Animate CC の最新リリースの新機能について説明します。
an_appicon_128

Animate CC の 2018 年 12 月(バージョン 19.1)および 2018 年 10 月(バージョン 19.0)リリースでは、キャラクターアニメーター、ゲームデザイナー、広告デベロッパー、アニメーター、教育コンテンツクリエイター向けの便利な新機能が導入されています。ここでは、これらの新機能の簡単な紹介と、詳細を記載したリソースのリンクを示します。


Animate 19.1 の新機能

消しゴムツールでの筆圧および傾きのサポート

消しゴムツールに筆圧および傾きオプションが追加され、描画オプションが強化されました。消しゴムツールを使用して、消しゴムにかかる筆圧や傾きに基づいて可変線幅の線を作成できます。

消しゴムツールを使用したサンプル図
消しゴムツールを使用したサンプル図

詳しくは、線とシェイプの変更の「ドラッグして消去する」の節を参照してください。

バケツツールの機能強化

バケツツールを使用して、オブジェクトの輪郭をクリックしてドラッグし、選択した色で塗りつぶすことができるようになりました。輪郭内の任意の方向にツールをクリックしてドラッグできます。バケツツールは、輪郭内で点がキャプチャされている場所を塗りつぶします。

「ドラッグして塗りつぶす」オプション
「ドラッグして塗りつぶす」オプション

詳しくは、バケツツールによるペイントされた領域の変更を参照してください。

SVG 書き出しの機能強化

不要な定義や ID を作成することなく、Animate から SVG ファイルを書き出すことができるようになりました。SVG のコンポジションが強化されました。この書き出しオプションは、Character Animator に読み込まれた SVG の品質を向上させます。

SVG 書き出しワークフローについて詳しくは、SVG ファイルの書き出しを参照してください。

Animate 19.0 の新機能

自動リップシンク

Animate CC を 使用するキャラクターアニメーターにとって、リップシンクの作成は常に時間のかかる作業でした。Adobe Sensei を搭載した Animate を使用して、口の動きと音声を自動でマッチさせることができるようになりました。 

自動リップシンクを使用すると、選択したオーディオレイヤーに基づいて、タイムラインに適切な口の形をより簡単かつ素早く配置できます。この操作をおこなうには、既存の口の動きのリストを使用して、グラフィックシンボル内に描画し、対応する口形素(ビゼーム)を使用してラベルを付けます。グラフィックシンボルに自動リップシンクを適用すると、指定されたオーディオレイヤーを分析した後、オーディオ口形素と一致する別の位置に自動的にキーフレームが作成されます。通常のワークフローとフレームピッカーを使用して、必要に応じて調整をおこなうことができます。

自動リップシンク
自動リップシンク

詳しくは、Animate CC でのシンボルインスタンスの作成を参照してください。

VR オーサリングとパブリッシング(ベータ版)

2D ゲームデベロッパー、教育関係者、Web デベロッパーは、Animate に搭載された 2D スキルを使用したり、パノラマまたは 360 仮想現実のアニメーションを書き出すことができます。  

Animate では、このような魅力的なコンテンツを容易に作成できるように、VR 360 および VR パノラマのドキュメントタイプが導入されました。また、仮想現実ドキュメントタイプを使用して、3D モデルコンテンツ(.glb ファイル)を Animate プロジェクトにインポートし、VR 出力を操作することもできます。 

プレビューパネルで、MovieClip インスタンスをクリックして移動できます。Animate では、オブジェクトをクリックして移動すると、オブジェクトが自動的に検出されます。選択したドキュメントタイプに応じて、円柱または球体パスに沿って移動します。 

Animate では、API を使用して、実行時にバーチャルリアリティアニメーションを管理することも可能です。例えば、ユーザーがボタンをクリックしたときに、360 バーチャルリアリティ環境にいくつかのオブジェクトを追加できます。 

VR パブリッシュ出力サンプル
VR パブリッシュ出力サンプル

詳しくは、仮想現実のオーサリングとパブリッシングを参照してください。

ベクターおよびラスターコンテンツ用のアセットスカルプティング

アセットワープツールを使用して、複雑なベクターシェイプやビットマップを容易に変形できるようになりました。各フレームにアセットを再描画することなく、アニメーションを作成します。

オブジェクトに表示されるワープハンドルを使用すると、他の領域をそのまま保持しながら、特定のオブジェクト領域を形状変更または変形できます。選択ツールを使用して複数のオブジェクトを選択し、アセットワープツールを選択してオブジェクト上にワープハンドルを作成できます。ワープしたオブジェクトに表示されるワープハンドルを使用して、特定のオブジェクトを形状変更または変形できます。このアセットワープツールを使用すると、複雑なシェイプまたはビットマップ画像にフレーム単位のアニメーションやトゥイーンアニメーションを作成できます。

