機能概要 | Adobe XD(2020 年リリース)

XD の 2020 年 10 月リリースおよび他のリリースでの新機能と強化点について説明します。

Adobe XD 32.0 の新機能

XD の 2020 年 8 月リリースには、次のような新機能と機能強化が追加されています。

XD ドキュメント内での複数のユーザージャニーの作成と共有

デザイナーが 1 つの XD ドキュメント内で、複数のインタラクションフローを作成して、共有できるようになりました。ドキュメント内の各インタラクションフローに対して異なるホームアートボードを設定し、共有可能なリンクを使用して関係者と共有できます。

詳しくは、デザインスペックとプロトタイプの共有を参照してください。

XD の様々なモードのスピーディな切り替え

新たに導入されたキーボードショートカットを使用して、デザインモード、プロトタイプモード、共有モードをすばやく切り替えることができます。

  • Windows では、Alt+1、Alt+2、Alt+3 を使用すると、それぞれデザイン、プロトタイプ、共有モードに切り替わります。 
  • Mac では、⌥+1、⌥+2、⌥+3 を使用すると、それぞれデザイン、プロトタイプ、共有モードに切り替わります。

詳しくは、キーボードショートカットを参照してください。

Adobe XD 31.0 の新機能

XD の 2020 年 7 月リリースには、次のような新機能と機能強化が追加されています。

Creative Cloud ドキュメントフォルダー

個人の XD クラウドドキュメントを特定のフォルダーにグループ化できるようになりました。このようにグループ化することで、特定のプロジェクトやクライアントに関するドキュメントを簡単にまとめて整理できます。 

Creative Cloud ドキュメントフォルダー

詳しくは、XD のクラウドドキュメントを参照してください。

ホーム画面の「ラーニング」タブ

XD の使用は初めてですか?ホーム画面の「ラーニング」タブには、XD の機能、ツール、ワークフローに関連する様々なコンテンツが用意されています。 

ホーム画面の「ラーニング」タブ

詳しくは、ワークスペースの基本を参照してください。

Adobe XD 30.0 の新機能

XD の 2020 年 6 月リリースには、次のような新機能と機能強化が追加されています。

オブジェクトの整列とスタックとの間隔を維持する

デザインの変更に応じて、オブジェクト間の間隔を定義し、保持できるようになりました。オブジェクトを挿入するか並べ替えると、他のオブジェクトもそれに応じて調整されます。レイアウトの手動調整は不要です。

詳しくは、スタックを使用して動的なデザインを作成する
を参照してください。

スクロールのグループを使用して垂直方向または水平方向スクロール効果を作成する

アートボード内で、アートボードの他の部分から独立してスクロールする領域を定義し、水平方向または垂直方向スクロール効果を作成できるようになりました。この便利な機能は、イメージカルーセルや製品スライダーなどを作成する場合に使用します。

これは、XD で使用されるスクロールグループの画像です

詳しくは、スクロールグループを作成する
を参照してください。

新しいリンクを作成しなくても、1 つのリンクアドレスを使用してデザインを共有できるようになりました。パブリックからプライベートへのアクセス設定を調整する際に、別々のリンクを使用する必要がなくなりました。

XD で共有可能なリンク

詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。

デザイントークンを使用してカスタム変数名を追加する

アセットパネルのカラーと文字スタイルにカスタム名や変数を割り当てて、デザインスペックで開発者に提供できるようになりました。開発者は、これらのデザイントークンをデザインスペックで表示し、これらの変数を CSS としてダウンロードできるため、デザインからコーディングへのワークフローがスピードアップします。

デザイントークンとは

詳しくは、デザイントークンを作成する
を参照してください

Adobe XD 29.0 の新機能

共同編集のオフラインサポート

ネットワーク接続が不十分な場合やまったくない場合でも、クラウドドキュメントの編集を続行できます。

オフラインでドキュメントに加えた変更内容は、接続が再確立されるとすべての共同作業者にプッシュされます。接続の再確立時に競合する変更がある場合、ローカルの変更を破棄するか、新しい変更を含む文書のコピーを保存して、結合の問題を回避できます。

見出し

詳しくは、デザインの共同作業と共同編集を参照してください。

共有プロトタイプリンクのズームコントロール

デスクトップまたはモバイル Web ブラウザーのズームコントロールを使用して、共有プロトタイプをより詳細に確認できます。25% から 200% の範囲でズーム率を選択するか、ズーム設定を「デフォルト」に設定します。

画像

デスクトップまたはモバイルブラウザーでのズームコントロールの使用について詳しくは、XD でのプロトタイプの操作およびモバイルデバイスでのプロトタイプのプレビューを参照してください。

