Adobe ColdFusion Builder で、ヘルプ/アップデートを確認を選択します。新しい更新が入手可能であれば、更新がダウンロードされてインストールされます。
Adobe® ColdFusion® Builder™ は、オープンソース IDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)である Eclipse™ をベースに開発されました。IDE は、開発者が必要とするツールの大部分を 1 つにまとめたアプリケーションです。ColdFusion Builder には、コードの編集と検証、ファイルとプロジェクトの管理、およびデバッグ用のツールが用意されています。ColdFusion Builder のプラグインアーキテクチャを利用すると、必要に応じて機能を拡張できます。
ColdFusion Builder は Microsoft® Windows® プラットフォームおよび Apple® Macintosh プラットフォームで動作します。ColdFusion Builder のインストール設定オプションでは、スタンドアローン設定で ColdFusion Builder をインストールするか、既存の Eclipse ワークベンチインストール内にプラグインセットとして ColdFusion Builder をインストールするかを選択できます。詳細については、『Adobe ColdFusion Builder インストール』を参照してください。
ColdFusion Builder の設定
ColdFusion Builder インストーラーには、次の 2 つの設定オプションがあります。
- スタンドアローンの ColdFusion Builder IDE のインストール:Eclipse™ 4.6 をベースに構築されたスタンドアローン IDE(Integrated Development Environment)として ColdFusion Builder をインストールします。
Eclipse IDE 内の ColdFusion Builder プラグイン:既存の Eclipse IDE のプラグインとして ColdFusion Builder をインストールします。既に Eclipse ワークベンチを使用していて、Eclipse プラグインのツールキットに ColdFusion Builder プラグインを追加したいユーザーに適した設定です。
どちらの設定を使用すればよいかがわからない場合は、次のガイドラインに従ってください。
- 既に Eclipse 4.6 以上がインストールされている場合は、プラグイン設定を選択してください。
- まだ Eclipse 4.6 以上がインストールされていない場合は、スタンドアローン設定を選択してください。この設定では他の Eclipse プラグインもインストールできるので、将来の開発作業の幅が広がります。
どちらの設定も機能的には変わりません。ただし、プラグインでは、メニューの名前や、メニューコマンドへのアクセス方法が少し異なる場合があります。
ColdFusion Builder のライセンス認証
ColdFusion Builder を起動すると、製品シリアル番号の入力を求めるメッセージが表示されます。有効な製品シリアル番号を入力すると、インターネット接続が最初に検出されたときに、ライセンス認証がバックグラウンドで実行されます。
ColdFusion Builder の起動時に製品シリアル番号を入力しない場合は、ColdFusion Builder(2018 リリース)の機能をすべて備えた体験版を 60 日間使用できます。体験版の有効期限が切れた後もすべての機能を引き続き使用するためには、ライセンスを購入する必要があります。購入しない場合は、機能が制限された ColdFusion Builder Express Edition に切り替わります。
ColdFusion Builder Express Edition
Express Edition では、エディター、コードアシスト、シンタックスの強調表示など、ColdFusion Builder の基本機能を使用できますが、次の重要な機能は使用できません。
- 拡張機能 に対する extensions
- コードのヒント
- 拡張機能のコールバック
- リモートサーバーへの接続
- クイックフィックス
- リモートプロジェクトのデバッグ
- リファクタリング
- ColdFusion 検索
- コードの整形
- ログビューア
- ローカルファイルブラウザー
- コードハイパーリンク
- ホバーヘルプ
- モバイル開発、検査、デバッグ、パッケージ化
Express Edition は、ラインセンスを購入して製品シリアル番号を指定すると、すべての機能を備えた製品版に移行できます。
ColdFusion Builder ライセンスの管理
