Animate CC の最新リリースの新機能について説明します。
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2018 年 10 月リリースの Animate CC(バージョン 19.0)では、キャラクターアニメーター、ゲームデザイナー、広告デベロッパー、アニメーター、教育コンテンツクリエイター向けの便利な新機能が導入されています。ここでは、これらの新機能の簡単な紹介と、詳細を記載したリソースのリンクを示します。


自動リップシンク(Adobe Sensei 搭載)

Animate CC を 使用するキャラクターアニメーターにとって、リップシンクの作成は常に時間のかかる作業でした。Adobe Sensei を搭載した Animate を使用して、口の動きと音声を自動でマッチさせることができるようになりました。 

自動リップシンクを使用すると、選択したオーディオレイヤーに基づいて、タイムラインに適切な口の形をより簡単かつ素早く配置できます。この操作をおこなうには、既存の口の動きのリストを使用して、グラフィックシンボル内に描画し、対応する口形素(ビゼーム)を使用してラベルを付けます。グラフィックシンボルに自動リップシンクを適用すると、指定されたオーディオレイヤーを分析した後、オーディオ口形素と一致する別の位置に自動的にキーフレームが作成されます。通常のワークフローとフレームピッカーを使用して、必要に応じて調整をおこなうことができます。

詳しくは、Animate CC でのシンボルインスタンスの作成を参照してください。

自動リップシンク
自動リップシンク

VR オーサリングとパブリッシング(ベータ版)

2D ゲームデベロッパー、教育関係者、Web デベロッパーは、Animate に搭載された 2D スキルを使用したり、パノラマまたは 360 仮想現実のアニメーションを書き出すことができます。これらの仮想現実アニメーションを Facebook フィードとして使用したり、Microsoft Office 製品や Web サイトで使用できます。 

パノラマまたは 360 ベクターグラフィックをインポートしてコンテンツをアニメーション化し、実行時にインタラクティブ機能を導入する場合、特定のドキュメントタイプが必要です。Animate では、このような魅力的なコンテンツを容易に作成できるように、VR 360 および VR パノラマのドキュメントタイプが導入されました。また、仮想現実ドキュメントタイプを使用して、3D モデルコンテンツ(.glb ファイル)を Animate プロジェクトにインポートし、VR 出力を操作することもできます。 

プレビューパネルで、MovieClip インスタンスをクリックして移動できます。Animate では、オブジェクトをクリックして移動すると、オブジェクトが自動的に検出されます。選択したドキュメントタイプに応じて、円柱または球体パスに沿って移動します。 

Animate では、API を使用して、実行時に仮想現実アニメーションを管理することも可能です。例えば、ボタンをクリックして、360 仮想現実環境に複数のオブジェクトを追加できます。 

詳しくは、仮想現実のオーサリングとパブリッシングを参照してください。

VR パブリッシュ出力サンプル
VR パブリッシュ出力サンプル

ベクターおよびラスターコンテンツ用のアセットスカルプティング

アセットワープツールを使用して、複雑なベクターシェイプヤラスターシェイプを容易に変形できるようになりました。各フレームにアセットを再描画することなく、アニメーションを作成します。

オブジェクトに表示されるワープハンドルを使用すると、他の領域をそのまま保持しながら、特定のオブジェクト領域を形状変更または変形できます。選択ツールを使用して複数のオブジェクトを選択し、アセットワープツールを選択してオブジェクト上にワープハンドルを作成できます。最初のワープハンドルを作成すると、選択したすべてのオブジェクトがグループ化されます。このアセットワープツールを使用すると、複雑なシェイプまたはビットマップ画像にフレーム単位のアニメーションやトゥイーンアニメーションを作成できます。

詳しくは、グラフィックオブジェクトの変形と結合を参照してください。

アセットワープ用のイラスト
アセットワープ用のイラスト

After Effects との連携の強化

アニメーターは、Animate でアニメーションを作成し、それらを After Effects に読み込んでタスクの後処理をおこなうことがよく必要になります。 また、Animate は、After Effects 用プラグインを提供することで、このワークフローを合理化しました。 

Animate FLA ファイルを After Effects にインポートして、ビデオと合成したり、クリエイティブなエフェクトを使用してビデオとしてレンダリングしたりできます。Animate のレイヤー階層は After Effects で維持されます。After Effects は、プラグインを使用して Animate と連携できます。 

