InDesign ソースドキュメントの作成

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この記事は、Digital Publishing Suite に関するものです。AEM Mobile 記事については、InDesign で記事を作成するを参照してください。

既存の印刷用の記事に基づいて電子雑誌の記事を作成する場合、通常、新規ドキュメントを作成するのが最も簡単な方法です。既存のドキュメントを再利用する場合は、ドキュメント設定ダイアログボックスで設定を変更し、ページサイズ(iPad SD 用の 1024x768 など)と方向(縦置きまたは横置き)を指定します。ユーザーがコンテンツを横方向または縦方向に表示できる 2 方向 Folio の場合は、各記事について 2 つのドキュメント(縦置きと横置きを 1 つずつ)を作成できます。InDesign CS6 を使用している場合は、1 つのドキュメント内に代替レイアウトを作成することもできます。

ソースドキュメントでは見開きページは使用せず、必ず 1 ページが 1 スプレッドになるようにしてください。

InDesign ドキュメント作成のガイドライン

  • 「見開きページ」を解除します。ページでスムーズスクロールを使用する場合を除き、ページツールではページサイズを変更しません。
  • デザインの作成時には、記事のレイアウトの右端が 6 ピクセル幅のスクロールバーと重なって見えなくなることに注意する必要があります。スクロールバーの場所を示すガイドまたはオブジェクトをマスターページに追加しておくことをお勧めします。
  • レイアウトのデザイン時に、ユーザーが背景をタップしたときに表示されるナビゲーションバーを作成することがあります。上部ナビゲーションバーは、20 または 40 ピクセル(SD または HD)のシステムステータスバーと、44 または 88 ピクセルの上部ナビゲーションバーで構成します。下部ナビゲーションバーは、44 または 88 ピクセルです。Enterprise アプリケーションでは、カスタムナビゲーションアイコンで追加のナビゲーションバーを表示できます。この追加のナビゲーションバーは、56 または 112 ピクセルです。
  • Folio ファイルが大きくなるのを防ぐために、画像シーケンス、画像のパン&ズーム、パノラマなどのインタラクティブアセットには適切なサイズの JPEG および PNG ファイルを使用してください。非インタラクティブな画像やスライドショーの画像には、PSD、TIFF、AI、PDF、JPEG など、任意の画像形式を使用できます。記事またはレイアウトを作成するときに、各ページの非インタラクティブオブジェクトは圧縮され、単一の PNG、JPEG または PDF 背景画像ファイルに変換されます。スライドショーとボタンの画像も同じように、圧縮された PNG ファイルになります。
注意:

インタラクティブオーバーレイで使用される画像を作成するときに、最良の結果を得るには、Photoshop で「Web 用に保存」オプションを使用することをお勧めします。

  • InDesign ドキュメントで PDF ファイルを配置する場合は、分割・統合していない PDF 1.4 以降を使用して、不要な白線が表示されないようにします。
  • カラーを正確に再現するために、CMYK や LAB ではなく RGB カラーの画像を使用します。
  • 非インタラクティブコンテンツの場合は、任意の種類の画像を使用できます。非インタラクティブコンテンツは、Folio のサイズと同じサイズになるようにリサンプリングされます。インタラクティブコンテンツを作成する手順については、オーバーレイ作成のベストプラクティスを参照してください。

InDesign ソースドキュメントの作成

InDesign には、DPS ワークフローを単純化する機能が含まれています。これらの機能について詳しくは、以下のリンクを参照してください。

代替レイアウトを作成する場合、「記事を追加」機能により、またはパスベースの sidecar.xml ファイルを作成してから記事を読み込みダイアログボックスで「sidecar.xml を使用して読み込み」オプションを使用することにより、レイアウトに基づいて記事を作成できます。パスベースの sidecar.xml ファイルについて詳しくは、パスベースの sidecar.xml ファイルを使用した記事の読み込みを参照してください。

InDesign CS6 または CC でソースドキュメントを作成するには:

  1. InDesign CS6 または CC では、ファイル/新規/ドキュメントを選択します。

  2. 「ドキュメントプロファイル」で、「デジタルパブリッシング」を選択します。

  3. 「ページサイズ」で、iPad など、対象となるデバイスを指定します。必要に応じて、幅と高さの値を変更します。

    SD モデルの iPad の解像度は 1024x768 ピクセルです。HD モデルの iPad の解像度は 2048x1536 ピクセルです。最良の結果を得るには、1024x768 のドキュメントを作成し、PDF 画像形式を使用して、すべての iPad でコンテンツが適切に表示されるようにします。

    ページ右端の幅 6 ピクセル分の領域はモバイルデバイス上では断ち切られるので、実際のデザイン領域は、SD モデルの iPad の場合 1018x768(または 762x1024)ピクセルになります。

    Android デバイスでは、Android Viewer のコンテンツは表示領域に合わせて拡大、縮小され、必要に応じてレターボックス表示されます。複数のデバイス向けにドキュメントを作成するを参照してください。

    スムーズスクロールを有効にする場合は、カスタムのページサイズを指定します(例:1024 x 3000)。記事のスムーズスクロールを参照してください。

  4. 「方向」で、「縦置き」または「横置き」を選択します。

    デバイスリーダー向けドキュメントの作成

    A. 「ドキュメントプロファイル」を「Digital Publishing」に設定 B. 「ページサイズ」を指定 C. 「縦置き」または「横置き」を選択 

  5. 代替レイアウトを作成するときにテキストを再フローする場合は、「プライマリテキストフレーム」を選択したままにします。記事にメインストーリースレッドがない場合は、このオプションの選択を解除します。

  6. ドキュメントをデザインします。

    デジタルパブリッシングワークフローでは、InDesign のインタラクティブ機能は一部サポートされません。詳しくは、サポートされているインタラクティブ機能を参照してください。

  7. 2 方向の記事の場合は、次のいずれかの手順を実行します。

    • 方向が異なる別のドキュメントを作成します。記事を読み込む場合は、ファイルを保存するときにファイル名に _v サフィックスと _h サフィックスを付けます。例えば、縦置き版のドキュメントには _v サフィックスを付けて article_v.indd のようにします。

    • 代替レイアウトを作成します。

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