サーバー
ColdFusion(2018 リリース)アップデート 5
ColdFusion Administrator でアップデートする場合:
アップデート 5 をインストールするには、ColdFusion(2018年リリース)のアップデート 4 が必要です。
アップデート 3 以前を使用している場合は、アップデート 4 をインストールしてからアップデート 5 をインストールする必要があります。詳しくは、 ColdFusion (2018 release) and ColdFusion (2016 release) mandatory updates を参照してください。
以前のアップデートをインストールするには、「ColdFusion(2018 リリース)のアップデート」を参照してください。
ColdFusion(2018年リリース)アップデート 5(リリース日:2019年9月24日)には、次の変更が含まれています。
新機能および変更された機能
セキュリティ
ColdFusion(2018 リリース)アップデート 5 では、セキュリティ情報 APSB19-47 で言及されている脆弱性に対応しました。
言語の機能強化
新しい配列関数:
新しい構造体関数:
新しいクエリ関数:
- QuerySome
- QueryEvery
- QueryAppend
- QueryPrepend
- QueryRowSwap
- QuerySlice
- QueryClear
- QueryRecordCount
- QueryReverse
- QueryInsertAt
言語に関するその他の更新:
- GetMetaData - Array.GetMetaData() で返される構造体のキーに変更がありました。詳しくは、関数の履歴を参照してください。
- 次の関数に新規パラメーター includeEmptyFields が追加されました。
- QueryNew - クエリオブジェクトに行を構造体の配列として挿入できます。
- cfchart - base64 属性が追加されました。
- メンバー関数 - 新しく追加された関数に対応するメンバー関数が含まれています。
- ColdFusion での文字列の配列表記 - 位置範囲に基づく配列表記を使用して、部分文字列にアクセスできます。
- 次の関数に対して、正規表現に関する変更が行われました。
アロー関数
ColdFusion(2018 リリース)アップデート 5 では、アロー関数またはファットアロー関数(=>)と呼ばれる、関数の新しい記述方法が導入されています。
詳しくは、ColdFusion のアロー関数を参照してください。
ColdFusion Administrator の変更点
- デフォルトの拡張子を復元 - アップロードをブロックするすべてのファイルの拡張子を登録したリストを復元します。
- Java を Regex エンジンとして使用 - Java を Regex(正規表現)エンジンとして使用するかどうかを指定します。また、これと同等の Application.cfc 変数 useJavaAsRegexEngine も用意されています。
サーバーの自動ロックダウンのインストーラー(Solaris 用)
Solaris 10.3 以降にサーバーの自動ロックダウンをインストールします。詳細については、「サーバーの自動ロックダウンのインストール」を参照してください。Solaris 用のインストーラーをダウンロードするには、「サーバーのロックダウンのダウンロード」を参照してください。
アプリケーション
アプリケーションサーバーのサポート
|
バージョン |
---|---|
WildFly |
17 |
Tomcat |
9.0.21 |
OEM のアップグレード
OEM |
バージョン |
---|---|
JDK |
12 |
Tomcat |
9.0.21 |
Apache Tika |
1.21 |
Batik XML |
1.11 |
ZingChart |
2.8.6 |
Derby JAR |
10.11 |
MySQL |
8 |
オペレーティングシステムのサポート
OS |
バージョン |
---|---|
RHEL |
8 |
Ubuntu |
19 |
SLES |
15 |
CentOS |
7.6 |
修正されたバグ
このアップデートで修正されたバグの詳細な一覧については、修正されたバグのリストを参照してください。
既知の問題
前提条件
- 64 ビットコンピューターでは、64 ビット版 ColdFusion の 64 ビット JRE を使用します。
- ColdFusion サーバーがプロキシの背後にある場合は、サーバーが更新通知を受け取ってアップデートをダウンロードできるようにプロキシ設定を指定してください。スタンドアロンインストールの場合は jvm.config の下のシステムプロパティ、JEE インストールの場合は対応するスクリプトファイルを使用してプロキシ設定を指定します。
- http.proxyHost
- http.proxyPort
- http.proxyUser
- http.proxyPassword
- JEE アプリケーションサーバー上で実行している ColdFusion の場合、アップデートをインストールする前に、すべてのアプリケーションサーバーインスタンスを停止します。
インストール
このアップデートをインストールする方法については、「 サーバー 更新」セクションを参照してください。アップデートに関する質問については、この FAQ をご覧ください。
- アップデートはColdFusion インスタンスの Administrator か、コマンドラインオプションでインストールできます。
- Windows ユーザーは、「スタート/すべてのプログラム/Adobe/Coldfusion 2018/Administrator」を使用して ColdFusion Administrator を起動できます。
- Microsoft 8.1、Windows 、Windows 10、Windows Server R2 2012、および Windows Server 2016 のユーザーは、「管理者として実行」オプションを使用して wsconfig ツール({cf_install_home}/{instance_name}/runtime/bin にある)を起動する必要があります。
- 「ダウンロードおよびインストール」オプションを使用してアップデートをインストールするときに、次のエラーが表示された場合、フォルダー {cf_install_home}/{instance_name}/hf_updates に書き込み権限があることを確認します。「{cf_install_home}/{instance_name}/hf-updates/hotfix_005.properties のファイルで書き込みファイル操作を実行するときにエラーが発生しました。」
- コネクタ設定ファイルは、{cf_install_home}/config/ wsconfig /backup にバックアップされます。コネクタの再構成後、worker.properties ファイルに行われたカスタム変更をすべて元に戻します。
アップデートの手動インストール
- このリンクをクリックして、アップデート JAR をダウンロードします。
- ダウンロードした JAR で、以下のコマンドを実行します。ColdFusion サービスを開始したり停止する特権と ColdFusion ルートディレクトリへのフルアクセスを持つ必要があります。
Windows:<cf_root>/jre/bin/java.exe -jar <jar-file-dir>/hotfix-005-315699.jar
Linux ベースのプラットフォーム:<cf_root>/jre/bin/java -jar <jar-file-dir>/hotfix-005-315699.jar
ダウンロードした JAR の実行には、ColdFusion にバンドルされている JRE を必ず使用してください。スタンドアローン ColdFusion の場合、これは <cf_root>/jre/bin にあります。
ColdFusion サービスおよび他の設定済み Web サーバーを再起動する権限を持つユーザーアカウントからアップデートをインストールします 。
アプリケーションを手動で更新する方法については、このヘルプ記事をご覧ください。
インストール後
このアップデートの適用後、ColdFusion のビルド番号は 2018,0,05,315699 になるはずです。
アンインストール
アップデートをアンインストールするには、以下のいずれかの操作を行います。
- ColdFusion Administrator で、「サーバーアップデート/アップデート/インストール済みアップデート」に移動して「アンインストール」をクリックします。
- コマンドプロンプトからアップデートのアンインストーラーを実行します。例:java -jar {cf_install_home}/{instance_home}/hf_updates/hf-2018-00005-315699/uninstall/uninstaller.jar
上記のアンインストールオプションを使用してもアップデートをアンインストールできない場合、アンインストーラーが破損している可能性があります。ただし、次の操作を実行すれば、手動でアップデートをアンインストールできます。
- {cf_install_home}/{instance_name}/lib/updates からアップデート jar を削除します。
- {cf_install_home}/{instance_name}/hf-updates/{hf-2018-00005-315699}/backup ディレクトリから {cf_install_home}/{instance_name}/ にすべてのフォルダーをコピーします。