アセットワープ用のイラスト
アセットワープ用のイラスト

詳しくは、グラフィックオブジェクトの変形と結合を参照してください。

パフォーマンス向上のためのテクスチャパブリッシュ

アニメーターは、引き続きベクター形式でコンテンツのオーサリングをおこない、HTML 5 プラットフォーム用のベクター形式またはラスター形式として書き出すことができるようになりました。 

ファイル/パブリッシュ設定をクリックします。テクスチャとしてアニメーションを書き出しが「基本」タブで有効になっている場合は、 画像設定」タブでテクスチャパブリッシングオプションを表示できます。デフォルトでは、すべてのシンボルがテクスチャパブリッシングに含まれています。テクスチャ用のシンボルを選択するには、「変更」をクリックします。

テクスチャパブリッシングの設定
テクスチャパブリッシングの設定

詳細については、モバイルアプリおよびゲームエンジン用アニメーションの書き出しのテクスチャパブリッシングを参照してください。

レイヤーのペアレンティングとレイヤー効果

レイヤーのペアレンティング

Animate を使用すると、あるレイヤーを別のレイヤーの親にすることができます。レイヤーのペアレンティングを使用すると、アニメーションの 1 つのレイヤー/オブジェクトで他のレイヤー/オブジェクトを簡単に制御できます。アニメーションデザイナーやゲームデザイナーは、キャラクターの様々な部分の動きを制御できるので、アニメーション時間を高速化できます。 

親子レイヤーでアセットを整理することで、ポーズ間のアニメーションを容易に作成できます。親レイヤー上のオブジェクトが移動すると、子レイヤーは自動的に親レイヤーと連動します。 

レイヤーのペアレンティング
レイヤーのペアレンティング

詳しくは、Animate CC でのタイムラインレイヤーの作成を参照してください。

レイヤー効果

濃淡とフィルターをレイヤーに追加したり、フェードインやフェードアウト、被写界深度などの操作をおこないます。これらの変更はすべて、ステージ上のオブジェクトを変更することなく適用できます。 

フレームレベルのフィルターを使用して、フレーム内のすべてのオブジェクトへ一度に適用できます。ムービークリップ内にアセットまたはアニメーションを設定せずに、タイムライン(フレーム)で直接フィルターを適用します。フィルターは、すべてのタイプのアセット(グラフィックシンボルやシェイプを含む)に適用して、柔軟性を高めることができます。

レイヤー効果の使用

レイヤー効果の使用
このビデオでは、レイヤー深度およびレイヤーエフェクトを使用してアニメーションを強化する方法について学習します。

詳しくは、Animate CC でのタイムラインレイヤーの作成を参照してください。

GLTF(GL Transmission Format)への書き出し

アニメーターは、Web サイトで実行できる glTF 標準ベースのアニメーションを書き出すことができます。 Animate の既存のドキュメントタイプのリストに、新しい WebGL-GLTF Standard (ベータ版) および WebGL-GLTF Extended(ベータ版)ドキュメントタイプが追加されました。

標準 glTF 再生パッケージと統合できる、標準ドキュメントタイプを使用できます。拡張ドキュメントタイプを使用すると、新しい Animate の gITF ランタイムで実行する、インタラクティブで高度なアニメーションを作成できます。

WebGL-glTF Export (Standard および Extended)

WebGL-glTF Export (Standard および Extended)
このビデオでは、Animate CC で標準及び拡張 WebGL- glTF を使用する方法を学習するため、このビデオをご覧ください。

詳しくは、WebGL ドキュメントの作成とパブリッシュを参照してください。

After Effects との連携の強化

アニメーターは、Animate でアニメーションを作成し、それらを After Effects に読み込んでタスクの後処理をおこなうことがよく必要になります。また、Animate は、After Effects 用プラグインを提供することで、このワークフローを合理化しました。 

Animate FLA ファイルを After Effects にインポートして、ビデオと合成したり、クリエイティブなエフェクトを使用してビデオとしてレンダリングしたりできます。Animate のレイヤー階層は After Effects で維持されます。After Effects は、プラグインを使用して Animate と連携できます。 

Animate と After Effects のワークフロー
Animate と After Effects のワークフロー

詳しくは、Premiere Pro および After Effects の使用を参照してください。

新しいホーム画面

新しいホーム画面を使用して、Animate を簡単に始められるようになりました。任意のインテントを使用してアニメーションの保存先を選択し、プリセット形式を使用します。「Character Animation」、「Social」、「Game」、「Education」、「Ads」、「Web」、「Advanced」など、起動画面の上部にあるタブからインテントを選択します。「詳細設定」タブで、HTML5 Canvas、ActionScript3.0、360 VR などのドキュメントタイプ(ベータ版)を選択できます。 

