Dimension 2.3 では、アクションバーに新しいオプション、「整列と分布」が表示されます。このインタラクティブウィジェットを使用すると、モデルをすばやく選択して配置を調整し、オブジェクトを完璧に等間隔に揃えることができます。ハンドルをドラッグすると、複数のオブジェクト間の間隔を調整できます。

このアクションの使い方について詳しくは、整列と分布を参照してください。
Dimension のシーン全体を保存するだけでなく、.dn、.obj、.gltf、.glb などのいくつかの一般的なファイル形式で特定のモデルを書き出せるようになりました。.dn として保存するのは、他の Dimension プロジェクトでモデルを再利用するのに最適で、デカールとオブジェクトのすべての設定が維持されます。その他の形式では、プロジェクトを他のアプリケーションやサービスに取り込むことができます。
今回のアップデートでは、Dimension から Creative Cloud ライブラリにモデルを追加することができるようになり、モデルを整理し、多数のプロジェクトで再利用することが簡単になりました。

書き出し形式について詳しくは、サポートされているファイル形式 | 3D モデルを参照してください。
iFrame 埋め込みを使用して、任意の Web サイトに 3D コンテンツを簡単に送信できるようになりました。Dimension で 3D シーンを作成し、「3D シーンを公開(ベータ版)」機能を使用してウェブに送信するだけです。新しい埋め込み機能では埋め込みコードが生成され、任意のサイトに配置できます。

書き出し形式について詳しくは、3D シーンを公開(ベータ版)を参照してください。
- ライセンスのアップグレード:Dimension では、教育および研究施設向けに共有デバイスライセンスがサポートされるようになりました。
- リアルタイムレンダラーの強化:インタラクティブキャンバスで 3D をプレビューするときに使用するリアルタイムレンダリングが強化され、透明感とパフォーマンスが向上しました。
- レンダリングのノイズを除去機能の強化:このオプションは、画像ノイズ除去を使用してレンダリング時間を短縮します。この設定は、アプリケーションの環境設定にあり、初期設定でオンになっています。ノイズ除去技術は Dimension 2.3 で更新され、ビジュアルが大幅に改善されています。これは当社の人工知能および機械学習技術である Adobe Sensei によって実現しました。
- SVG 画像の読み込み:背景またはデカールとしてなど、任意の画像入力に .svg 画像を使用できるようになりました。
- クラウドレンダリング解像度の向上:クラウドレンダリングのサイズ制限が 2000 x 2000 px から 4000 x 4000 px に向上しました。
- カメラツールの更新:カメラツール(軌道、パン、遠近移動)が動作を微調整できるようになり、3D ナビゲーション時にスムーズに操作できるようになりました。
- スティッキーツールオプション:ツール動作の多くのオプションがスティッキーになり、セッション間で保持されるようになりました。範囲選択、自動選択範囲、カメラツールの設定などが該当します。