エラー: Adobe Sign 認証エラー:access_denied
このエラーメッセージは、Adobe Sign 側の認証機関の問題が原因で許可されないアクションを、ユーザーが試行していることを示します。
このエラーが発生するシナリオには一般的に次の 2 つがあります。
- Salesforce 組織にパッケージをインストールしたとき
- 送信者が最初に Salesforce との統合から同意を送信したとき

環境
Salesforce 用 Adobe Sign(すべてのバージョン)
シナリオ 1:インストールの問題
インストールプロセス中の場合、access_denied エラーの根本原因には 3 つの要素が考えられます。
- Adobe Sign のユーザー ID が間違っているか制限されている
- Adobe Sign アカウント(ユーザー ID がある)がエンタープライズアカウントとして適切に設定されていない
- アカウントが正しいチャネルにない
ユーザー ID を確認する
Adobe Sign と Salesforce は電子メールで各システムのユーザーを同期します(ユーザー名の値ではありません。ユーザー名の値は Salesforce では異なる場合があります)。
体験版のアカウントと Sandbox では、実際に接続している ユーザー ID が意図する ID と異なる状況が発生しやすくなります。
アクセスエラーのトラブルシューティングを始める際は最初に必ず、使用しているユーザー ID が適切な ID であり、管理機関で正確にプロビジョニングされていることを確認してください。
電子メールが一致し、あなたがアカウント管理者であることが必要です。
Salesforce プロファイルの電子メールの値によって、Adobe Sign 側でプロセスを認証するユーザー ID を決定します。
- Salesforce プロファイルを開き、電子メールの値をノートパッドにコピーします。

- 同じ電子メールアドレスを使用して Adobe Sign にログインします。
- ログインできない場合は、リンク「パスワードを忘れた」をクリックし、パスワードを再設定してログインできるようにします。
- パスワードの再設定で問題がある場合、またはパスワードを再設定してもまだログインでいない場合は、サクセスマネージャに連絡して Adobe Sign システムのユーザーにアクセスできるようにしてもらってください。
- 「アカウント」タブをクリックし、左側のオプションレールから「ユーザー」を選択します。
- 「アカウント」タブがない場合、あなたはアカウント管理者ではありません。別の Adobe Sign 管理者(またはサクセスマネージャ)に連絡し、権限の引き上げを依頼します。
- ユーザー(あなたの電子メールアドレスと一致するユーザー)をダブルクリックし、ユーザプロパティを開きます。

- 電子メールの値をチェックし、適切なユーザーを使用していることを確認します。
- ユーザーがアカウント管理者として有効になっていることを確認します。

アカウント管理者として有効になっていない場合、Adobe Sign と Salesforce の間のリンク確立を完了する前に、権限の引き上げが必要です。
システム内であなたの特権を引き上げることができるのは、アカウント管理者のみです。別の Adobe Sign 管理者(またはサクセスマネージャ)に連絡し、アカウントレベルであなたのシステム権限を有効にしてもらいます。
一般的に、サポートおよびサクセスの担当者は、指定されたアカウント管理者とアカウントについて話し合い操作することのみを許可されています。
ユーザーを超えてトラブルシューティングを行う必要がある場合も、サポート/サクセスチームと自由にやりとりできるよう、システム内のアカウント管理者であることが必要です。
Adobe Sign サービスプランを確認する
管理者ユーザー ID はエンタープライズレベルのサービスプランを持つアカウントにある必要があります。
これを確認するには以下の手順を実行します。
- 「アカウント」タブをクリックします。
- 左レイルから個人用設定オプションを選択します。
- 「マイプロファイル」メニューオプションを選択します。
サービスプランは「マイプロファイル」ウィンドウの右上にリストされています。