各インテントに適し たプリセットを選択し、「作成」をクリックしてアニメーションの作成を開始します。左パネルで最近使用したファイルを表示できます。サンプルアセットは、起動画面の下部に表示されます。 

概念、ワークフロー、ヒントおよびテクニックを短時間で学習し、理解できる豊富なチュートリアルを利用するには、左パネルの「学習」をクリックします。また、Animate CC19.0 リリースの最新機能の大部分をカバーするチュートリアルも利用できます。

アニメーションを操作しながら、新しいドキュメントを作成するために、ファイル/新規を使用できます。また、次のショートカットキーを使用できます。

Windows OS:Ctrl+ N

macOS:CMD + N

新しいホーム画面
新しいホーム画面

その他の変更

バケツツール バケツツールを使用して、オブジェクトの輪郭をクリックしてドラッグし、選択した色で塗りつぶすことができるようになりました。輪郭内の任意の方向にツールをクリックしてドラッグできます。バケツツールは、輪郭内で点がキャプチャされている場所を塗りつぶします。

クイックトゥイーンを作成 オブジェクトを選択して、ステージから素早くトゥイーンを作成できるようになりました。ステージでオブジェクトを選択し、トゥイーンアニメーションのいずれかを右クリックで選択して、トゥイーンを素早く作成します。選択したオブジェクトが複数のレイヤーの一部である場合、すべてのレイヤーに 1 秒間のアニメーションが作成されます。 

MS Office ペンのサポート ペンがネイティブサポートされているので、Microsoft Surface ユーザーは、最高のパフォーマンスと線の高い品質を得ることができるようになりました。

インターフェイスデザインの改善 Spectrum を使用して Animate ユーザーインターフェイスをアップデートし、他の Creative Cloud 製品と同様に直感的で洗練されたインターフェイスになりました。

グラフィックシンボル用の終了フレームの同期 グラフィックシンボルを編集中に、グラフィックシンボルを親タイムラインと同期できます。グラフィックシンボルを入力しておくと、グラフィックシンボルが同期され、フレームの位置が保持されます。

タイムラインの再設計 タイムラインコントロールが再設計されて、使いやすくなりました。一部のコントロールがタイムラインの上部に移動しました。以前は、コントロールはタイムラインの下部に配置されていました。

ブラシツールと消しゴムツールの改良 プレビューおよび最後のブラシ線について、ブラシツールの描画エクスペリエンスが向上しました。筆圧および傾きオプションと最小ブラシサイズオプションがブラシツールに追加されました。ブラシツールにはシンプルなスムージング制御が用意されています。消しゴムツールではその他の制御が提供されています。ブラシツールのすべての機能を消しゴムツールで利用できるようになりました。

消しゴムツールの機能強化について詳しくは、線とシェイプの変更を参照してください。

レイヤーを結合

一連のレイヤーをグループ化して、それらを 1 つのレイヤーに結合できます。タイムラインで、レイヤーを選択し、選択したレイヤーを右クリックします。次のスクリーンショットのように、ポップアップメニューから「レイヤーを結合」を選択します。

タイムラインでのレイヤーの結合
タイムラインでのレイヤーの結合

新規テーマ

Animate に任意のカラーテーマを 4 つ選択できるようになりました。テーマを変更するには、編集/環境設定を選択してください。「一般」タブで、「ユーザーインターフェイス」の隣にあるドロップダウンリストメニューをクリックし、適切なテーマを選択します。

ユーザーインターフェイスのテーマ
ユーザーインターフェイスのテーマ

スウォッチパネルの強化

カラー配列に影響を与えることなく、スウォッチパネルを展開できます。パネルをドラッグすると、2 つ目のスクリーンショットのように、スウォッチのサイズが大きくなります。さらにドラッグすると、3 つ目のスクリーンショットのように、スウォッチパネルは複数の列に分散されます。

複数の列のスウォッチ
複数の列のスウォッチ

保存されたスウォッチは書き出し、読み込み、または再使用できます。タグ付けされたスウォッチは、Animate のすべてのドキュメントタイプで再使用でききます。 

H.264 ビデオの機能強化

Animate で H264 形式のビデオを読み込む場合、デフォルトでは、ビデオ全体が読み込まれ、ビデオのフレーム数には影響しません。ドキュメント FPS を一致させる必要がある場合は、次のスクリーンショットのように、ビデオの読み込みダイアログボックスでオプションを選択できます。

  • ドキュメント FPS の一致が選択されている場合、ビデオのフレームレート(fps)がドキュメントのフレームレート(fps)と異なるため、一部のフレームがドロップされます。
  • ドキュメント FPS の一致が選択されていない場合、フレームはドロップされません。

デフォルトでは、ドキュメント FPS の一致オプションは選択されていません。

 

ドキュメント FPS の一致
ドキュメント FPS の一致

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー