アートワークの貼り付け速度が遅くなった場合や、予期しなれいデータを Illustrator ファイルで検出した場合の解決策を見つけます。

問題

Illustrator のファイル内またはファイル間でアートワークの貼り付けを行うと、予想以上に時間がかかったり、ターゲットドキュメントに予期しないグローバルオブジェクト(例えば、スウォッチ、シンボル、ブラシ)が現れます。

解決策

ご使用の Illustrator のバージョンによって、下記の解決策を 1つまたは複数試してみてください。

ご使用の Illustrator バージョンの選択:

不良なプラグインググローバルオブジェクト名の修正(Mac と Windows、CS6 と CC)

  1. Illustrator の最新バージョンを使用していることを確認します。「ヘルプ/更新」するか、Creative Cloud デスクトップアプリケーションから Illustrator を更新してください。

  2. 以下の ZIP ファイルをダウンロードして、含まれているスクリプト(JSX ファイル)を抽出します。

    ダウンロード

  3. Illustrator を起動し、スクリプトを実行します。「ファイルメニュー/スクリプト/その他のスクリプト」と選択するか、スクリプトを Illustrator までドラッグします。次のメッセージが表示されます:“fixBadPluginGlobalObjectNames preference has been turned ON (fixBadPluginGlobalObjectNames 環境設定がオンになっています)”.

  4. 次のメッセージが表示される場合は、スクリプトを再実行します: "fixBadPluginGlobalObjectNames preference has been turned OFF (fixBadPluginGlobalObjectNames 環境設定がオフになっています)"

  5. Illustrator を終了して再起動し、影響の出ていた Illustrator ファイルを開いて、ファイルが修正されたことを確認します。

CS5 以前の解決策

Illustrator CS5 以前の問題には、以下の 2 つの解決策のいずれかが必要です。最初の解決策で解決できない場合は、2 番目を試してください。

解決策 1 (CS5 以前): 内容復元モードを有効にする

  1. Illustrator を終了します。

  2. Adobe Illustrator 環境設定ファイルを見つけます。例えば、、Illustrator CS5 の環境設定ファイルは、以下のパスにあります。

    • Mac OS: /[ユーザー]/Library/Preferences/Adobe Illustrator CS5 Settings/[言語]/
    • Windows 7/Vista: Users/[ユーザー]/AppData/Roaming/Adobe/Adobe Illustrator CS5 Settings/[言語]/AIPrefs
    • Windows XP: Documents and Settings/[ユーザー]/Application Data/Adobe/Adobe Illustrator CS5 Settings/AIPrefs

    注意:

    Windows では、Application と AppData のファイルは、デフォルトで非表示になっています。非表示ファイルの表示にヘルプが必要な場合は、「Show hidden file (非表示ファイルを表示する)」を参照してください。

  3. 環境設定ファイルをテキストエディター(TextWrangler (Mac OS)、メモ帳(Windows)など)で開きます。(従来型のワープロアプリケーションも使用できます。その場合は、.txt 拡張子を非表示にしないで、ファイルを平文テキストとして保存してください)

  4. 環境設定ファイル内で、以下のようなセクションを見つけます。

    /aiFileFormat {

    /PDFCompatibility 1

    /enableATEReadRecovery 0

    /enableContentRecovery 0

    /enableATEWriteRecovery 0

    /clipboardPSLevel 3

    }

  5. enableContentRecovery 値を0 から 1 に変更します。/aiFileFormatセクションに enableContentRecovery 行がない場合は、行を追加します。編集後、その行は、次のようになるはずです。

    /enableContentRecovery 1

  6. 名前や拡張子を変更しないで環境設定ファイルを保存します。

解決策 2 (CS5 以前):復元したファイルを編集する

  1. Illustrator を起動します。
  2. ドキュメントを開くには、「ファイル/開く」を選択するか、Command + O キーを押します。

    「最近のファイル」リストからダブルクリックでドキュメントを開いたり、Illustrator アプリケーションのアイコンにドラッグしてファイルを開いたりしないでください。 

  3. ファイルナビゲーションダイアログボックスで、修正したいファイルを選択します。

  4. Command + Option + Shift キー(Mac OS)または Ctrl + Alt + Shift キー(Windows)を押して、開くダイアログボックスで「開く」をクリックします。

  5. 空白のウィンドウを保存しないで閉じます。

  6. Finder (Mac OS) または Windows エクスプローラ―(Windows)を使用して、元のファイルを格納していた同じディレクトリで先頭に下線のついたファイルのコピーを見つけてください。例えば、"BrokenFile.ai" を開いた場合は、"_BrokenFile.ai" という新しいファイルが表示されます。

  7. TextWrangler (Mac OS)または UltraEdit (Windows) などのテキストエディターで、下線付きファイルを開きます。(Windows ユーザーは、ワードパッドやメモ帳も使用できます)破損したファイルが大きい場合は、開くまで時間がかかる可能性があります。ご使用のテキストエディタで開くファイルサイズに最大限度がある場合は、別のテキストエディターを使用してください。

  8. 下線付きファイル内で、以下のインスタンスを検索します。

    %AI8_BeginPluginObject

  9. 後続の行をチェックして、以下の文字列の 1 つと一致するかどうか調べます。
    (Adobe カリグラフィブラシツール)
    (Adobe スキャッターブラシツール)
    (Adobe ArtOnPath ブラシツール)
    (Adobe パターンブラシツール)

  10. 行がこれら 4 つの文字列のどれかとぴったり(大文字/小文字の区別も含め)一致しない場合は、%AI8_BeginPluginObjectコメントと後続する最初%AI8_EndPluginObject コメントの間のすべてのテキストを選択します。次に、それらのコメント自体を削除し、選択したテキストを削除します。

  11. ファイル内の %AI8_BeginPluginObject コメントの各インスタンスに対して、手順 9 と 10 を繰り返します。

  12. ファイルを保存します。
  13. Illustrator でファイルを開きます。
  14. すべてのシンボルを削除し、次にすべてのブラシも削除します。あるいは、ファイルに必要なシンボルやブラシストロークが含まれている可能性がある場合は、「未使用のパネル項目の削除」を実行します(「アクション/未使用のパネル項目を削除」を選択し、次に、「現在の選択を再生」を選択します)。  

  15. 新しい名前( "Fixed File.ai" など)でファイルを保存します。

  16. (重要)ファイルを閉じます。

  17. Illustrator で、ファイルを再度開きます。オブジェクトを選択し、新しい空白ファイルに貼り付けることで、ファイルが修正されているかどうか確認します。

追加情報

予期しない内容は Illustrator の過去バージョンの問題が原因であり、現在のバージョンでは修正されています。旧バージョンの Illustrator で保存されたドキュメントを操作する場合、現在のバージョンでそのファイルを開いても、問題が修正されない可能性があります。

予期しないグローバルオブジェクトは、その個々のパネルで表示できることもあり、できないこともあります。予期しないグローバルオブジェクトを削除しようとすると、失敗したり、Illustrator が不安定になって突然終了したりする場合があります。

そのようなドキュメントを保存した場合は、ドキュメントに追加されたグローバルオブジェクトの分量によってドキュメントサイズが著しく増加します。この無効なデータは、気付くよりずっと前からドキュメントに存在していた可能性があり、ドキュメントを旧バージョンで開いても必ずしも問題が修正されるとは限りません。無効なデータは、あるドキュメントから別のドキュメントにアートワークをコピーすることで拡散する可能性があります。

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