2021 年 9 月の新機能と拡張機能について説明します。
Adobe XD 44.0 の新機能
2021 年 9 月リリースの XD には、次の機能が搭載されています。
ライブラリパネルで任意の数のグループとサブグループを作成することにより、ドキュメントアセットをより適切に整理できるようになりました。グループ間でアセットを簡単に移動したり、グループを並べ替えたり、ドキュメントアセットをアルファベット順に並べ替えたりできます。XD クラウドドキュメントからリンクされたライブラリを公開すると、すべてのグループとサブグループがライブラリに保持されます。
詳しくは、「Adobe XD でのドキュメントアセットの操作」をご覧ください。
すべてのリンク化アセットを Creative Cloud ライブラリに移行することをお勧めします。このようにして、ドキュメント間のアセットのリンクのサポートが XD で廃止された後も、リンク化アセットを効果的に使用し続けることができます。
アセット共有のために Creative Cloud ライブラリを使用する利点については、「デザインシステムの Creative Cloud ライブラリへの移行」をご覧ください。
Adobe XD 42.0 の新機能
2021 年 7 月リリースの XD には、次の機能が搭載されています。
macOS では、XD による Apple silicon M1 チップのネイティブなサポートが実現し、XD のパフォーマンスが向上しました。
XD と Apple silicon との互換性について詳しくは、Adobe XD、Big Sur、Apple silicon | macOS 11を参照してください。
共同編集者がソースドキュメントから別のリンクされたライブラリを誤って公開し、ライブラリがリンク切れになった場合に、ライブラリマネージャーから簡単に再リンクできるようになりました。ライブラリをソースドキュメントと再リンクすると、ライブラリがソースドキュメントと同期します。これにより、ライブラリにリンクされているすべての使用ドキュメントが、それ以降のライブラリの更新内容を受信するようになります。
ライブラリの再リンクについて詳しくは、XD での Creative Cloud ライブラリの操作を参照してください。
Adobe XD 41.0 の新機能
2021 年 6 月リリースの XD には、次の機能が搭載されています。
アウトラインストロークを使用してストロークをシェイプに変換し、XD 内にベクターオブジェクトを作成できます。編集できる枠線とカラーを塗りつぶすオプションのあるアイコンのようなベクターオブジェクトをさらにカスタマイズできます。
詳しくは、アウトラインの作成を参照してください。
シャドウ(内側)ツールは、選択したオブジェクトの内側に影をつけて、デザインに奥行き感を与えます。シャドウ(内側)は、シェイプ、テキスト、画像、ブールグループに適用でき、Photoshop や Sketch などのその他のツールからデザインを読み込むときにサポートされます。
詳しくは、「シャドウ(内側)の作成」を参照してください。
円錐グラデーションを使用して、カラーホイール、円グラフ、または進行状況を表すスピナーを作成します。円の中心からシェイプの周りをスイープするカラーグラデーションで塗りつぶしを適用します。
詳しくは、円錐グラデーションの使用方法を参照してください。
Adobe XD 40.0 の新機能
2021 年 5 月リリースの XD には、次の機能が搭載されています。
リモートライブカーソルを使用して、共同編集者が共有ドキュメントのどこで作業しているかを確認できます。ライブカーソルを有効または無効にするには、表示/ライブカーソルの表示または非表示を選択します。ライブカーソルを表示はデフォルトで有効です。
詳しくは、ライブカーソルで共同編集者の位置を追跡するを参照してください。
選択したアートボードを手動で接続することなく、デザインモードから直接共有できるようになりました。1 つまたは複数のアートボードを選択し、キャンバスの「共有」 をクリックします。XD はアートボードを自動的に接続し、共有可能なリンクを作成します。
詳しくは、「選択したアートボードの共有」を参照してください。
ホバーステートと同様、トグルステートにもデザインビューに独自のショートカットが追加されました。このショートカットを使用すると、プロトタイプモードで双方向のインタラクションが自動的に作成されます。
詳しくは、トグルステートの作成を参照してください。
XD の新しい環境設定メニューを使って、設定の管理や、アプリ内エクスペリエンスのカスタマイズを行うことができます。アプリの言語の変更、生産性向上のヒントの表示と非表示、アートボードを共有する際のリンクの自動生成の有効と無効を設定できます。macOS では、 Adobe XD/環境設定を選択します。Windows では編集/環境設定を選択します。
Adobe XD 39.0 の新機能
2021 年 4 月リリースの XD には、次の機能が用意されています。
新たなトリガーによる、コンポーネントのステート間のトランジション
音声コマンド入力や、キーボード、ゲームパッドからの入力を使ってコンポーネントのステート間をトランジションできるようになりました。インタラクティブで忠実度の高いプロトタイプを作成できます。
詳しくは、「コンポーネントへの複数ステートの追加」を参照してください。
Adobe XD 38.0 の新機能
2021 年 3 月リリースの XD には、次の機能が用意されています。
Windows 版 XD の新しいアプリメニュー
