Animate は完全に Creative Cloud と統合されました。これにより、設定を Creative Cloud に同期させ、それを複数のコンピューター(最高 2 台)に同期させることが可能になります。Creative Cloud へのバックアップと設定の同期機能を併せて使用すると、Animate を再インストールした場合も、設定を復元して再利用することができます。
この関数は、Animate 18.0 以前のバージョンでのみ使用できます。
以下の各設定を、Creative Cloud と同期したり、複数のコンピューター間で同期したりできます。
- ワークスペース:アクティブなワークスペースとユーザー定義のワークスペースの同期が含まれます。別のマシンでダウンロードすると、画面の解像度に合わせて適切な調整が行われた上で、パネルの位置が維持されます。
- キーボードショートカット/カスタムプリセット:デフォルトのカスタマイズされたショートカットキー。
- ドキュメントプロパティ:ステージに関連するドキュメント設定が含まれます。
- アプリケーションレベル環境設定:環境設定パネルの次のタブにあるオプションセットが含まれます。
- 一般
- 設定の同期
- コードエディター
- スクリプトファイル
- コンパイラー
- テキスト
- 描画
- スプライトシート設定:スプライトシートジェネレーターの出力オプション(画像サイズ、アルゴリズム、データ形式など)。
- グリッド、ガイドおよび吸着の設定:Animate の表示メニューを使用したグリッド、整列、ピクセル、オブジェクト、ガイドおよび吸着オプション。
2 つの異なるプラットフォーム(Mac と Windows)間で設定を同期するように選択することもできます。ただし、オペレーティングシステムの様々な違いから、プラットフォーム間で同期する場合は制限があります。特定の設定は同期できません。例えば、control キー(MAC)を含むキーボードショートカットは、Windows コンピューターで設定をダウンロードするときには無視されます。
Creative Cloud との Animate 設定の同期
- Animate を起動します。
- 最初に Animate を起動すると、Adobe Animate ダイアログボックスが表示されます。
- 同期の開始:「今すぐ同期」ボタンをクリックすると、Animate の設定が Creative Cloud と同期されます。
- デフォルトの同期設定の変更:「詳細」をクリックします。環境設定パネルの「同期の設定」セクションが表示されます。必要に応じて、これらの設定を確認し、変更します。
- 同期の無効化:「同期設定を無効」ボタンをクリックすると、Animate 設定の Creative Cloud との同期が無効になります。
- いつでも、Creative Cloud と同期する場合は、Animate のタイトルバーで ボタンをクリックし、「今すぐ同期」をクリックします。
- また、同期設定を変更する場合は、編集/環境設定/同期の設定を選択します。変更した設定を Creative Cloud と同期するには、「今すぐ同期」ボタンをクリックします。
Creative Cloud からの設定のダウンロード
2 つのシステム間で Animate の設定を同期できます。あるコンピューター上で設定を変更し、変更した設定を Creative Cloud と同期して、別のコンピューターでその設定をダウンロードできます。
2 番目のコンピューターの設定がデフォルトの状態であるか変更されていない場合は、Creative Cloud から設定をダウンロードできます。設定がシステムに正常にダウンロードされると、更新された設定の準備が完了しましたダイアログが表示されます。
ただし、Creative Cloud との同期を行わずに設定が変更されている場合は、競合が発生する可能性があります。このような競合の解決方法について詳しくは、同期の競合の解決を参照してください。
例えば、職場のコンピューターでキーボードショートカットを変更し、Creative Cloud と同期したとします。この設定を、家にある別のコンピューターでダウンロードし適用できます。
- Animate を起動します。
- Animate で、 ボタンをクリックします。
- 「設定をすぐに同期」ボタンをクリックします。
- 更新された設定の準備ダイアログで、「適用」をクリックし、現在の設定をダウンロードした設定で上書きします。
ダウンロードした設定を適用する前に Animate を終了した場合、アプリケーションの再起動時に自動的に適用されます。
競合の解決
複数のコンピューターを使用する場合は、どのコンピューター上でも同期設定を変更できます。ただし、別のコンピューター上で同じ設定をさらに変更すると、競合が発生する可能性があります。
例えば、職場のコンピューターでスプライトシートの設定を変更したとします。さらに、これらの設定を自宅のコンピューターで変更します。スプライトシートの設定を変更する前に自宅のコンピューターが Cloud と同期されていない場合、競合が発生します。
このような競合を解決するには:
- Animate で、 ボタンをクリックします。
- 次のダイアログボックスが表示されます。
- 以下のオプションを使用して、ローカル設定を維持するか、Creative Cloud から設定をダウンロードするかを選択できます。
ローカルで同期
このコンピューターのローカル設定で Creative Cloud と同期します。Creative Cloud の設定がローカルの設定で上書きされます。
Cloud で同期
Creative Cloud からローカルコンピューターに同期します。ローカル設定で行われた変更は無視され、Creative Cloud からダウンロードされた設定に置き換わります。
トラブルシューティング
- プリセットに追加されたキーボードショートカットの名前が無効(OS でサポートされていない名前)であると、そのキーボードショートカットは Creative Cloud と同期されません。
- また、様々なメニューの下に表示されるキーボードショーカットは、異なるプラットフォームのシステム間では同期されません。例えば、「フォントマッピング」コマンドは、Mac および Windows バージョンの Animate にある様々なメニューに表示されます。Mac で「フォントマッピング」に新しいキーボードショートカットが割り当てられ、Creative Cloud と同期した場合、そのキーボードショートカットは、Windows でダウンロードおよび使用することはできません。
- フォント設定は Creative Cloud と同期されません。
- エラーの処理:
- インターネットに接続されていません:インターネットに接続されていない場合、Animate はエラーをスローし、同期設定を Creative Cloud にアップロードしたり、Creative Cloud からダウンロードしたりすることはできません。システムが正常にインターネットに接続されていることを確認してください。
- サーバーはビジー状態です:Creative Cloud サーバーがビジー状態の場合、Animate はエラーをスローし、設定を Creative Cloud から同期できません。
- ディスク容量が不足しています:ローカルシステムのディスク容量が不足している場合、Animate からエラーがスローされ、Creative Cloud からの設定のダウンロードは失敗します。