LAN 機能制限ライセンスとは

LAN 機能制限ライセンスは、インターネットではなくローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているコンピューター上の Adobe Creative Cloud アプリケーションに対してライセンス認証する方法です。LAN によってコンピューターを接続すると、保存されているデータのセキュリティが確保され、それらのデータに対する重要な操作が確実に実行されます。このライセンス認証方法では、まず、LAN サーバーを内部ライセンス認証サーバーとして設定します。次に、LAN に接続された個々のコンピューターに対して、ライセンスパッケージを生成します。

LAN 機能制限ライセンス - オンラインの仕組み

管理者のワークフロー

組織の管理者として、1 つ以上の社内ライセンスサーバーのインスタンスを作成します詳しくは、機能制限ライセンス LAN サーバーの設定を参照してください。LAN サーバーを設定した後、ライセンスパッケージを作成して、ユーザーのコンピューターにデプロイします。

注意:

LAN サーバーの設定は、1 回限りの操作です。すべてのパッケージに対してこの操作をおこなう必要はありません。

ユーザーワークフロー

コンピューターで Adobe アプリケーションを起動します。アプリケーションが LAN サーバーに接続し、ライセンスをアクティベートします。

ライセンス

LAN 機能制限ライセンスを使用してライセンス認証されるアプリケーションは、LAN 環境にデプロイされるため、アクティベーションプロセス中に Adobe のサーバーにチェックインされません。したがって、LAN サーバーを設定し、ユーザーに使用権限を付与するように認証する必要があります。ユーザーの使用権限がいったん LAN サーバーによって確認されると、ライセンスは契約期間中、エンドユーザーマシンにキャッシュされます。LAN サーバーは、少なくとも 365 日ごとに手動でファイル転送をおこなって再認証する必要があります。

ライセンスは、組織の契約終了日まで有効です。

管理者のタスク

パッケージの作成

  1. Admin Console にログインし、パッケージパッケージに移動します。

    組織内のすべての管理者が作成したすべてのパッケージの履歴が表示されます。

  2. パッケージを作成」をクリックします。

    パッケージを作成
  3. 機能制限ライセンス」を選択し、「次へ」をクリックします。

    機能制限ライセンス認証
  4. LAN」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. サーバーの選択画面で、エンドユーザー用に設定した LAN サーバーを選択します。LAN サーバーを作成することもできます。

  6. 使用権限画面で、必要な使用権限を選択して「次へ」をクリックします。

  7. システム画面で、必要なオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    • プラットフォームを選択:オペレーティングシステムとプロセッサーのサポートを選択します。

    注意:

    • macOS(Intel)と macOS(Apple Silicon)のデバイス用に、別々のパッケージを作成する必要があります。
    • Windows 64-bit、Windows 32、Windows ARM のインストール用パッケージは、別々に作成する必要があります。

    1 つのオペレーティングシステムとアーキテクチャータイプ用に作成されたパッケージは、別のオペレーティングシステムにデプロイすることはできません。

    • 言語:パッケージの作成に使用する言語を選択します。
  8. アプリを選択画面で、次の種類のパッケージのいずれかを選択して作成できます。

    パッケージの種類 説明 方法
    ライセンスのみのパッケージ
    クライアントコンピューターに Creative Cloud アプリケーションが既にインストールされている場合は、このパッケージを作成します。その後は、インストール済みアプリケーションのライセンスを取得するだけで済みます。例えば、アプリケーションが既に別のライセンス認証方法を使用してインストールされている場合に、機能制限ライセンス - LAN ライセンスを使用して、これらのアプリケーションをライセンスを認証することができます。
    使用可能なアプリケーション」からアプリケーションとライセンスファイルを「選択したアプリケーション」に追加します。
    アプリケーションのみのパッケージ
    クライアントコンピューターが既に機能制限ライセンス - LAN ライセンスでライセンス認証されている場合は、このパッケージを作成します。次に、コンピューターにアプリケーションをインストールします。
    使用可能なアプリケーション」からアプリケーションを「選択したアプリケーション」に追加します。ライセンスファイルは追加しません。
    アプリケーションとライセンスを含むパッケージ
    このパッケージを作成すると、クライアントコンピューターに Creative Cloud アプリケーションをインストールして、ライセンス認証することができます。例えば、Creative Cloud アプリケーションをそれまでコンピューターにインストールしたことがない場合にこのパッケージを使用します。
    使用可能なアプリケーション」からアプリケーションとライセンスファイルを「選択したアプリケーション」に追加します。
    アプリを選択