詳しくは、Premiere Pro および After Effects の使用を参照してください。

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新しいホーム画面

アニメーターは Animate ですぐに作業を開始できるようになりました。任意のインテントを使用してアニメーションの保存先を選択でき、プリセット形式を使用できます。「Character Animation」、「Social」、「Game」、「Education」、「Ads」、「Web」、「Advanced」など、起動画面の上部にあるタブからインテントを選択します。各インテントに適し たプリセットを選択し、「作成」をクリックしてアニメーションの作成を開始します。左側のパネルには、最近使用したアセットを表示できます。サンプルアセットは、起動画面の下部に表示されます。 

新しい起動画面
新しい起動画面

パフォーマンス向上のためのテクスチャパブリッシュ

アニメーターは、引き続きベクター形式でコンテンツのオーサリングをおこない、HTML 5 プラットフォーム用のベクター形式またはラスター形式として書き出すことができるようになりました。 

ファイル/パブリッシュ設定をクリックします。基本」タブで「アニメーション全体をテクスチャとしてパブリッシュ」を有効にすると、「画像設定」タブに「テクスチャパブリッシング」オプションが表示されます。デフォルトでは、すべてのシンボルがテクスチャパブリッシングに含まれています。テクスチャ用のシンボルを選択するには、「変更」をクリックします。

テクスチャパブリッシングダイアログ
テクスチャパブリッシングダイアログ

GLTF(GL Transmission Format)への書き出し

アニメーターは、Facebook フィードや Microsoft Office スイートで実行できる、新しい GLTF 標準ベースのアニメーションを書き出すことができるようになりました。 Animate の既存のドキュメントタイプのリストに、新しい WebGL-GLTF 標準および WebGL-GLTF 拡張ドキュメントタイプが追加されました。

標準の GLTF 再生パッケージと統合でき、基本的なインタラクティブ機能と基準を有効化する標準テンプレートを使用できます。拡張バージョンを使用すると、高度なアニメーションを作成できます。

レイヤーのペアレンティングとレイヤー効果

親子レイヤーでアセットを整理することで、ポーズ間のアニメーションを容易に作成できます。親レイヤー上のオブジェクトが移動すると、子レイヤーは自動的に親レイヤーと連動します。 

詳しくは、Animate CC でのタイムラインレイヤーの作成を参照してください。

濃淡とフィルターをレイヤーに追加したり、フェードインやフェードアウト、被写界深度などの操作をおこないます。これらの変更はすべて、ステージ上のオブジェクトを変更することなく適用できます。 

レイヤーのペアレンティング
レイヤーのペアレンティング

その他の変更

バケツツール バケツツールを使用して、オブジェクトの輪郭をクリックしてドラッグし、選択した色で塗りつぶすことができるようになりました。輪郭内の任意の方向にツールをクリックしてドラッグできます。バケツツールは、輪郭内で点がキャプチャされている場所を塗りつぶします。

クイックトゥイーンを作成 オブジェクトを選択して、ステージから素早くトゥイーンを作成できるようになりました。ステージでオブジェクトを選択し、トゥイーンアニメーションのいずれかを右クリックで選択して、トゥイーンを素早く作成します。選択したオブジェクトが複数のレイヤーの一部である場合、すべてのレイヤーに 1 秒間のアニメーションが作成されます。

MS Office ペンのサポート ペンがネイティブサポートされているので、Microsoft Surface ユーザーは、最高のパフォーマンスと線の高い品質を得ることができるようになりました。

インターフェイスデザインの改善 Spectrum を使用して Animate ユーザーインターフェイスをアップデートし、他の Creative Cloud 製品と同様に直感的で洗練されたインターフェイスになりました。

グラフィックシンボル用の終了フレームの同期 グラフィックシンボルを編集中に、グラフィックシンボルを親タイムラインと同期できます。グラフィックシンボルを入力しておくと、グラフィックシンボルが同期され、フレームの位置が保持されます。

タイムラインの再設計 タイムラインコントロールが再設計されて、使いやすくなりました。 一部のコントロールがタイムラインの上部に移動しました。 以前は、コントロールはタイムラインの下部に配置されていました。

ブラシツールと消しゴムツールの改良 {プレビューおよび最後のブラシ線について、ブラシツールの描画エクスペリエンスが向上しました。筆圧および傾きオプションと最小ブラシサイズオプションがブラシツールに追加されました。

スウォッチパネルの強化

カラー配列に影響を与えることなく、スウォッチパネルを展開できます。パネルをドラッグすると、2 つ目のスクリーンショットのように、スウォッチのサイズが大きくなります。さらにドラッグすると、3 つ目のスクリーンショットのように、スウォッチパネルは複数の列に分散されます。

複数の列のスウォッチ
複数の列のスウォッチ

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