Adobe XD 28.0 の新機能

プロトタイプにオーディオ再生を追加する

マルチモーダルデザインワークフローやゲームデザインのプロトタイプ作成でオーディオ再生を使用し、オーディオファイルをアクションとして追加できます。

これにより、プロトタイプに音楽を追加したり、オーディオを再生しながら別の画面にトランジションするボタンのプロトタイプを作成したりすることができ、さらに魅力的なデザインが実現します。

複数アクション

詳しくは、オーディオ再生の追加を参照してください。

1 つのトリガーで複数アクションを追加する

1 つのオブジェクトまたはアートボードに複数のアクションを追加できるようになりました。「タップ」という 1 つのトリガーに、2 つのアクションを組み合わせることができます。例えば、2 つのアートボード間をトランジションするためにクリックすると、クリック音が鳴るように設定できます。

複数アクション

詳しくは、単一のトリガーでの複数のアクションの追加
を参照してください。

同じアートボード上のオブジェクトをアンカーリンクとしてワイヤー接続することで、単一ページの Web サイトや長い UI に適した便利なスクロール動作を作成できるようになりました。

アンカーリンク

詳しくは、アートボード内でのナビゲーションリンクの作成を参照してください。

コンテンツに応じてテキスト領域のサイズを変更する

画面下部の赤いサイズ変更ハンドルをダブルクリックして、コンテンツが収まるようにテキスト領域のサイズを自動変更できるようになりました。これにより、領域の中にテキストが収まるように、領域の高さが調整されます。 

もうアートボード内で、複数のテキストボックスのサイズを手動で変更する必要はありません。

テキスト領域のサイズ変更

詳しくは、テキスト領域のサイズ変更を参照してください。

招待されたユーザーにデザインスペックとプロトタイプの再共有を許可する

デザインの共同作業を向上させるため、招待者に対し、デザインスペックとプロトタイプを再共有する許可を付与することができます。その後、他のレビュー担当者から、セキュリティで保護された非公開リンクへのアクセスや表示のリクエストを受け取って、それらを追加、削除、許可できます。 

プロトタイプの再共有

詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。

Adobe XD 27.0 の新機能

組織グループでプライベートリンクを共有する

グループ共有と連携して、デザインプロトタイプを組織グループと共有できます。

詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。

すべてのアートボードを公開する

インタラクションのないものも含め、すべてのアートボードを共有できるようになりました。プロトタイプモードでホームアートボードアイコンを無効にすると、キャンバスに存在するすべてのアートボードを公開できるようになります。必ずしもアートボード間にインタラクションを含める必要がなくなりました。

詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。

macOS の音声コントロールのサポート

MacOS Catalina では、Mac を音声で完全に制御する新しい方法として音声コントロールが導入されています。Adobe XD では、この機能を利用して、音声でキーボードショートカットを操作できます。 

この機能をテストするには、MacOS で音声制御を有効にして、次の操作を行います。

  • Adobe XD でファイルを開く
  • 「編集メニューを開く」と言って、編集メニューを開く
  • 「4 をクリック」と言って、アートボードを複製すると、新しいアートボードが作成されます。

詳しくは、XD での MacOS 音声コントロールの使用を参照してください。

ハート形を作成する

多角形ツールに、XD デザインカンバスでハート形を作成するためのネイティブサポートが追加されました。詳しくは、描画ツールとテキストツールでの操作を参照してください。

Adobe XD 26.0 の新機能

コンテンツ対応のレイアウトの作成

コンテンツに応じたレイアウトでは、カンバス上の様々なオブジェクト間の関係が認識され、グループの様々なオブジェクトを変更したときにグループのレイアウトが自動調整されるため、共通の UI 要素をより簡単かつ迅速に作成することができます。また、パディングを使用して UI 要素の構造を整列することができます。

グループ内のオブジェクトを手動でサイズ変更したり整列する必要はありません。

単一のアートボードの公開

ワイヤーによるインタラクションなしに、プロトタイプから個別のアートボードを共有できるようになりました。

この機能を使用して、新しいレベルのインタラクティブ機能をプロトタイプに追加しましょう。  

詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。

多角形ツールを使用してスターシェイプを作成

デザインプロジェクトで多角形ツールを使用し、スター比率を調整してスターシェイプを描けるようになりました。

これにより、エクスペリエンスデザインがさらに向上します。

詳しくは、描画ツールとテキストツールでの操作を参照してください。

アーティファクトリンクのコメントファーストエクスペリエンス

アカウントにログインすることなく、共有アーティファクトリンクにコメントできるようになりました。プロトタイプにコメントするために Adobe ID でログインするという面倒なプロセスが必要なくなりました。

プロトタイプへのコメントの追加について詳しくは、プロトタイプの操作を参照してください。

その他の関連ヘルプ

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