    アプリケーションの以前のバージョンのリストを表示するには、「以前のバージョンを表示」チェックボックスをオンにします。エンタープライズ管理者は、パッケージの環境設定(Admin Consoleパッケージ環境設定)で「利用可能なアプリケーションバージョン」を選択することで、セキュリティアップデートや機能のアップデートを受け取らない他のバージョンを表示できます。詳しくは、Admin Console を使用したアプリケーションのパッケージ化を参照してください。

    Creative Cloud プランでサポートされているバージョンを確認するには、Creative Cloud サポートポリシーを参照してください。

    注意:

    関連製品を含む製品を追加すると、関連製品も自動的に追加されます。例えば、Photoshop を追加した場合、関連製品である Camera Raw と Adobe Preview が自動的に追加されます。

    選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

  9. オプション画面で、必要なオプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    • 内部 Adobe Update Server にリダイレクト:このパッケージのすべてのアップデートを、内部アップデートサーバーにリダイレクトできます。内部サーバーについて詳しくは、Admin Console のパッケージ/「環境設定」タブ内のオーバーライド XML で指定されます。詳しくは、「環境設定」を参照してください
    • 現在、Windows ARM デバイスでは使用できません)エクステンション用のフォルダーを作成し、Adobe Extension Manager コマンドラインツールを含める:パッケージフォルダー内にサブフォルダーを作成できるようになります。このフォルダーには、パッケージとインストールするエクステンションが含まれます。詳しくは、パッケージのエクステンションの管理を参照してください。
    • カスタムインストールディレクトリにパッケージをインストール:このパッケージ内のアプリケーションをカスタムインストールディレクトリにインストールできます。ディレクトリは、Admin Console のパッケージ/「環境設定」タブ内で定義されます。詳しくは、環境設定を参照してください。
  10. 確定画面で、「名前」ボックスにパッケージの名前を入力します。

    パッケージをビルドする前に、パッケージに含められるアプリケーションと設定を確認することができます。

  11. 「パッケージをビルド」をクリックします。

    パッケージのビルドステータスは、 パッケージページの「状態」欄に表示されます。

    パッケージをビルド

    パッケージのビルドが正常に完了すると「利用可能」欄にダウンロードリンクが表示されます。

    パッケージは Admin Console で 3 日間だけ利用可能です。パッケージをダウンロードできる残り時間を確認するには、そのパッケージに対応する行をクリックします。これにより、パッケージの詳細が表示されます。

  12. パッケージをダウンロードして配布するには、「ダウンロード」をクリックします。

    注意:

    macOS パッケージを作成している場合、 Adobe Package Downloader が、コンピューターにダウンロードされます。パッケージを開いて実行し、ダウンロードを完了します。詳しくは、 Adobe Package Downloader を参照してください。

パッケージのデプロイ

機能制限ライセンスパッケージを作成したら、次はライセンスを使用してエンドユーザーマシンをセットアップします。詳しくは、パッケージのデプロイを参照してください。

ライセンスのアップデート

組織が契約を更新し、ユーザーにライセンスを再付与する必要がある場合。新しい ATO ファイルを LAN サーバーにアップロードします。ユーザーのコンピューターは、サーバーへのチェックイン時に、更新されたライセンスを受け取ります。

