EPUB の機能強化

Creative Cloud のこのバージョンでは、InDesign によって、EPUB 型の固定レイアウトの書き出し、CSS オブジェクトの高さと幅の制御、EPUB 型マークアップの追加についての制御、および CSS の高さと幅のカスタマイズに関するサポートが提供されます。このバージョンでの機能強化により、表およびセルのスタイルが向上した CSS も提供されています。「表示アプリケーション」タブに書き出された出力を表示することに加え、固定レイアウトおよび再フロー可能なレイアウトのメタデータを更新できるようになりました。

  • 固定レイアウト:InDesign では、魅力的でインタラクティブなこの汎用形式がサポートされています。標準 eBook ファイルとは異なり、固定レイアウト eBook は、ページのレイアウトとデザインを対応する印刷物と同じものに維持できます。固定レイアウトの EPUB 形式で InDesign ドキュメントを書き出すことができます。この形式は、子ども向け eBook や料理本および教科書などの複雑なノンフィクション用によく使用されます。
  • カスタマイズ可能な CSS オブジェクトの幅/高さ:オブジェクト書き出しオプションダイアログで CSS ファイル内のオブジェクトの幅や高さをカスタマイズできるようになりました。
CSS の幅/高さのカスタマイズ
  • 新しい EPUB 型マークアップ:弊社では新しい EPUB 型を導入し、EPUB への書き出しデザインにおけるコンポーネントのアクセシビリティ機能を強化しました。新しい EPUB 型は、ドキュメント内の要素を定義し、EPUB ファイルの読者の読み上げ順序を定義するのに役立ちます。
  • 表とセルのスタイルについて向上した CSS への書き込み:表とセルのスタイルが、CSS に適切にマップされるようになりました。出力に同じスタイルが反映されます。表を使用しない場合、不要な CSS ファイルは作成されません。
  • メタデータと表示アプリケーション(書き出し):InDesign ファイルのファイル情報またはメタデータを更新し、再フロー可能なレイアウトと固定レイアウトの両方のタブに同じ EPUB データを設定できるようになりました。再フロー可能なレイアウトと固定レイアウトの両方の EPUB 書き出しオプションに、新しい「表示アプリケーション」タブが導入されました。InDesign では、EPUB ファイルを開くためにマップ可能なアプリケーションが表示されます。
「表示アプリケーション」タブ

表の強化

InDesign の表に関する機能強化の一部として、表の行と列を別の行と列にドラッグ&ドロップする機能が導入されました。

シームレスな更新

更新してもショートカットと環境設定が維持されるので、確実に InDesign の最新バージョンで簡単かつ素早く作業できます。InDesign Creative Cloud を更新するときには、インストールされている最新バージョンの InDesign から設定を移行してください。これにより、InDesign Creative Cloud を更新するたびに設定を変更する必要がなくなります。設定を移行したら、現在のバージョンで設定の同期が開始され、すべての最新設定がクラウドに保存されたことを確認してください。

カラースウォッチのフォルダー

カラーグループを作成して、異なるカラーグループとの間にスウォッチを配置できます。スウォッチパネルで新しいカラーグループアイコンを使用するか、またはパネルメニューおよびコンテキストメニューを使用して、カラーグループを簡単に作成できます。

Scalable 効果

透明効果が適用されるオブジェクトが拡大縮小されている場合、InDesign の透明効果によって拡大・縮小はされません。新しい Scalable 効果機能により、オブジェクトを拡大・縮小しながら透明効果も拡大・縮小できるオプションが、コントロールパネルおよび変形パネルメニューに追加されました。このオプションを使用して拡大縮小のオンまたはオフを切り替えることができます。この機能は線幅の拡大縮小とまったく同じように動作します(環境設定/一般パネルの「オブジェクト編集」で「拡大 / 縮小率を調整」を選択した場合、グレーアウトされて有効になりません)。このオプションを有効にした状態で透明効果が適用されているオブジェクトを拡大・縮小すると、効果も縦横比を維持して拡大・縮小します。適用された効果に関連する属性値はモデル内で変更され、効果ダイアログに正確に反映されます。

ドキュメント内に QR コードを含める

InDesign ドキュメントに QR コードを結合できるようになりました。 以下の各種 QR コードを追加できます。

  • 書式なし
  • Web ハイパーリンク
  • テキストメッセージ
  • 電子メール
  • 名刺

検索の強化 - 前を検索

短時間で行う編集ワークフローでは InDesign で文字列を検索して変更する場合があります。このとき、「次を検索」ボタンを押すのが速すぎて変更対象のテキストを飛ばしてしまうことがあります。InDesign の検索と置換ダイアログで、2 つの検索方向ボタンが使用できるようになりました。デフォルトでは後方に検索します。また、検索方向の反転もできます。

改良 - パネルへの変更

ツールヒントパネル

改良の一環として、ツールヒントパネルが Flash テクノロジーから HTML5 に変換されました。ツールヒントパネルにはウィンドウ/ユーティリティ/ツールヒントで ID を使用してアクセスできます。このパネルには、ツール名、ツールヒント、選択したツールのツールアイコンが表示されます。これまでは APE (Flash)ベースの拡張でした。APE の利用廃止に伴い、このパネルは、CEP HTML5 ベースの拡張となっています。

バックグラウンドタスクパネル

ウィンドウ/ユーティリティ/バックグラウンドタスクにあるバックグラウンドタスクパネルを使用して、実行中のバックグラウンドタスクの進行状況を監視できます。また、実行中のバックグラウンドタスクをキャンセルすることもできます。このパネルはこれまでは APE (Flash)ベースでしたが、アドビの Drover UI テクノロジーで実行する方式に変換されました。

単純な再保存

Creative Cloud の他のメンバーに InDesign Creative Cloud ファイルを送信した場合、メンバーは、各自のインストールしているバージョン(CS6、R0、R1 など)に関係なく、ドキュメントをすぐに開くことができます。Creative Cloud メンバーである同僚やプリンターと InDesign ファイルを共有すると、より簡単かつ効率的になります。
これにより、同僚が使用している InDesign Creative Cloud のバージョンを確認したり、(ファイルの送信者が)ファイルを IDML に手動で変換したり、(ファイルの受信者が)ファイルが開くかどうか心配したりする必要がなくなるので、ファイルの受け渡しがより効率的になります。

Behance との統合

InDesign から Behance に直接作品を保存したり、完了したプロジェクトや作成中のプロジェクトを公開できるようになりました。 作品を完成させて新しいバージョンをアップロードすれば、すぐに世界中の無数のクリエーターから反応が得られます。

パッケージ機能の強化

InDesign で作成したパッケージに PDF および IDML ファイルを含めることができます。InDesign パッケージに、INDD、リンクファイル、フォント、IDML、PDF を含められるようになりました(これまでは、InDesign パッケージには INDD、リンクファイル、フォントのみを含められました)。

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