ラフカット

注意:

映像制作者やコンテンツクリエイターによるニーズの変化に伴い、Adobe Prelude は廃止されます。2021 年 9 月 8 日以降、Prelude は Adobe.com でダウンロードできなくなります。詳しい情報と、サポート期間中に Prelude をダウンロードする手順については、FAQ を参照してください。

1 分でわかる:ラフカットのアセンブル

Maxim Jago

ラフカットは、最終的なシーケンスが完成する前に、さまざまなクリップの基本的な編集プロセスとして使用される、ビデオクリップおよびオーディオクリップのタイムラインベースのシーケンスです。編集プロセスには、トリミング、クリップ選択、クリップの並べ替えと順序の指定が含まれています。

ラフカットの作成

  1. ファイルラフカットを作成を選択します。
  2. ラフカット(.arcutx)ファイルの名前を入力し、「保存」をクリックします。
  3. プロジェクトパネルのラフカットをダブルクリックして、タイムラインパネルおよびモニターパネルで開きます。
  4. ラフカットに追加するムービークリップまたはサブクリップを選択します。
  5. ファイルラフカットに付加を選択します。ムービークリップは、選択された順番でタイムラインに追加されます。または、ライムラインにムービークリップをドラッグします。
  6. 暫定版メニューのオプションを使用して、ラフカットでムービークリップを選択したり並べ替えたりします。
  7. プロジェクトを保存して、ラフカットファイルに変更を保存します。
注意:

ラフカットのコピーを作成するには、ファイルラフカットを別名で保存を選択し、別の名前でラフカットファイルを保存します。

注意:

2014 年 10 月の Prelude CC 2014.1 以降のバージョンでは、.arcutx という拡張子付きでラフカットファイルを保存します。以前のバージョンの Prelude では、.arcut という拡張子付きでラフカットファイルを保存していました。

ラフカットにマーカーを追加する

  1. マーカーが含まれているクリップをタイムラインで開きます。背景でラフカットを開きます。

  2. ラフカットに追加するマーカーを選択します。

  3. ラフカット選択したマーカーを追加を選択します。

    タイムラインで現在開かれているラフカットにマーカーが追加されます。マーカーの追加元のクリップもラフカットに追加されます。   

    注意:

    ラフカットとサブクリップマーカーが含まれるクリップがタイムラインパネルで開かれている場合、クリップ内のサブクリックマーカーを選択してラフカットに追加できます。

ボイスオーバーをラフカットに追加

ボイスオーバーを作成してラフカットに追加できます。Prelude ではオーディオクリップを個別に作成できますが、ボイスオーバー機能を使用して、再生中にオーディオクリップを録音することができます。

最終的なシーケンスが完成する前に、基本的な編集プロセスでボイスオーバーを録音してビデオフッテージにオーバーレイできます。Adobe Prelude では、複数のボイスオーバーをラフカットに追加することもできます。

ラフカットのボイスオーバーを録音するには、次の手順をおこないます。

オーディオトラックを追加します。

  1. ラフカットラフカットを作成を選択してラフカットを作成し、タイムラインで開きます。

  2. タイムラインを右クリックして、コンテキストメニューから「オーディオトラックを追加」を選択します。

  3. モノラルステレオ5.1トラックのいずれかを追加するように選択できます。

「ボイスオーバー録音設定」を指定する

  1. オーディオトラック」を右クリックして、コンテキストメニューから「ボイスオーバー録音設定」を選択します。

  2. 次の設定を入力するか変更します。

    名前

    オーディオトラック名。

    ソース

    ボイスオーバーに適したオーディオハードウェアを選択します。ボイスオーバーに適したオーディオハードウェアを選択します。ソースオプションで、自動的にシステムに接続されているすべてのオーディオハードウェアが検出されます。

    カウントダウンサウンドキュー

    ボイスオーバーオーディオトラックを録音する前にサウンドキューが出されるようにします。

    入力

    ソースオプションで選択したオーディオハードウェアに使用可能なオーディオチャンネル。  

    プリロール

    ボイスオーバーのプリロールを有効にして指定します。プリロールカウントダウンは、録音を準備して開始するタイミングを指示するための視覚的なキューです。録音はカウントダウンがゼロになったら開始します。

    ポストロール

    ボイスオーバーのポストロールを有効にして指定します。 ポストロールカウントダウンは、録音の終了を示す視覚的なキューです。

    キャプチャしたオーディオ

    録音されたオーディオファイルを保存する場所を指定するか、参照します。

    オーディオメーター

    オーディオメーターを使用して、コンピューターに接続されているマイクやその他のオーディオデバイスをテストします。オーディオメーターの揺らぎは、オーディオデバイスが正常に機能していることを確認します。