最新のアプリケーションを入手するには、アプリケーションを含む新しいパッケージをデプロイします。契約更新に従ってアプリケーションを更新するには、新しいパッケージをデプロイします。次の手順を実行して、パッケージを作成するか、作成済みのパッケージを更新できます。

  1. Admin Console にログインし、パッケージパッケージに移動します。

    組織内のすべての管理者が作成したすべてのパッケージの履歴が表示されます。

  2. 更新する期限切れのパッケージをクリックします。

  3. パッケージの詳細パネルで、「パッケージを更新」をクリックします。

  4. 更新されたパッケージとデプロイをユーザーマシンにダウンロードします。

ライセンスの削除

コンピューターからの単一のライセンスの削除

以下の場合にコンピューターから個々のライセンスを削除できます。

  • パッケージがライセンスのみのパッケージの場合
  • パッケージにライセンスとアプリケーションが含まれているが、アプリケーションを OS 固有の手順でアンインストールする場合(例:Windows の追加/削除プログラム

Adobe ライセンス認証ツールキットを使用してライセンスを削除する場合Adobe ライセンス認証ツールキットは、ライセンスのアクティベートまたはアンインストールに使用されるコマンドラインユーティリティです。Admin Console からダウンロードしたライセンスパッケージに含まれています。または、Admin Console のパッケージツールから直接ダウンロードできます。

ライセンスを削除にするには、管理者権限で次のコマンドを実行します。

Windows:

adobe-licensing-toolkit.exe --precondition --uninstall --filePath <.json ファイルの絶対パス>

macOS:

sudo ./adobe-licensing-toolkit --precondition --uninstall --filePath <.json ファイルの絶対パス>

詳しくは、これらの手順を参照してください。

注意:

.json ファイルは、Admin Console からダウンロードされ、ユーザーのコンピューターにデプロイされた LAN 機能制限ライセンス内にあります。ファイルにはライセンス情報が含まれています。

コンピューターからのすべてのライセンスの削除

1 台のマシンに複数のライセンスがインストールされている場合、管理者権限で次のコマンドを実行してライセンスを削除します。

Windows の場合:

adobe-licensing-toolkit.exe --precondition --uninstall --all

macOS の場合:

sudo ./adobe-licensing-toolkit --precondition --uninstall --all

詳しくは、これらの手順を参照してください。

製品とライセンスのアンインストール

ユーザーのコンピューターからライセンスを削除する以外に、ライセンスと製品をアンインストールすることもできます。これには、機能制限ライセンスパッケージ自体を使用します。

詳しくは、ユーザーのコンピューターからパッケージをアンインストールする方法を参照してください。

よくある質問

認証ファイルで Adobe と共有される情報は、次のとおりです。

  • マシン ID(SHA-256 ハッシュ)
  • 一意のアクティベーションの数
  • 最初と最後のチェックイン
  • 製品の NGL 前処理データ ID(NPDID)
  • LAN サーバーの UUID(Universally unique identifier)
  • LAN サーバーの内部 DNS

LAN 機能制限ライセンスは、Adobe Acrobat DC、および以下を除くすべての Creative Cloud アプリケーションをサポートします。

  • Adobe Premiere Rush
  • Adobe XD
  • Adobe Photoshop Lightroom CCf
  • Lightroom
  • Adobe Dimension

すべてのパッケージには、ライセンスファイルが組み込まれます。ライセンスのみのパッケージを作成するには、パッケージにアプリケーションを追加する手順をスキップします。

ライセンスのみのパッケージは、デプロイ先のクライアントのコンピューターに、ライセンスなしまたは体験版ライセンスのアプリケーションが既にデプロイされている場合に作成します。

LAN 機能制限ライセンスで認証されたライセンスは、契約の終了日に失効します。

管理者が LAN アクティベーションパッケージの機能制限ライセンスを削除しても、Admin Console のライセンス数には直ちに反映されません。これは、エンドユーザーマシンとアドビライセンスサーバーとの間で通信がおこなわれないためです。Admin Console に認証ファイルがアップロードされると、Admin Console でライセンス数が更新されます。