シングルライセンスユーザーの場合は、最大 2 台のコンピューターで ColdFusion Builder を使用できます。最初の 2 台のコンピューター以外のコンピューターで ColdFusion Builder のラインセスを使用するには、2 台のコンピューターのいずれかの ColdFusion Builder のライセンス認証を解除します。その後、別のコンピューターでライセンスを使用できます。
ColdFusion Builder の更新
ColdFusion Builder の更新には、セキュリティに対する変更や製品の新機能が含まれる場合があります。更新を定期的に確認して、入手可能になればインストールすることをお勧めします。
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更新を有効にするには、ColdFusion Builder を再起動(スタンドアローン設定の場合)するか、Eclipse を再起動(プラグイン設定の場合)します。
サードパーティー Eclipse プラグインのインストール
ColdFusion Builder は、開発環境の拡張やカスタマイズを可能にするサードパーティー製 Eclipse プラグインとの統合をサポートしています。サードパーティー製 Eclipse プラグインは、Windows および Mac OS X プラットフォームにインストールできます。
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Adobe ColdFusion Builder で、ヘルプ/新規ソフトウェアをインストールを選択します。
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「追加」をクリックします。
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インストールするプラグインの名前と URL を入力します。
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インストールするプラグインを選択します。
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「次へ」をクリックし、インストール ウィザード 。
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「終了」をクリックします。
ファーストステップ
ColdFusion Builder では、動的なファーストステップが提供されます。ColdFusion Builder を起動すると、毎回、開始ページ画面で次へのアクセスが紹介されます。
- ファーストステップのチュートリアル
- ワークフロー
- ムービーのチュートリアル
- リリースにおける新機能や、ColdFusion および ColdFusion Builder のリリースとホットフィックスの詳細などの通知
- ヒントとテクニック
- 役に立つリソース
- よく使用するオプション(最近開いたファイルなど)や、プロジェクトウィザードの起動、サーバーの追加、推奨される拡張機能、拡張機能のインストールへのリンク
開始ページは、表示されないようにしたり、後でまた表示されるようにしたりできます。
ColdFusion Builder のヘルプシステム
ColdFusion Builder で作業する際には、ワークベンチのユーザーインターフェイス要素(ビューとダイアログボックス)に関する状況依存型ヘルプと、コード要素に関する言語リファレンスヘルプを表示できます。
Eclipse のヘルプシステム
Eclipse のヘルプシステムには、コード要素に関する CFML リファレンスヘルプが表示されます。また、Eclipse のヘルプシステムには、インストールされているサードパーティープラグインや、ColdFusion Builder に付属するプラグインのヘルプも表示されます。
ダイアログとウィザードのヘルプコンテンツは、CFML タグが使用されたヘルプコンテンツと同じように、組み込みのブラウザーで表示されます。
Eclipse のヘルプシステムを開いて表示するには、ヘルプ/ヘルプ目次を選択します。
CFML リファレンスヘルプの表示
ColdFusion Builder には『CFML リファレンス』が組み込まれているので、CFML タグや関数のリファレンスヘルプをすばやく参照できます。
CFML タグや関数のヘルプトピックを開くには、次のようにします。
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CFML エディターで、ビルトインタグや関数名を強調表示するか、その場所にマウスポインターを置いて、CFML タグ要素または関数を選択します。
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Windows の場合は F1 キー、Mac OS の場合は相当するキーボードショートカットを押します。選択したタグに関するヘルプページへのリンクが、ドッキングされたヘルプウィンドウに表示されます。