  3. ボイスオーバー録音設定ダイアログを終了するには、「閉じる」をクリックします。

キャプチャしたオーディオの保存場所の設定

  1. オーディオトラックを右クリックし、「ボイスオーバー録音設定」を選択します。

  2. キャプチャしたオーディオ」フィールドを使用して、録音したオーディオファイルを保存するコンピューター上の場所を指定するか参照します。

  3. 閉じる」をクリックします。

ボイスオーバーを録音する

タイムラインから直接オーディオトラックにボイスオーバーを録音するには、次の手順に従います。

  1. ボイスオーバーの録音先となるオーディオトラックを追加するか(オーディオトラックを追加を参照)、既存のオーディオトラックを選択します。

  2. ボイスオーバーを挿入する位置に再生ヘッドを配置して、ボイスオーバー録音ワークフローを開始します。

  3. プリロールカウントダウンを有効にします。再生ヘッドを配置すると、ボイスオーバー録音ワークフローが開始されます。プリロールカウントダウンがモニターにオーバーレイとして表示されます。ボイスオーバー録音設定ダイアログで、プリロールおよびポストロールのカウントダウンを指定できます。

    タイムラインからボイスオーバー設定へのアクセス

  4. オーディオトラックのヘッダーにある ボタンをクリックして、録音を開始します。録音を一時停止または続行するには、モニターの再生コントロールを使用します。

    注意:

    定義済みのインとアウトの範囲を使用する場合、ボイスオーバー録音ボタンのクリックで開始点、終了点を決める必要はありません。再生ヘッドがタイムラインのインポイントに達すると、録音が自動的に開始されます。

  5. ボタンをクリックして、録音を終了します。

    録音が完了すると、録音のオーディオファイルが作成されます。オーディオファイルは新規プロジェクト項目としてプロジェクトパネルに読み込まれます。

ラフカットをほかのアプリケーションで開く

Adobe Premiere Pro と Prelude を同じコンピューターにインストールしている場合、ラフカットを Premiere Pro に直接送信できます。

別のコンピューター上で動作している Premiere Pro や Final Cut Pro などのアプリケーションで使用するファイルを作成するには、書き出しオプションを使用します。

  1. プロジェクトパネルで、Adobe Premiere Pro に送信するラフカットと別のクリップまたはビンを選択します。

  2. ファイルPremiere Pro に送信を選択します。

    Adobe Premiere Pro が起動し、新しいプロジェクトを保存するように求められます。Adobe Premiere Pro が既にコンピューターで起動している場合、開かれたプロジェクト上に Prelude の項目が表示されます。

  3. ラフカットがプロジェクトパネルに表示されます。プロジェクトパネルでラフカットをダブルクリックします。

    Prelude で追加したすべてのマーカーを Premiere Pro で利用できます。Premiere Pro で Prelude に追加したマーカーを編集できます。

他のアプリケーションへの書き出し

  1. プロジェクトパネルで、書き出すラフカットと別のクリップまたはビンを選択します。

  2. ファイル書き出しプロジェクトを選択します。

  3. 保存先メニューで、次のいずれかの操作を行います。

    • 書き出すプロジェクトをお使いのコンピューターに保存する場合は、「ローカルディスク」を選択します。
    • 書き出すファイルを FTP サーバーにアップロードする場合は、「FTP サーバー」を選択します。
  4. 書き出すプロジェクトの名前を入力します。

  5. 種類メニューから、最終編集用に「Premiere Pro」または「Final Cut Pro」を選択します。

  6. メディア」を選択すると、プロジェクトファイルとともに関連するメディアも書き出されます。関連するメディアが指定された場所のサブフォルダーにコピーされます。Prelude がサブフォルダーに割り当てるデフォルト名を編集できます。

  7. OK」をクリックします。保存先としてローカルディスクと FTP サーバーのどちらを選択したかに応じて、次のいずれかの操作を行います。

    • 書き出すファイルを保存するコンピューター上の位置を選択します。
    • 書き出すファイルをホストする FTP サーバーの詳細を入力します。

    プロジェクトを書き出したフォルダーまたはディレクトリに移動します。Adobe Premiere Pro プロジェクトまたは Final Cut Pro XML ファイルを開きます。

その他の関連ヘルプ

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト