Document Cloud Web の 2018 年 10 月リリース
Web、モバイル、およびデスクトップでの統一共有エクスペリエンス
新しい統一共有エクスペリエンスでは、Web、モバイル、およびデスクトップで文書の共同作業を簡単におこなうことができます。PDF を表示したり PDF に注釈を付けたりするには、PDF へのリンクを共有します。リンクとして共有された PDF は、どのデバイスのどのブラウザーでも開くことができます。Document Cloud を使用すれば、電子メールと同じくらい簡単な操作で、より多くの制御と完全なトラックを実現できます。受信者はリンクが記載された電子メールを受信し、クリックしてブラウザーで文書を表示し、コメントを付けることができます。ログインや、ソフトウェアのインストールは必要ありません。
新しいエクスペリエンスでは、次のいずれかの方法で文書を共有できます。
- Document Cloud 共有オプションを使用してパーソナライズされた招待状を送信する
- 電子メールで匿名またはパブリックリンクを送信する
詳しくは、PDF の共有およびトラックを参照してください。
Web、モバイル、およびデスクトップの統一ホームビュー
新しいホームビューでは、Web、モバイル、デスクトップから、表示用、レビュー用、および署名用に共有したすべての文書を 1 か所でトラックおよび管理できます。
これには、文書を管理できる、新しいアクション可能なツールが含まれます。
最近使用したファイルの統一リスト
お使いのコンピューターや Document Cloud ストレージから表示用に開いたファイル以外に、表示用、レビュー用、および署名用に自分が共有したまたは自分と共有されたファイルを表示します。
To Do カード
表示、レビュー、署名用に受信し、自分のアクションを待機中の文書を表示します。
検索ボックス
すべての Document Cloud ファイルと、表示、レビュー、または署名用に送信/受信したファイルを検索できます。
通知ベル
表示、レビュー、および署名用に共有した文書の送受信リクエストをすべて表示できます。
コンテキストパネル
コンテキストメニューを使用して、すべてのホームビューでファイルに対するアクションをおこない、共有文書の参加者のステータスやアクティビティ履歴を確認できます。
共有ファイル
共有ファイルのトラックと管理をサポートします。すべての共有ファイルは、使いやすさを考慮し、ワークストリームに基づいてグループ化されます。表示用に共有したファイルは「表示用」タブ、レビュー用に共有したファイルは「レビュー用」タブ、署名用に送信または受信したファイルは「署名用」タブに表示されます。
A. 最近使用したファイル B. To Do カード C. 統一検索 D. 通知 E. コンテキストパネル F. 共有ファイル
詳しくは、ファイルの管理と操作を参照してください。
統一 Document Cloud レビューサービス
新しい Adobe Document Cloud レビューサービスでは、Document Cloud Web、Acrobat Reader モバイルアプリケーション、または Acrobat デスクトップアプリケーションから、PDF ファイルをレビュー用として簡単に共有することができます。フィードバックの収集と管理を、複数の電子メール添付ファイルではなく 1 か所でおこなうことによってプロセスを簡素化し、常に進行状況を把握することができます。また、ログインや追加ソフトウェアのインストールを必要とせず、すばやく関連情報を見つけることができる使いやすい注釈ソリューションで、レビュー者の生産性を維持します。
メンション、期限、リマインダー、「完了しました」などの直感的な機能を使用して、依頼者にレビューが完了したことやまだレビュー中であることを通知してレビュープロセスの透明性を上げ、レビューを早く進め、完了を早めます。
レビューのステータスが変更されたり、日次集計以外のアクションがタグ付けされたりすると、依頼者とレビュー者に通知されます。また、誰かが注釈を付けたときにも通知されます。
詳しくは、PDF レビューの開始を参照してください。
統一文書検索
アプリケーションヘッダーの中央上にある新しい検索ボックスでは、Document Cloud アカウント内のすべてのファイルや、表示用、レビュー用、署名用に送信および受信したファイルを検索することができます。また、新しい文書ウィンドウでファイルを開かなくても、検索結果からアクションボードにアクセスできます。
ロックとトラックを使用した入力と署名
入力と署名ツールは、Adobe Sensei を使用するようになりました。ツールには次の新機能が付属します。
- Sensei を使用した新しいフォームフィールド検出と、テキスト、チェックマーク、十字、ラジオボタン、およびマス目フィールドの整列で、フォーム入力を素早くおこなう。自動整列により、フォントサイズをフィールドサイズに合わせ、フィールドボックスや線と揃えます。
- 入力された署名入りフォームの編集不可コピーのリンクを送信する。コピーは Adobe Sign で認証されます。受信者は簡単に変更を加えることはできません。変更が加えられると証明書は無効になります。
詳しくは、フォームへの入力と署名を参照してください。
Adobe Sign の「署名用に送信」ツール
詳しくは、文書を署名用に送信および署名用に送信された契約書のトラックを参照してください。
Adobe Document Cloud の新しい「署名用に送信」エクスペリエンス
使い慣れた Adobe Sign や署名用に送信機能を使用できなくなったように見えますが、これらの機能は引き続きご利用いただけます。ただし、契約書のトラックと管理などのツールの場所が変わりました。
ユーザーが新しいユーザーエクスペリエンスに適応できるよう、新しい Document Cloud 環境への移行をサポートするガイドを作成しました。Adobe Document Cloud での新しい「署名用に送信」エクスペリエンスを参照してください。
その他の変更点と問題
- Safari 10 はサポートされていません。
- ファイルのサムネールビューはサポートされていません。
- 配信通知の電子メールの送信とトラックの無効化はサポートされていません。
- 送信とトラックを使用してファイルを共有する場合、カスタムブランディングはサポートされません。
- タブレットと電話に対するサポートは限定的です。これらのプラットフォームで Acrobat モバイルアプリケーションを使用することをお勧めします。
- Document Cloud(DC)Web へのプログレッシブな移行は、今後数週間でおこなわれる予定です。PDF パックユーザーが新しい DC Web に移行すると、Adobe Sign にログインできなくなりますが、その代わり、DC Web に Adobe Sign 機能があります。
- Acrobat Pro および Acrobat Standard ユーザーは Adobe Sign にログインすることはできませんが、DC Web の Adobe Sign 機能をお使いいただけるようになりました。
- 署名用に送信ユーザーは、常に署名作成エクスペリエンスを使用します。
- 表示用/レビュー用に文書を共有したユーザーは、共有文書の URL をコピーして他のユーザーに送信することはできません。代わりに、「受信者を追加」を使用して追加の受信者へリンクを送信します。
- 2018 年 5 月より前の Active Sign 契約書には、10 月 8 日の週からアクセスできます。