注意:Mac OS の場合は、Command + Shift + / キーを押して CFML タグまたは関数のヘルプを表示すると、ドッキングされたヘルプウィンドウに全般的なエディターのヘルプが表示されます。タグまたは関数に固有のヘルプを表示するには、CFML エディターで選択したタグまたは関数名を再度クリックします。
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ヘルプページリンクをクリックします。選択したタグまたは関数に関するヘルプページが表示されます。
ヘルプの設定
ヘルプの設定を調整すると、Eclipse ヘルプシステムでのヘルプの表示方法を制御できます。
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ColdFusion Builder でウィンドウ/環境設定を選択します。
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環境設定ダイアログボックスの左側にツリービュー構造が表示されます。「ヘルプ」を選択します。
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必要に応じて、次のオプションを設定します。
- ヘルプ検索を開く ヘルプ検索をダイナミックヘルプビューウィンドウで表示するか、ブラウザーで表示するかを決定します。デフォルトでは、ダイナミックヘルプでの表示が選択されています。
- ヘルプビュードキュメントを開く ダイナミックヘルプのリンクから開かられたドキュメントをどこに表示するかを決定します。デフォルトでは、「インプレース」が選択されており、ヘルプドキュメントはダイナミックヘルプビューウィンドウに表示されます。ヘルプドキュメントを ColdFusion Builder IDE の編集領域で開くには、「エディター領域内」を選択します。
- ヘルプコンテンツを開く 外部の Web ブラウザーにヘルプを表示できます。デフォルトでは、IDE に組み込まれているブラウザーにヘルプが表示されます。Web ブラウザーを選択するには、「外部ブラウザー内」を選択し、「Web ブラウザー」リンクを選択します。
- ウィンドウコンテキストヘルプを開く ウィンドウを開く状況依存型ヘルプリンクの表示方法を決定します。デフォルトでは、状況依存型ヘルプリンクは、ダイナミックヘルプビューに表示されます。ダイナミックヘルプビューは、他のビューと同様に、現在のパースペクティブにドッキングされます。状況依存型ヘルプリンクを情報ポップアップ(ツールヒントに類似したもの)に表示するには、「情報ポップアップ内」を選択します。
- ダイアログコンテキストヘルプを開く ダイアログを開く状況依存型ヘルプリンクの表示方法を決定します。デフォルトでは、ダイアログボックスにヘルプが表示されます。状況依存型ヘルプリンクを情報ポップアップ(ツールヒントに類似したもの)に表示するには、「情報ポップアップ内」を選択します。
ダイナミックヘルプの使用
ダイナミックヘルプは現在のパースペクティブにドッキングされ、関連するビューとダイアログボックスについてのトピックが表示されます。
- ヘルプ/ダイナミックヘルプを選択します。
デフォルトのキーボードショートカットバインディングを変更するには、ウィンドウ/環境設定/一般/キーを選択し、「ダイナミックヘルプ」コマンドに割り当てられたバインディングを変更します。
ColdFusion Builder の概要
ColdFusion Builder を使用すると、次の作業を行うための機能をすべて備えた IDE で ColdFusion アプリケーションを開発できます。
作業を開始する前に、ColdFusion Builder ワークベンチとその機能について理解しておいてください。詳しくは、ColdFusion Builder ワークベンチの基本を参照してください。
- ColdFusion プロジェクトの作成:プロジェクトウィザードを使用してプロジェクトを作成し、そのプロジェクトで使用するローカルサーバーまたはリモートサーバーを設定できます。
- サーバーの追加と管理:ColdFusion Builder にはサーバー管理機能が組み込まれており、ColdFusion Builder 内で ColdFusion サーバー、ColdFusion Administrator およびサーバーモニターを管理できます。JRun サーバーと JRun 以外のサーバーの両方を設定できます。アプリケーションを効率的に管理するために、ColdFusion Builder には仮想ホスト、仮想ディレクトリ、URL 接頭辞などの機能が用意されています。これらの機能の使用方法とサーバーの管理について詳しくは、サーバーの管理を参照してください。
- ColdFusion ページ、コンポーネント、およびインターフェイスの作成:ColdFusion Builder には、ColdFusion ページ、ColdFusion コンポーネント(CFC)、インターフェイスなどのリソースを作成するためのウィザードが用意されています。これらのリソースをプロジェクトに関連付けることができます。
