クラウドサービスの概要ページには、利用したことがあるすべてのクラウドサービスの概要が表示されます。
ART が、クラウドサービス別に区分された折れ線グラフとして表示され、API の呼び出し回数が、サービス別に区分された密度チャートとして表示されます。
また、最も使用頻度の高いサービスを示す表も表示されます。
S3
監視は、Amazon S3 と AWS ソリューションの信頼性、可用性、パフォーマンスを維持するうえで重要な要素です。マルチポイント障害が発生した場合にその障害をより簡単にデバッグできるように、AWS ソリューションのあらゆる部分から監視データを収集する必要があります。
例えば、S3 バケットを作成して、そのバケットにオブジェクトを挿入すると、Performance Monitoring Toolset がトランザクションを記録し、ART などの指標をグラフとして表示します。
一度に最大 5 個のバケットを監視することができます。
バケットドロップダウンリストからバケットを選択し、その指標を表示します。
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての S3 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
ART や API 呼び出し回数以外にも、次のようなチャートをサービスについて表示することができます。
- サービスの上位の低速な操作
- S3 バケットの数
- S3 オブジェクトの数
- 呼び出された S3 メソッドの数
- ステータスの分布
Azure BLOB
すべての指標を表示するには、コンテナを作成し、それぞれに BLOB をアップロードします。コンテナごとに指標が表示されます。
一度に最大 5 個のコンテナを監視できます。
ドロップダウンからコンテナを選択し、その指標を表示します。
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての BLOB 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
ART や API 呼び出し回数以外にも、次のようなチャートをサービスについて表示することができます。
- サービスの上位の低速な操作
- コンテナの数
- オブジェクトの数
- 呼び出された BLOB メソッドの数
- ステータスの分布
AWS SQS
すべての指標を表示するには、キューを作成し、それぞれにメッセージを送信します。キューごとに指標が表示されます。
一度に最大 5 個のキューを監視できます。
キュードロップダウンからキューを選択し、その指標を表示します。
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての SQS 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
ART や API 呼び出し回数以外にも、次のようなチャートをサービスについて表示することができます。
- サービスの上位の低速な操作
- キューの数
- 呼び出された SQS メソッドの数
- ステータスの分布
Amazon SNS
すべての指標を表示するには、トピックを作成し、それぞれにサブスクリプションを作成します。トピックごとに指標が表示されます。
一度に最大 5 個のトピックを監視できます。
トピックドロップダウンからトピックを選択し、その指標を表示します。
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての SNS 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
ART や API 呼び出し回数以外にも、次のようなチャートをサービスについて表示することができます。
- サービスの上位の低速な操作
- トピックの数
- サブスクリプションの数
- 呼び出された SNS メソッドの数
- ステータスの分布
Azure Service Bus
すべての指標を表示するには、キューを作成し、それぞれにメッセージを送信します。キューごとに指標が表示されます。
一度に最大 5 個のキューを監視できます。
フィルターからキューまたはトピックを選択し、その指標を表示します。
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての Service Bus 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
ART や API 呼び出し回数以外にも、次のようなチャートをサービスについて表示することができます。
- サービスの上位の低速な操作
- トピック/キューの数
- 呼び出された Service Bus メソッドの数
- ステータスの分布
AWS DynamoDB
平均応答時間
時間ウィンドウ内で実行されたすべての DynamoDB 操作の時系列チャートを表示します。
API 呼び出し
API 呼び出しの回数を時系列グラフで表示します。
その他のビジュアライゼーション
PMT の GCP Storage の監視
前提条件
- Performance Monitoring Toolset に ColdFusion サーバーを追加します。
- 設定でクラウドサービスの監視を有効にします。
GCP Storage 指標の表示
左側のペインで、「クラウドサービス」をクリックしたあと「GCP Storage」を選択します。
パネルに以下が表示されます。
平均応答時間:GCP API の平均応答時間(ミリ秒単位)の折れ線グラフが表示されます。
API 呼び出し:API の実行回数の折れ線グラフが表示されます。
- 上位の低速な操作:この指標は、実行速度が最も遅い GCP API を見極めるのに役立ちます。すべての API が降順に並び替えられて表示されます。
- バケットの分布:特定のバケットに対するすべての操作が表示されます。
- オブジェクトの分布:バケットにアップロードされたオブジェクトの数が表示されます。
- アクションの分布:使用されたすべての API を示す円グラフです。
操作の完全なスタックが表示されます。
PMT の GCP Firestore の監視
前提条件
- Performance Monitoring Toolset に ColdFusion サーバーを追加します。
- 設定でクラウドサービスの監視を有効にします。
GCP Firestore 指標の表示
左側のペインで、「クラウドサービス」をクリックしたあと「GCP Storage」を選択します。
パネルに以下が表示されます。
平均応答時間:GCP API の平均応答時間(ミリ秒単位)の折れ線グラフが表示されます。
API 呼び出し:API の実行回数の折れ線グラフが表示されます。
- 上位の低速な操作:この指標は、実行速度が最も遅い GCP API を見極めるのに役立ちます。すべての API が降順に並び替えられて表示されます。
- アクションの分布:使用されたすべての API を示す円グラフです。
成功 / 失敗の分布:Firestore API の成功と失敗の割合を示す円グラフです。
データベースアクション:Firestore データベースの読み取り/書き込み/削除操作の分布を示す円グラフです。
PMT の GCP PubSub の監視
前提条件
- Performance Monitoring Toolset に ColdFusion サーバーを追加します。
- 設定でクラウドサービスの監視を有効にします。
GCP PubSub 指標の表示
左側のペインで、「クラウドサービス」をクリックしたあと「GCP PubSub」を選択します。
パネルに以下が表示されます。
- 平均応答時間:GCP API の平均応答時間(ミリ秒単位)の折れ線グラフが表示されます。
- API 呼び出し:API の実行回数の折れ線グラフが表示されます。
- トピックの分布:作成されたトピックの数が円グラフで表示されます。
- サブスクリプションの分布:プロジェクト内のサブスクリプションの数が表示されます。
- アクションの分布:使用されたすべての API を示す円グラフです。
- 成功 / 失敗の分布:PubSub API の成功と失敗の割合を示す円グラフです。
「トピックの分布」をクリックすると、実行されたすべての API のリストが実行時間の順に表示されます。