空のプロジェクトまたはレスポンシブプロジェクトを作成します。このプロジェクトは、テーマを適用するプロジェクトです。
テーマを使用することにより、統一のとれたカラー、スライドのよくプランニングされたレイアウト、フォント、エフェクトが使用され、プロジェクトの外観が向上します。プロジェクトを作成するときに、デフォルトのテーマがプロジェクトに適用されます。Adobe Captivate と一緒に出荷される既成のテーマの 1 つを選択することでテーマを変更できます。テーマをカスタマイズし、それを別のテーマとして保存して別のプロジェクトに再利用できます。
テーマの構成要素
各テーマは次の要素で構成されます。
マスタースライド (最小 7)
メインマスタースライド(先頭にテーマの名前を表示)
コンテンツマスタースライド
質問マスタースライド (5 個)
オブジェクトスタイル. 例えば、「Woody」というテーマは、Woody キャプションスタイル、失敗、成功キャプションなどのスタイルを含みます。
テーマに関連するスキンと目次設定
記録のデフォルト
これらのスライドの説明は、マスタースライドを参照してください。
テーマの各コンポーネントを変更することができます。 詳しくは、「テーマのカスタマイズ」を参照してください。
テーマバー (テーマ/テーマ) には、テーマの代表的なコンテンツマスタースライドが表示されます。
テンプレートとテーマ
テンプレートとテーマの違いは、テンプレートは「いつ、どこに」コンテンツ (メディアを含む) 配置するかを決定するのに対して、テーマはプロジェクトの外観を決定するという点です。たとえば、あなたのチームによって開発されたすべての学習コースに対して標準的なアプローチをする場合を考えてみます。まずプリテストを用意し、その次にコンテンツ、その後にポストテストを用意するものとします。必要なタイプのスライドを持つテンプレートを作成したり、これらの各セクションに含めるスライド数を決定したりできます。
一方、プロジェクトの背景のために水のテーマを必要としていて、スライドにはこのテーマにマッチしたカラーを持たせたい場合は、テーマを適用します。
プロジェクトテンプレート内のテーマを使用するというワークフローをお勧めします。 そうすることにより、テンプレートに基づくプロジェクトに確実に標準テーマを使用することができます。
テーマの適用
テーマをプロジェクトに適用するには、以下の手順を実行します。
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ツールバーで「テーマ」をクリックします。
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以下のオプションが表示されます。
- このプロジェクトで使用されるテーマ:プロジェクトで使用されるテーマが表示されます。 新規プロジェクトの場合は、デフォルトのテーマが使用されます。
- 使用可能なその他のテーマ:事前にインストールされているテーマがすべて表示されます。 このようなテーマは、C:\Users\Public\Documents\Adobe\eLearning Assets\Layouts\11_5\en_US で入手できます。
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次のいずれかの方法でテーマを適用できます。
- 参照:「参照」をクリックすると、事前にインストールされているテーマ(ローカルに保存されているテーマ)を選択できます。
- テーマを入手:「テーマを入手」をクリックすると、アセットパネルが起動し、選択および適用できるテーマが表示されます。
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アセットパネルでテーマを選択して、テーマを適用します。 次のオプションを利用できます。
- 適用:「適用」をクリックすると、選択したテーマがプロジェクトに適用されます。 プロジェクトに適用されているテーマが存在する場合、古いテーマは新しいテーマによって上書きされます。 新しいテーマは、C:\Users\Public\Documents\Adobe\eLearning Assets\Layouts\11_5\en_US にもコピーされます。
- ダウンロード:「ダウンロード」をクリックすると、テーマが C:\Users\Public\Documents\Adobe\eLearning Assets\Layouts\11_5\en_US にダウンロードされます。 ダウンロード後に、テーマを使用できるようになります。
テーマフォントとテーマカラー
多くの場合、eラーニングプロジェクトをデザインするときはクライアントが提供するブランディングガイドラインに準拠する必要があります。これらのガイドラインでは、プロジェクトで使用するフォントやカラースキームなどのが指定される場合があります。
Captivate の以前のバージョンでプロジェクトに新しいフォントを組み込む場合は、オブジェクトスタイルマネージャーに移動し、すべてのタイプのオブジェクトとキャプションのフォントを変更して、その変更をすべての場所に適用する必要がありました。
