ユーザータブより [ユーザーの一括追加] を使用すると、管理者は CSV ファイルを使用して Admin Console で複数のユーザーアカウントを作成できます。ユーザーアカウント作成プロセスのステータスと進捗状況は一括操作の結果ページに表示されます。ユーザーアカウント作成の処理は、いつでもキャンセルできます。

Admin Console におけるユーザーの操作の詳細については、ユーザーの管理を参照してください。
- ファイルはカンマ区切り値(CSV)形式で、.csv サフィックスが付いています。各レコードは改行(CRLF)で区切られた別々の行にあります。たとえば、aaa、bbb、ccc CRLF などです。詳細については、RFC 4180 (CSV ファイルの仕様)を参照してください。
- カラムヘッダーは有効です。ヘッダー行は必須です。必須フィールド、オプションフィールド、およびファイル形式の詳細については、ユーザーの管理にある CSV ファイル形式の表を参照してください。
注意:
アップロードする CSV ファイルは、フィールドを区切る区切り文字としてカンマ(「,」)を使用する必要があります。
一部のロケールでは、オペレーティングシステムがフィールドの区切り文字としてセミコロン(「;」)を使用します。このため、Microsoft Excel で区切り文字としてセミコロンが使用され、処理が失敗することがあります。この地域設定を一時的に更新することで、この問題を回避できます。あるいは、Excel でファイルを保存するときに、「名前を付けて保存」を選択し、エンコーディングの種類に UTF -8 を選択して、ファイルを CSV 形式で保存します。
警告:
次のように変更すると、他のアプリケーションやスプレッドシートに影響する可能性があります。したがって、CSV における必要な変更を行ってから、これらの設定を元に戻します。
注意:
グループ版を使用している場合は、製品構成という列のタイトルをグループ版製品に変更します。また、この列のデータには、製品プロファイル名ではなく、製品名を入力します。
注意:
国コードは、2 文字の ISO 3166(alpha-2)コードにする必要があります。
1 つの CSV ファイルには最大で 25,000 行を含めることができます(最適なパフォーマンスを得るには 5,000 行以下にします)。5,000 行を超えると、Admin Console でファイルを処理する際にパフォーマンスの問題が発生します(次の「ファイル処理」を参照)。また、25,000 行を超える CSV ファイルは拒否されます。
25,000 を超えるユーザーをアップロードする必要がある場合は、次のいずれかの方法をおすすめします。
- CSV を 25,000 行以下の複数のファイルに分割する。 最適なパフォーマンスを得るには、5,000 行以下にします。
- アドビの User Sync Tool を使用する。ユーザーとグループの情報を組織のエンタープライズディレクトリシステム(Active Directory やその他の LDAP システムなど)から Adobe Admin Console 内の組織のディレクトリに移すためのコマンドラインツールです。
- アドビの User Management REST API を使用する。組織の管理アプリケーションやプロセスとこの API を連携できます。
- Microsoft Azure または Google Federation と連携し、Admin Console で Federated ID を設定している場合は、Admin Console コネクタを使用します。「Adobe との SSO 用に Google フェデレーションを設定する」または「Azure AD コネクタによる SSO の設定」を参照してください。
- 上記のどの方法でもユーザーを一括でアップロードできない場合は、Admin Console にログインして「サポート」に移動し、アドビカスタマーケアにお問い合わせください。
特定のドメインに基づいてファイルが処理されると、各エントリは次の表のように個別に処理されます。
すべての CSV のアップロードが完了すると、実行した管理者に電子メールで概要が送信されます。インポート操作がキャンセルされた場合、処理は停止します。ただし、既に処理された行はロールバックされません。
※1新規Adobe IDの場合ウェルカムメール内のリンクをクリックすることでパスワードを設定することができます。
※ 2 製品プロファイルが正しく割り当てられていない場合にはメールは通知されません。
※3アカウントが既に存在する場合は、製品プロファイルに追加します。
すべてのCSVのアップロードが完了すると、実行した管理者に電子メールで概要が送信されます。
インポート操作がキャンセルされた場合、処理は停止します。ただし、既に処理された行はロールバックされません。
ID の種別 | アクション(追加処理順) | 除外(以下に該当する場合は処理が完了されない可能性があります) |
Federated ID |
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Enterprise ID |
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Adobe ID |
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ID の種別 | アクション(追加処理順) | 除外(以下に該当する場合は処理が完了されない可能性があります) |
Federated ID | 1. 指定された 3. ドメインの決定以外、電子メールアドレスは使用されません。 4. 製品プロファイルの通知メールが有効の場合、ユーザーに製品利用開始の通知が送信されます。 |
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Enterprise ID | 1. アカウントは、指定されたメールアドレスを使用して作成されます。 3. 製品利用開始の通知メール(ウェルカムメール)がユーザーに送信されます。 ※2 |
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Adobe ID | ユーザーの電子メールアドレスに製品利用開始の通知メール(ウェルカムメール)を送信します。 ※1※2 ※3 |
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* アドビ システムズ社のサービスおよびソフトウェア製品は米国輸出規制法の対象であり、特定地域への輸出および当該地域での使用が禁止されています。現在、キューバ、イラン、北朝鮮、スーダン、シリア、ウクライナのクリミア半島地域などが規制対象地域に指定されています。
注意:
ユーザーのインポート機能は、カンマ(,)やセミコロン(;)などの特殊文字を含むユーザーのニックネームをサポートしません。
過負荷を回避するために、66.6% の負荷サイクルルールが処理に含まれます。エントリを処理する時間が 10% 以上周期的平均と離れている場合、要求の処理で実時間の 2/3 だけが使用されるようにスロットルが調整されます。
さらに、操作チームが管理するスロットル制御により処理レートが制限されます。スロットル制御が明示的に設定されている場合、負荷サイクル制御は無効になります。 負荷サイクル基準のスロットル制御に戻す API 呼び出しがあります。
1 秒間に処理される要求の数がパフォーマンスに関するフィードバックとして表示されます。
1,000 アカウントを作成し、それぞれ 2 つの製品構成に追加する場合、ターゲットレートは毎秒 1 アカウントで、66.6% の負荷サイクルは考慮されません。そのため、見かけの処理レートは毎秒 0.66 アカウントまたは毎分 40 アカウントとなることがあります。 このレートで 1000 アカウントを作成するには 25 分かかります。 このレートで 5000 アカウントを作成するには 2 時間かかります。
このエラーメッセージは、次の条件で表示されます。
- このファイルが CSV 形式ではない場合。
- 要求されたカラムヘッダー(電子メールなど)が無効であるか、見つからない場合。
- 要求されたカラムが見つからない場合。

回避策:次の操作を実行します。
- .csv ファイル形式のみをご使用ください。
- カラムヘッダーが有効であることを確認します。
- カラムの値が有効であることを確認します。
必須フィールド、オプションフィールド、およびファイル形式の詳細については、ユーザーの管理にある CSV ファイル形式の表を参照してください。
システムがアップロードされたファイル内のデータ行を処理できない場合は、処理エラーが発生します。詳細を表示するには、一括操作の結果を参照してください。
システム管理者またはサポート管理者の方は、ユーザーの一括アップロードに問題が引き続き発生する場合は、Admin Console の「サポート」タブからサポート案件を作成したり、チャットを開始したり、または既存のサポート案件を管理したりします。
詳しくは、サポート案件の作成を参照してください。