- CFML エディターを使用した ColdFusion アプリケーションのソースコードの記述と編集:ColdFusion Builder には、CFML、HTML、JavaScript、および CSS のコードを編集するためのコードエディターが用意されています。編集するコードのタイプに応じて、適切なエディターが開きます。これらのエディターには、コードの色付け、コードアシスト、アウトラインビューなど、コードのナビゲーションを容易にするための機能が数多く含まれています。CFML エディターには、コード補完、コードリファクタリング、効率的なコードナビゲーションなどの機能が用意されています。ColdFusion Builder では、様々な色やフォントを使用してエディター内のコードを表示できます。CFML エディターのすべての機能について詳しくは、ColdFusion Builder でのコード編集を参照してください。
- SQL エディターを使用した SQL ステートメントの作成と編集:CFML エディターには SQL エディターが組み込まれており、SQL ステートメントを編集および作成できます。サポートされている SQL ステートメントのコードの色付けを設定することもできます。SQL エディターの詳細については、SQL エディターを参照してください。
- CFML 辞書の使用と作成:ColdFusion Builder には、CFML コードの入力を支援する CFML 辞書が組み込まれています。CFML 辞書は、ColdFusion バージョン 7、8、および 9 でサポートされています。独自のカスタム CFML 辞書を作成することもできます。辞書の使用と作成の詳細については、CFML 辞書を参照してください。
- ColdFusion Builder 開発ビューの使用:ColdFusion Builder には、アプリケーションの開発を容易にする様々なビューがあります。RDS ファイルビューでは、ローカルサーバーとリモートサーバーのファイルシステムにアクセスして、ファイルを検索できます。RDS データビューでは、ローカルまたはリモートのデータソースにアクセスして、データを検索できます。詳細については、RDS ファイルビューおよび RDS データビューを参照してください。また、RDS クエリビューアを使用して、ローカルデータサーバーまたはリモートデータサーバー上のデータをクエリすることもできます。詳細については、RDS クエリビューアを参照してください。サービスブラウザービューでは、サーバーの web ルート内にある CFC とそのメソッドを参照できます。ローカルとリモート両方の CFC および Web サービスにアクセスできます。詳細については、サービスブラウザービューを参照してください。スニペットビューとアウトラインビューを使用すると、コードの再利用や簡素化が容易になります。詳しくは、スニペットビューとアウトラインビューを参照してください。すべての開発ビューについて詳しくは、ColdFusion Builder 開発パースペクティブを参照してください。
- ColdFusion デバッガーを使用したアプリケーションのデバッグ:ColdFusion Builder には、アプリケーションをデバッグできるデバッグビューやブレークポイントビューなどのデバッグビューを備えた統合デバッガーが用意されています。コードに対するブレークポイントの追加、関数のステップインやステップオーバー、式の検査と評価を行えます。ローカルとリモートの両方のサーバーにあるファイルをデバッグできます。詳しくは、アプリケーションのデバッグを参照してください。問題ビュー、TailView ビューおよびコンソールビューは、シンタックスエラー、サーバーエラー、コンパイルエラーを検出し、ビューに表示します。
- ColdFusion Builder 拡張機能の使用と開発:ColdFusion Builder 拡張機能を管理するには、拡張機能ビューを使用します。コードを生成したり、ユーザーインターフェイスを設計したり、データベースに対する基本的な CRUD(作成、読み込み、更新、削除)操作を実行できます。CFML エディターでのファイルのオープン、開いたファイルへのテキストの挿入などのカスタムアクションを実行する拡張機能も開発できます。拡張機能の作成について詳しくは、ColdFusion Builder 拡張機能を参照してください。ColdFusion Builder には、拡張機能の作成とパッケージ化に必要な手順をガイドする ColdFusion Builder Extension Creator が用意されています。
ColdFusion Builder には次の拡張機能が付属しています。- Adobe CFC Generator
- ActionScript Class Generator
これらの拡張機能のインストールと使用について詳しくは、拡張機能の使用を参照してください。