この方法だとフォントの変更に時間がかかり、エラーも発生しやすくなります。
Captivate(2019 release)アップデート 2 では、高い生産性を維持しつつ、わずか数回のクリックでテーマのフォントやカラーを指定できるようになりました。
テーマフォントを変更
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プロジェクトを作成し、そのプロジェクトにテーマを適用します。
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プロパティインスペクターの「マスタースライド」ドロップダウンリストから、コンテンツスライドを選択します。
前と同じ手順を使用して、2 番目のスライドをプロジェクトに追加します。
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プロジェクトで使用されているフォントを確認します。
「スタイル」タブの「文字」ドロップダウンリストで、プロジェクトに適用したテーマで最初の 3 つのフォントが使用されていることを確認できます。
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ツールバーで、テーマ/テーマのプロパティをクリックします。
「編集」をクリックします。
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テーマのプロパティダイアログボックスの「フォント 1」ドロップダウンリストで、デフォルトでテーマに含まれていたフォントを置き換えるフォントを選択します。
「保存して適用」をクリックすると、プロジェクト全体で元のテーマのフォントが新しいフォントで置き換えられます。
テーマカラーの変更
プロジェクトに適用したテーマのカラーを変更することもできます。テーマのプロパティダイアログボックスで、既存のテーマに適用するカラースキームを選択します。
変更内容を保存するには、「完了」をクリックします。
テーマの適用
ツールバーで「テーマ」をクリックし、ドロップダウンから任意のデフォルトテーマまたはカスタマイズしたテーマを選択してクリックします。この新しいテーマで既存のスタイルやプロパティを上書きしても問題ないかどうかを確認するダイアログが表示されます。確認したら、テーマがプロジェクトに適用されます。
プルダウンでは他のテーマを参照することができます。任意の .cptm ファイルを選択するとプロジェクトにテーマが適用されます。
Adove Captivate でテーマを効果的に適用するためには、オブジェクトに対して均一なスタイルを使用するようにしてください。たとえば、すべてのテキストキャプションが 1 つのスタイルになるようにできます。
テーマをプロジェクトに直接適用することも、テーマをプロジェクトテンプレート内で使用して標準のルック&フィールを持たせるようにすることもできます。
テーマをプロジェクトに適用したとき
プロジェクト内の各スライドに対して、Adobe Captivate は、リンクされているマスタースライドのレイアウトと適用したテーマのマスタースライドのレイアウトを比較します。 一致するレイアウトが見つかると、スライドがそのマスタースライドにマッピングされます。一致が見つからなかった場合、Adobe Captivate では新しいマスタースライドを作成し、スライドをマッピングします。
既存のテーマのデフォルト設定を使用するオブジェクト、レイアウト、スキンエディター、および目次は、適用されたテーマ内のそれぞれのデフォルトスタイルにマッピングされます。これらの要素への上書きはプロジェクト内に保持されません。
スライドを別のプロジェクトにコピーして貼り付けると、そのターゲットプロジェクトのテーマがスライドに適用されます。スライドに上書きされたオブジェクトとレイアウトが含まれている場合、上書きされた設定が保持されます。
プロジェクト内でソフトウェアシミュレーションを記録すると、デフォルトのキャプションとハイライトボックスが、プロジェクトテーマ内の対応スタイルにマッピングされます。
ソースのコピーと出力先のテーマ
Captivate (2019 release) アップデート 2 では、ソースプロジェクトのテーマをコピーし、テーマを出力先のプロジェクトに適用することができるようになりました。つまり、ソースの書式を移動先のプロジェクトに適用した状態で、コピーして貼り付けできることを意味します。
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空白のテーマでプロジェクトを作成し、いくつかのオブジェクトをプロジェクトに挿入します。
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テーマをプロジェクトに適用します。テーマを適用するには、ツールバーで「テーマ」をクリックし、テーマの一覧からテーマを選択します。
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テーマを適用したら、スライドまたはサムネールビューのスライドを右クリックし、「コピー」をクリックします。このアクションにより、プロジェクトのテーマがコピーされます。
