はじめに

企業組織として、その知的財産を保護することは重要です。これは、エンタープライズアカウント用の Creative Cloud やそれらのアカウントに関連付けられた Creative Cloud アセットなど、ビジネスのあらゆる側面に当てはまります。

そのことを念頭に置いた上で、Creative Cloud アカウントをより詳細に制御し、洞察力を高め、セキュリティを強化するためにアドビストレージおよびアドビアカウントを更新します。このアップデートには、ストレージ割り当てと視認性の変更、その他のエンタープライズ機能の追加が含まれます。

ストレージ割り当て

個人レベルではなく組織レベルでストレージを提供できるようにストレージ割り当て機能が更新されます。これにより、より視認性の高いストレージの使用と、ストレージ割り当ての制御が可能になります。アドビは、購入して権利を取得したすべての Creative Cloud エンタープライズ版シートにストレージを割り当てます。

これまでは、アドビのストレージはユーザーごとに割り当てられ、ストレージには制限がありました。例えば、ある組織が 100 個の Creative Cloud シートを購入すると、各ユーザーに使用権限に応じた容量のストレージが割り当てられます。ユーザーがこの制限に達すると、一部のコンテンツを削除する必要がありました。また、たとえ自分の全割り当て容量を使用していないユーザーが他にいる場合でも、組織でストレージを追加購入する必要がありました。

今回のアップデートでは、ストレージの割り当てがユーザーごとではなく、組織によって購入された合計ストレージ量に基づいて行われます。先の事例で言えば、ある組織が 100 個の Creative Cloud シートを購入した場合、各ユーザーには先ほどと同様、使用権限に応じた容量のストレージが割り当てられます。しかし、組織レベルで割り当てることで、組織内のすべてのユーザーの合計容量が購入ストレージを超えない限り、各ユーザーは使用権限に応じて割り当てられた容量を超えることができます。

このアップデートには、以下の機能追加も含まれています。

  • アセットの転送:従業員が組織を退職した場合、IT 管理者はその従業員のコンテンツを直ちにまたは後で転送することができます。コンテンツは ZIP ファイル(コンテンツが 5 GB を超える場合は複数の ZIP ファイル)を使用して転送されます。ZIP ファイルへのリンクは、転送されたファイルを受信するために管理者によって委任されたユーザーに送信されます。ユーザーはZIPファイルをダウンロードし、解凍して個々のユーザーフォルダーにアップロードできます。対応するホームディレクトリが完全に削除されない限り、ZIP ファイルは入手可能です。詳しくは、ユーザーからのアセットを再利用するを参照してください。
  • ストレージ分析:管理者はユーザーごとのストレージを確認したり、ストレージの制限を超えたときにアラートを受け取ることができます。管理者は、さらに詳しく分析するためにストレージレポートをダウンロードすることもできます。

組織のストレージを組織レベルで確実に割り当てることができるようにするには、Admin Console を使用して、Adobe Creative Cloud エンタープライズ版のライセンスシートを管理し、Enterprise ID または Federated ID アカウントにのみ割り当てる必要があります。組織が Enterprise ID アカウントまたは Federated ID アカウントと、それらに関連付けられたコンテンツを所有しており、Creative Cloud シートが Adobe ID アカウントに割り当てられている場合には、エンタープライズ版でストレージを更新できません。組織内のすべての Adobe ID ユーザーを Enterprise ID ユーザーまたは Federated ID ユーザーに移行させる必要があります。Adobe ID ユーザーアカウントは継続して作成することはできますが、Creative Cloud シートを Adobe ID に割り当てることはできません。

  1. Admin Console を使用して資格を管理およびデプロイする方法については、ID の設定を参照してください。

  2. Adobe ID から Enterprise ID または Federated ID にユーザーを移行する方法については、ID タイプの編集を参照してください。

大規模法人組織は、Enterprise ID ユーザーまたは Federated ID ユーザーに割り当てられている場合は、次の機能にもアクセスできます。

  • コンテンツログ:IT 部門は、ファイルやフォルダーの使用状況と利用者を表示できます。詳しくは、コンテンツログを参照してください。

今後のストレージ機能のアップデートにより、クラウド間のワークフローが大幅に強化され、ユーザーがコンテンツを合理的に共有、保存、およびアクセスできるコラボレーション機能への道筋が提供される予定です。

ストレージが更新されると、Adobe Admin Console に「ストレージ」タブが追加され、ユーザーストレージを表示および管理できるようになります。