Adobe プラットフォームで新規ユーザーの自動プロビジョニングを有効にする

このページでは、Adobe のエンタープライズプラットフォームである Adobe Admin Console で Acrobat Sign ユーザーおよびライセンスを管理する Adobe Acrobat Sign 管理者向けの情報を提供します。

注意:

Acrobat Sign の一部のお客様は、Acrobat Sign アプリケーション自体で Acrobat Sign ユーザーおよびライセンスを管理しています。ユーザーおよびライセンスを管理する代替方法については、こちらに文書化されています


Acrobat Sign パートナーアプリケーション内からの Acrobat Sign エンドユーザーの自動プロビジョニングの概要

組織が Adobe Admin Console で Acrobat Sign を管理し、Acrobat Sign をパートナーアプリケーションに統合する場合、管理者はさらに、エンドユーザーがパートナーアプリケーション内から Acrobat Sign アカウントに自動プロビジョニングされるように、Acrobat Sign を設定できます。

管理者が Admin Console で Acrobat Sign 権限にエンドユーザーを追加すると、通常、エンドユーザーは組織の Acrobat Sign アカウントにアクセスできます。その場合、エンドユーザーは、Acrobat Sign パートナー統合内から、あるいは Acrobat Sign web アプリケーションまたは Acrobat Sign モバイルアプリケーションを利用して、契約書を送信できます。

ただし、自動プロビジョニングを使用すると、パートナーアプリケーション内から署名ワークフローを開始するだけで、エンドユーザーを Acrobat Sign アカウントに追加できます。

この機能は、Acrobat Sign エンタープライズプランを使用しているすべてのお客様が利用できます。

この機能は、次の Acrobat Sign パートナーアプリケーション内から利用できます。

  • Salesforce
  • Microsoft Dynamics
  • Microsoft SharePoint
  • Oracle Netsuite

時間の経過とともに、Acrobat Sign パートナーアプリケーションのサポートの追加が見込まれます。


Acrobat Sign パートナーアプリケーションの自動プロビジョニングを有効にする

Acrobat Sign web アプリケーション内で自動プロビジョニングを有効にする

注意:

管理者は、Adobe Acrobat Sign アカウントレベルの管理者であること、および Admin Console システムまたは製品レベルの管理者であることが必要です。

  1. Acrobat Sign web アプリケーションにアカウントレベルの管理者としてログインし、アカウント/アカウント設定/統合設定に移動します。

    • 「自動プロビジョニングを有効にする」ボックスをオンにします。
    • 新規ユーザーをプロビジョニングする、Admin Console の製品プロファイルを選択します。
  2. 保存」をクリックします。