Adobe Sign がエンタープライズ版(またはエンタープライズ体験版)ではない場合、ユーザー ID が間違ったアカウントにあるか、アカウントがエンタープライズ版にアップグレードされていません。
アカウント管理者電子メールでサクセスマネージャに連絡します。
- Salesforce パッケージをインストール中である旨を伝えます。
- SFDC 管理者としての電子メールアドレスを記入します。
- Adobe Sign にログインしたところユーザーがあるアカウントがエンタープライズプランになっていなかったことを伝えます。
- アカウントが適切なチャネルにあることを確認するよう担当者に要請します。
Adobe Sign アカウントが正しいチャネルにあることを確認する
ユーザーがチェックアウトし、あなたのアカウントがエンタープライズプランの場合、あなたのアカウントは間違ったチャネルにある可能性が高いです。
チャネルはその範囲内のアカウントに権限の種類を許可します。Salesforce はチャネル設定によって有効化された複数の API 設定へのアクセスを要求します。
チャネルの問題を修正できるのはサポートまたはサクセスマネージャのみです。サポート/サクセスマネージャに連絡する際は、以下を実行してください。
- Adobe Sign のアカウント管理者と一致する電子メールアドレスからチームに連絡します。
- システム内のユーザーを確認済みで、サービスプランが正しいことを伝えます。
- エラーメッセージについて伝え、エラーが始まったときにあなたが何を行っていたかを伝えます。
シナリオ 2:ユーザーの問題
以下の場合に、Salesforce 用 Adobe Sign の統合のユーザーにアクセスの問題が発生します。
- ユーザーが正しい Adobe Sign アカウントにいない
- ユーザーの送信権限が失効している
Adobe Sign システムのユーザーを確認すると、根本原因をすぐに特定できます。
ユーザーが Adobe Sign アカウントにいることと、電子メールが一致することを確認します。
Adobe Sign のユーザー ID を確認できるのはアカウントまたはグループの管理者だけです。
あなたが管理者ではない場合、このプロセスを権限のある誰かに伝えて Adobe Sign のユーザーを確認してもらう必要があります。
まず、Salesforce でユーザーの電子メールを確認します。
- Salesforce に管理者としてログインします。
- 以下へ移動します:ホーム/管理者/ユーザー/ユーザー
- 該当するユーザーの「氏名」のリンクをクリックし、ユーザープロファイルを開きます。
- 電子メールの値をノートパッドにコピーします。
- ユーザー名の値は取得しないでください。Adobe Sign へのリンクは電子メールの値
に基づきます。
- ユーザー名の値は取得しないでください。Adobe Sign へのリンクは電子メールの値

Adobe Sign のユーザーを確認するには、以下を実行します。
- 管理者(アカウントまたはグループ)として Adobe Sign にログインします。
- 「ユーザー」タブに移動します:アカウント/ユーザー
- 検索フィールドを使用して、ユーザーの電子メールアドレスを検索します。
- この電子メ―ルの値は Salesforce の電子メールと一致する必要があります。一致しない場合、ユーザー ID が間違っています。
- ユーザーがまったく見つからない場合は、ユーザーが別のグループまたはアカウント(おそらく体験版)にいる可能性があります。
- ユーザーをあなたのグループ/アカウントに移動するには、ユーザーの作成を試行できます。
- ユーザーを作成できない場合は、サクセスマネージャに連絡し、ユーザーの電子メールアドレスを伝えます。

Adobe Sign のユーザー ID に送信権限があることを確認します。
ユーザーが見つかったら、Salesforce のユーザーと同じ電子メールの値がある行をダブルクリックします。これでユーザープロパティが開きます。
- ユーザーのステータスが「アクティブ」になっていることを確認します。
- ステータスが「無効」の場合、ユーザーを再アクティベートする必要があります。
- ステータスがそれ以外の値の場合、ユーザーはパスワードを再設定する必要があります。
- ユーザーが文書を送信できることを確認します。
- ユーザーが文書の送信を行えない場合は、行えるようにします。

追加情報
Salesforce 用 Adobe Sign などの統合は、Adobe Sign エンタープライズ版またはエンタープライズ体験版のサービスプランでのみインストールできます。
開発者アカウントは統合をインストールできますが、有効にする前にサポート/サクセスによって正しいチャネルに移動する必要があります。
アカウントにログイン