Windows 版 XD では、XD フレームの上部に沿ってメニューバーを表示できるようになりました。新しいアプリメニューバーは、従来の「ハンバーガー」スタイルのメニューに代わるものです。
詳しくは、ワークスペースの基本を参照してください。
Adobe XD 36.0 の新機能
ダッシュとギャップのアニメーションを使用したデザインの強化
自動アニメーションを使用して、ストロークのダッシュとギャップの値をアニメーション化できるようになりました。これにより、輪郭が描かれたアイコンやイラストを新しい感覚でリッチにアニメーション化できます。
詳しくは、自動アニメーションでサポートされているオブジェクトプロパティを参照してください。
XD モバイルアプリの新しい表示オプション
XD モバイルアプリでプロトタイプをプレビューしながら、画面の「幅に合わせる」または「高さに合わせる」を使用してプロトタイプを拡大縮小し、デザインを見やすくすることができます。
詳しくは、モバイルデバイスでプレビューを参照してください。
Adobe XD 35.0 の新機能
XD の 2020 年 11 月リリースには、次の新機能と強化機能が追加されています。
公開されたフローの識別
公開および共有された複数のフローを簡単に識別できるようになりました。また、共有モードで、デザインカンバス上の「リンクをコピー」アイコン をクリックすると、最後に公開されたリンクをすばやくコピーすることができます。
詳しくは、デザインおよびプロトタイプの共有を参照してください。
Sketch ファイルを使用した自動高さ調整テキストの読み込み
自動高さ調整テキストを有効にすると、読み込んだ Sketch ファイルをシームレスに編集できます。Sketch ファイルを XD に読み込むと、それらのファイル内の自動高さ調整テキストオブジェクトが自動的に読み込まれます。
詳しくは、XD で Sketch ファイルを開くを参照してください。
Adobe XD 34.0 の新機能
XD の 2020 年 10 月リリースには、次の新機能と強化機能が追加されています。
3D 変形による表現力豊かなプロトタイプ作成
3D 空間でオブジェクトを操作して、デザインに深度と奥行を導入できるようになりました。水平(x 軸)、垂直(y 軸)、Z 軸に沿ってオブジェクトを回転することで、引き込まれるようなエクスペリエンスを生み出してデザインを生きているように表現できます。
詳細は、XD での 3D 変形による作業を参照してください。
Creative Cloud ライブラリと連携した再利用可能なデザインシステム
XD でのデザインシステムの作成と保守は、柔軟、円滑、かつ直観的です。デザインシステムを使って、クラウドドキュメントから Creative Cloud ライブラリを作成して公開することで、再利用可能なデザインシステム要素をチームと共有できます。これによりデザインプロジェクト全体で一貫したデザインが可能となります。
詳細は、Adobe XD でのアセットとライブラリによる作業を参照してください。
共同編集による堅固な共同作業
共同編集はベータ版ではなくなり、一般公開されました。アバターをクリックし、共同編集者がキャンバスで作業している場所にジャンプすれば、リアルタイムの編集ができます。
詳細は、共同作業でデザインを共同編集を参照してください。
まとまりのあるデザインを Creative Cloud ライブラリで作成
Creative Cloud ライブラリがすべて統合されたことで、デザインやブランドシステムのアセットを大規模に一元管理して配布できます。
まず、XD のクラウドドキュメントで、デザインとブランドシステムを構成する一連のコンポーネントとスタイルを伴う、ステッカーシートをキュレートします。より広範なチームと再利用可能なそれらのアセットを共有する準備ができれば、適切な権限により、ステッカーシートのクラウドドキュメントをライブラリとして公開して、チームを招待できます。
詳細は、XD での Creative Cloud ライブラリによる作業を参照してください。
自動高さ調整テキストを使って柔軟なテキストレイアウトをデザイン
幅は変えずにテキストオブジェクトのコンテンツに基づいて高さを動的に調整する自動高さ調整テキストを使って、作業を簡単にしましょう。
詳細は、描画ツールとテキストツールによる作業を参照してください。
ネスト化コンポーネントを使った柔軟なデザイン
ネスト化コンポーネントワークフローを使用すれば、他のコンポーネントを含む複雑なコンポーネントを使った作業をチーム内で行いやすくなります。別のコンポーネント内にネスト化コンポーネントのインスタンスをメインコンポーネントに影響を与えずに修正し、デザインを生き生きとさせられます。
詳細は、XD のネスト化コンポーネントによる作業を参照してください。
デザインスペックのコンポーネントステートを使ったデベロッパーハンドオフの改善
デベロッパーは、コンポーネントのあらゆるステートのためのアセットをコンテキスト表示、Inspect、およびダウンロードできます。個別アートボードにコンポーネントステートをリストする必要はもうありません。
詳細は、デザインスペックを Inspect を参照してください。
複数ステートを伴うコンポーネントの共有効率の強化
これでホバー、ボタンの押下、有効化といった複数ステートなどをデザインシステムの一部とするコンポーネントを作成し、Creative Cloud ライブラリに発表できるようになりました。
詳細は、Adobe XD でのアセットとライブラリによる作業を参照してください。