    Sign Web アプリケーション内で自動プロビジョニングを有効にする


Acrobat Sign パートナーアプリケーション内で自動プロビジョニングを有効にする

管理者は、Acrobat Sign パートナーアプリケーション内でも自動プロビジョニングが有効になっていることを確認する必要があります。

詳しくは、該当する Acrobat Sign パートナー統合ガイドを参照してください。

現在サポートされているアプリケーションは、次のとおりです。

  • Salesforce
  • Microsoft Dynamics
  • Microsoft SharePoint
  • Oracle Netsuite


Admin Console 内での自動プロビジョニングの結果

Admin Console に、新規ユーザーが作成される

  • ユーザーは、Acrobat Sign パートナーアプリケーション内で Acrobat Sign に(初めて)アクセスすると、Admin Console 内に新規ユーザーとして作成され、Acrobat Sign ライセンスでプロビジョニングされます。
    • ユーザーは、Admin Console 内に既に存在する場合、Acrobat Sign ライセンスでのみプロビジョニングされます。
      • ユーザーが Admin Console 内に既に存在し、Acrobat Sign ライセンスで既にプロビジョニングされている場合、変更は行われません。
      • Acrobat Sign ライセンスは、Acrobat Sign エンタープライズ版にアップグレードできます(ユーザーが下位の Acrobat Sign プランを使用していた場合)。
  • ユーザーが、Admin Console 内の組織の設定方法に基づく Adobe ID タイプで作成されます。
    • 申請されたドメイン/ディレクトリに対して組織が Federated ID を設定し、SSO/SAML を有効にしていて、エンドユーザーの電子メールがこの申請されたドメインと一致する場合、新規エンドユーザーが Federated ID ユーザーとして追加されます。
    • 申請されたドメイン/ディレクトリに対して組織が Enterprise ID を設定し(SSO/SAML を有効にせず)、エンドユーザーの電子メールがこの申請されたドメインと一致する場合、新規エンドユーザーが Enterprise ID ユーザーとして追加されます。
    • それ以外の場合、エンドユーザーが Business ID ユーザーまたは Adobe ID ユーザーとして追加されます。


新規ユーザーに Acrobat Sign ライセンスが付与されている場合

ユーザーは、Admin Console 内で Acrobat Sign 製品に割り当てられた場合、Acrobat Sign サービスを使用するためのライセンスが付与されます。

  • ユーザーが、Acrobat Sign の統合設定ページで設定された Acrobat Sign 製品プロファイルに追加されます。


Acrobat Sign パートナーアプリケーション内のエンドユーザーのエクスペリエンス

Federated ID/Enterprise ID エンドユーザーの場合

様々な理由から、組織では、エンドユーザーに対して Federated ID を有効にすることをお勧めします。この自動プロビジョニングワークフロー中に Federated ID および Enterprise ID を使用する利点は、エンドユーザーが同意を提供したり、Acrobat Sign の使用で遅延を経験したりすることなく、パートナーアプリケーション内で Acrobat Sign をすぐに使用できることです。

  • Enterprise ID ユーザーは、初めて Adobe Acrobat Sign web アプリケーション(またはアドビの web サイト)にサインインするときにパスワードを作成するように求めるメッセージが表示されます。
  • Federated ID ユーザーは、アドビが組織の SSO/SAML ID プロバイダーを使用するため、パスワードの作成を求めるメッセージが表示されることはありません。


Business ID/Adobe ID エンドユーザーの場合

Business ID および Adobe ID ユーザーは、パートナーアプリケーション内で Acrobat Sign をすぐに使用することはできません。

Acrobat Sign アカウントへの参加(パスワードをまだ持っていない場合はパスワードの設定)プロセスを完了させるための、Acrobat Sign パートナーアプリケーション内のエラーメッセージが(電子メールとともに)トリガーされます。

エンドユーザーは、Acrobat Sign アカウントに参加するプロセスを完了すると、パートナーアプリケーション内で Acrobat Sign を使用できるようになります。


よくある問題と解決方法

Acrobat Sign パートナーアプリケーション内から組織の Acrobat Sign アカウントを使用しようとしているユーザーが、同じ電子メールアドレスに関連付けられている Acrobat Sign アカウントを既に持っている可能性があります。

この場合、この競合を解決する方法についての説明を含んだ電子メールを介して、ユーザーにメッセージが表示されることがあります。

この問題に関してさらにサポートが必要な場合は、アドビサポートにお問い合わせください。

お客様が、申請されたドメインを使用して Admin Console 内で Adobe の Azure または Google コネクタでユーザーを管理している場合、これらのコネクタを使用すると、別の方法(Acrobat Sign パートナーアプリケーション内からの自動プロビジョニングなど)を使用して、Admin Console でユーザーが作成されるのを防ぐことができます。

  • これは、Acrobat Sign パートナーの自動プロビジョニングによって作成されるユーザーアカウントが、Azure または Google コネクタと同じ電子メールドメインを共有していることを前提としています。
  • ユーザーアカウントが(Azure または Google コネクタを介して)お客様の Admin Console 内ですでに作成されている場合、パートナーの自動プロビジョニングワークフローで既存のユーザーアカウントに Acrobat Sign ライセンスを追加できます。

Adobe, Inc.

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新規ユーザーの場合