最終更新日 :
2023年5月24日
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次にも適用 : Adobe Acrobat X, Adobe Acrobat XI
問題
「ファイル/ファイルから PDF を作成」を選択すると、ポップアップメニューに Microsoft Office 形式がありません。
次の兆候が見られる場合があります。
- Acrobat で「ファイルから PDF を作成」を選択した場合、サポート対象のファイル形式ポップアップメニューで .doc/.docx を選択するオプションがありません。
- 「単一の PDF にファイルを結合」を選択した場合、Office ドキュメントに対して「This file type is not supported(このファイルタイプはサポートされていません)」というエラーが表示されます。
- Office ドキュメントを Acrobat にドラッグした場合、前述のメッセージと同じエラーメッセージが表示されます。
- Office ドキュメントを右クリックして、PDF に変換できます。
- Microsoft Word で Acrobat PDFMaker アドインを使用して PDF を作成できます。
- Adobe PDF プリンターを使用して、Microsoft Word から PDF を作成することもできます。
このドキュメントは、Windows の .doc、.docx、.xls、.xlsx、.ppt、および .pptx ファイル形式に適用されます。
解決策
免責:下の解決策では、Windows レジストリの変更が含まれます。アドビシステムズ社は、不適切なレジストリの変更が原因となって生じる問題のサポートを提供しません。レジストリには、システムのハードウェアおよびソフトウェアに関する重大な情報が含まれます。レジストリを変更する前に、レジストリのバックアップを作成してください。レジストリについて詳しくは、Windows のドキュメントを参照するか、Microsoftにお問い合わせください。
解決策 1:正しいレジストリエントリが存在することを確認する
- .doc の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.doc\Word.Document.8
- .docx の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.docx\Word.Document.xx
- .ppt の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.ppt\PowerPoint.Show.8
- .pptx の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.pptx\PowerPoint.Show.xx
- .xls の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.xls\Excel.Sheet.8
- .xlsx の場合:HKEY_CLASSES_ROOT\.xlsx\Excel.Sheet.xx
ここで、「xx」は、マシンにインストールされている Microsoft Office の内部バージョンです。例:Microsoft Word 2010 の場合、HKEY_CLASSES_ROOT\.docx\Word.Document.12
解決策 2:ユーザーアカウントに完全なパーミッション(読み取りと書き込み)があることを確認する
解決策 1 のレジストリキーが存在する場合、ユーザーアカウントに完全な読み取りおよび書き込みパーミッションがあることを確認してください。
- この問題は、Acrobat のインストールバージョンを含むオペレーティングシステムイメージが導入されたときに、エンタープライズ環境で起きる可能性があります。
- また、ドメインユーザー(Windows)が上記のレジストリキーに対する完全なパーミッションを持っていない場合にも起きることがあります。
解決策 3:Microsoft Office を修復する
元のディスクまたはインストーラーを使用して、上記のレジストリキーを作成して、Microsoft Office を修復します。