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2 つ目のプロジェクトを作成します。このプロジェクトで、最初のプロジェクトでコピーしたソースのテーマを貼り付けます。
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プロジェクトにソーステーマを適用するには、サムネールビューのスライドを右クリックし、「貼り付け」をクリックします。
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ソーステーマをコピーすると、ソースプロジェクトのテーマプロパティを継承するプロジェクト内に新しいスライドが表示されます。新しいスライドは、出力先プロジェクトのサムネールビューに表示されます。
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プロジェクトの元のテーマを保持したい場合は、サムネールの下の「テーマを貼り付け」ボタンをクリックして、「出力先テーマを使用」を選択します。デフォルトでは「ソーステーマを保持」オプションが選択されています。
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「出力先テーマを使用」オプションをクリックすると、プロジェクトのテーマが 2 つ目のプロジェクトが作成された際の元のテーマに戻ります。
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テーマを適用したら、同じテーマを以下にも適用することができます:
- すべてのスライド
- 選択したスライド
- 一致するスライド
貼り付け先は、出力先プロジェクトで現在選択されているスライドのテーマに基づきます。貼り付け前に選択したスライドのテーマが、出力先テーマの貼り付け先として適用されます。
テーマのマスタースライドのカスタマイズ
背景、ロゴ、ヘッダーなどを使用してマスタースライドを作成して、プロジェクトの標準スライドに適用できます。
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テーマが既に適用されているプロジェクトを開きます。マスタースライドビュー(テーマ/マスタースライド)に移動して、カスタマイズ対象のスライドを選択します。
例えば、コンテンツスライドをカスタマイズするには、マスタースライドのリストからスライドを選択し、必要な視覚要素を適用します。
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次のように、ロゴ、フッターテキストなどを使用してスライドをカスタマイズします。
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マスタースライドを使用するには、フィルムストリップビューに移動し、コンテンツスライドを挿入して、ドロップダウンリストからマスタースライドを選択します。
スライドのデザイン中に追加したすべての視覚要素が、コンテンツスライドに含まれていることを確認できます。
テーマのカスタマイズ
テーマは、それを構成しているマスタースライド、オブジェクトスタイル、スキン、テーマカラー、および目次設定を編集することでカスタマイズできます。
カスタマイズの詳細は次を参照してください。
- マスタースライドについては、マスタースライドを参照してください。
- オブジェクトスタイルについては、オブジェクトスタイルを参照してください。
- プロジェクトのスキンのテーマ設定については、スキンを参照してください。
- 目次のテーマ設定については、目次 (TOC) を参照してください。
- 記録のデフォルトについて詳しくは、記録の環境設定を参照してください。
- テーマの色は、「テーマ色のカスタマイズ」を参照してください。
カスタマイズしたテーマを保存するには、テーマ/テーマを保存をクリックします。テーマは CPTM ファイルとして保存されます。
複数のプロジェクトに対するテーマの再利用
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テーマを変更した場合は、テーマ/テーマを保存をクリックして変更を保存します。テーマは CPTM ファイルとして保存されます。
マスタースライド、オブジェクトスタイル、スキンエディター、目次テーマ設定に対する変更は、保存されたテーマの一部となります。
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テーマを再利用するプロジェクトを開きます。
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ツールバーの「テーマ」アイコンをクリックすると、デフォルトおよびカスタマイズしたテーマのドロップダウンリストが表示されます。先に保存したテーマをクリックすることで、プロジェクトに適用できます。