Adobe Premiere Elements 11 Quick Editor ワークスペースではシンプルなインターフェイスをご利用いただけます。ビデオフッテージを簡単に編集して他の人と共有する際に一般的に使用する、基本的な機能が用意されています。クリップの編集、DVD や Blu-ray ディスクのメニューの作成、ムービーの書き出しなど、クリップを使用した一般的なタスクを最適化します。
また、プロユーザーが複雑なビデオ編集作業に使用するオーディオミキサーやタイムストレッチなどの高度な機能やツールも用意されています。
タイトル、エフェクト、トランジション、バックグラウンドミュージックおよびグラフィックをクリップに追加できます。必要に応じてクリップをパンまたはズームしたり、SmartTrim を使用してより鮮明なビデオを作成します。インスタントムービーを使用すると、ムービーの作成手順を自動化できます。
ワークスペースには、メディアを追加パネル、タイムライン、アクションバー、調整パネル、適用されたエフェクトパネル、書き出し・配信パネルが含まれています。
これらの利用可能なパネルの他に、プロジェクトのアセットパネルがあります。
このパネルには、Premiere Elements Quick Editor プロジェクトに読み込むメディアファイルが収容されます。ファイルをリストまたはグリッドで整理するには、パネルオプションを使用します。グリッド表示は、各ファイルをサムネイルで表示します。タイムラインにメディアアセットを追加すると、アセットのサムネイルの下に緑色のアイコンが表示されます。
メディアを追加パネル
メディアを追加パネルでは、タイムラインに様々なソースからメディアファイルを追加して、並べ替えや編集をおこなうことができます。
メディアを追加パネルでは、ビデオカメラ、iPhone、Web カメラ、DV ビデオカメラ、ハードディスク上のフォルダーなどのソースからメディアファイルを追加できます。
Quick Editor タイムライン
Quick Editor タイムラインには、次のトラックがあります。
- ビデオ:このトラックでビデオクリップや画像を編集します。
- タイトル:このトラックでクリップにテキストタイトルを追加します。
- サウンド:ムービーに BGM やその他のサウンドを追加します。
- ナレーション:このトラックで録音されたナレーションをムービーに追加します。
タイムラインでは、各クリップは、クリップ全体にわたる連続したフレームとして表示されます。個々のフレーク内の不要部分をトリミングして並べ替えることができます。また、クリップの位置を入れ替えて、一貫したムービーシーケンスを作成できます。
アクションバー
アクションバーには、編集作業で使用する一般的な機能に簡単にアクセスできるオプションが含まれています。オプションを使用して、タイトル、トランジション、スペシャルエフェクト、グラフィック、音楽、マーカーをクリップに追加します。
アクションバーには次のオプションがあります。
インスタントムービー:ムービーの作成プロセスを自動化します。ムービーテンプレートの選択やクリップの編集を簡単に行うことができます。また、インスタントムービーを使用して、テーマに基づいたエフェクト、タイトル、トランジションおよびオーディオをムービーに追加できます。それぞれの設定は自由に変更できます。
ツール:ビデオに効果的なエフェクトを追加できるオプションを提供します。例えば、タイムリマップ や SmartMix を使用して、洗練されたモーションエフェクトをビデオに追加します。SmartTrim を選択すると、Premiere Elements Quick Editor でフッテージを自動編集して、より鮮明なビデオを作成できます。
トランジション:ムービークリップ間で使用できるトランジションを提供します。初めてトランジションを適用すると、トランジションコントロールが自動的に表示されます。トランジションコントロールを使用して、トランジションプロパティを変更します。次回以降にトランジションコントロールを開くには、トランジションをダブルクリックします。
タイトルとテキスト:ムービーで使用できるように、あらかじめ用意されたタイトルのテンプレートが含まれています。ムービーに初めてタイトルを適用すると、タイトルコントロールが自動的に表示されます。タイトルコントロールを使用して、タイトルプロパティを変更します。次回以降にタイトルコントロールを開くには、タイトルをダブルクリックします。
エフェクト:ムービーのクリップに適用できるスペシャルエフェクトとプリセットを表示します。スペシャルエフェクトを適用した後に編集するには、「適用エフェクト」をクリックし、適用されたエフェクトパネルのプロパティを変更します。
音楽:ムービーにテーマ音楽を追加できます。ここから複数の音楽クリップを選択できます。音楽クリップは選択順に再生されます。ムービーにサードパーティ製の音楽プラグインを選択するには、「スマートサウンドを使用」をクリックします。
グラフィック:クリップの特定部分に、クリップアートや吹き出し(泡または風船を使用)などのグラフィック画像を追加できます。
調整パネル
調整パネルでは、色や照明など、そのクリップ固有のプロパティを補正できます。また、SmartFix ツールを使用して、ビデオフッテージの画質を高めることができます。
調整パネルを表示するには、クリップを選択し、右側の「調整」をクリックします。クリップにタイトルを追加する場合、必要に応じて、調整パネルを使用してプロパティを変更します。
適用されたエフェクトパネル
適用されたエフェクトパネルでは、クリップに適用済みのエフェクトのプロパティを表示できます。このパネルには、適用されたエフェクトを変更できる様々なオプションが用意されています。
適用されたエフェクトパネルを表示するには、エフェクトが適用されているクリップを選択し、右側の「適用されたエフェクト」をクリックします。
書き出し・配信パネル
書き出しパネルでは、完成したプロジェクトの保存や書き出しができます。
プロジェクトは、Web、携帯電話およびコンピューターで表示したり、DVD や Blu-ray ディスクに書き込む形式で保存したりすることができます。
- Web DVD:オンラインまたはコンピューターでの再生に適した高画質ビデオ用。
- ディスク:ムービーを DVD、Blu-ray または AVCHD ディスクにコピーする場合。
- オンライン:Facebook、YouTube、Vimeo などのビデオ共有 Web サイトにアップロードするためのビデオ用。
- コンピューター:コンピューターでの再生に適したビデオ用。
- 携帯電話および携帯プレーヤー:携帯電話などのデバイスでの再生に適したビデオ用。