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ここでは、Creative Cloud デスクトップアプリのマネージドパッケージをカスタマイズする方法について説明します。
Adobe Admin Console の管理者は、利用可能にした Creative Cloud アプリとサービスをエンドユーザーがどのように操作するかを決定できます。例えば、ユーザーのコンピューターにアプリやアップデートをインストールしたり、ユーザーにセルフサービスを許可したりできます。ユーザーがコンピューター上のブラウザーを通じて Creative Cloud にログインできるようにすることもできます。
セットアップやインストールのカスタマイズには、次の方法を使用します。
マネージドパッケージの使用
パッケージの作成時に設定したカスタマイズオプションは、そのパッケージがデプロイされるすべてのコンピューターに適用されます。
パッケージを作成してエンドユーザーのコンピューターにデプロイすると、デプロイメントの一環として Creative Cloud デスクトップアプリがコンピューターにインストールされます。その場合、デフォルトではユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリの「アプリ」タブに移動し、自分のコンピューターにアプリをインストールおよび更新できます。
この製品プロファイルのユーザーにアプリとアップデートのインストールを許可(アプリパネルを有効にする)または禁止(アプリパネルを無効にする)するには、「セルフサービスインストールを有効化」オプションを使用します。
アプリとアップデートのインストールをユーザーに許可する場合は、Creative Cloud デスクトップアプリで以前のバージョンのアプリを表示するか非表示にするかを選択することもできます。例えば、ユーザーが以前のバージョンのアプリをインストールできないようにすることができます。
このオプションの選択を解除すると、ユーザーはアプリを自分でインストールまたは更新できなくなります。さらに、ユーザー画面の「アプリ」タブに、「アプリ管理にアクセスする権限がありません」というメッセージが表示されます。
エンドユーザーは、次の操作を行うことができます。
- 「アプリ」タブからアプリをダウンロード、インストール、更新する。
- Adobe Fonts で数百ものフォントベンダーが提供するフォントから選択する。
- 「ファイル」タブでファイルを整理し、共有する。
- インストール言語、起動設定、自動アップデートオプション、通知の変更
詳しくは、Creative Cloud デスクトップアプリによるアプリとサービスの管理を参照してください。
管理者権限のないユーザーにアプリの更新とインストールを許可
エンドユーザーは、コンピューターに対するオペレーティングシステムレベルの管理者権限を持っている場合と持っていない場合があります。したがって、「セルフサービスでのインストールを有効にする」を選択した場合でも、ユーザーは自分のコンピューターにアプリをインストールまたは更新できない可能性があります。「管理者権限のないユーザーにアプリの更新とインストールを許可」を選択すると、ユーザーがコンピューターで管理者権限を持っていない場合でも、アプリをインストールおよび更新できます。
ユーザーが自分のコンピューターにアプリをインストールおよび更新できるようにするには、「セルフサービスでのインストールを有効にする」と「管理者権限のないユーザーにアプリの更新とインストールを許可」の両方のオプションを選択する必要があります。
- 「管理者権限のないユーザーにアプリの更新とインストールを許可」オプションは、「セルフサービスインストールの有効化」オプションを選択した場合にのみ使用できます。
- また、「セルフサービスインストールを有効化」オプションを選択した場合に、必ずしも「管理者権限のないユーザーにアプリの更新とインストールを許可」オプションを選択する必要はありません。この場合、コンピューターで管理者権限を持つユーザーのみが、アプリのインストールと更新を行うことができます。
エンドユーザーの自動更新を無効にする
Creative Cloud デスクトップアプリの自動更新オプションでは、自動更新するアプリをエンドユーザーが選択できます。ユーザーが選択したアプリは、メジャーアップデートまたはマイナーアップデートがアドビによってリリースされると、すぐにユーザーのコンピューター上で更新されます。
管理者は「エンドユーザーの自動更新を無効にする」オプションを使用して、ユーザーがアプリの自動更新を有効にできないように設定することができます。この場合、パッケージをデプロイした Creative Cloud デスクトップアプリでは、「自動更新」オプションを使用できません。
エンドユーザーが自動更新を有効または無効にする方法については、リンク先を参照してください。
エンドユーザーが自動更新を有効または無効にする方法については、リンク先を参照してください。
セルフサービスのプラグインインストールを有効化
この機能は、アドビの教育機関向けのお客様はご利用いただけません。
管理者は、マネージドパッケージの作成時に、パッケージにプラグインを追加できます。これらのプラグインは、Creative Cloud デスクトップアプリでも使用できます。「セルフサービスのプラグインインストールを有効化」オプションをオンにすると、ユーザーが Creative Cloud デスクトップアプリからプラグインをインストールおよび更新できます。このオプションを切り替えた場合、ユーザーはそのたびに終了して再起動するか、ログアウトして Creative Cloud デスクトップアプリに再度ログインすることで、変更を反映する必要があります。
選択した場合、ユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリの「Marketplace」タブに移動して、プラグインを参照、インストール、またはアンインストールできます。選択を解除した場合、ユーザーは、マネージドパッケージを使用してインストールした以外のプラグインのアンインストールのみができます。新しいプラグインを参照したりインストールしたりすることはできません。
パッケージからインストールされたプラグインの場合、ユーザーはプラグインを有効化、無効化、削除することはできません。パッケージからインストールされたプラグインを管理するには、更新パッケージを作成してインストールする必要があります。
選択した場合、ユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリの「Marketplace」タブに移動して、プラグインを参照、インストール、またはアンインストールできます。マネージドパッケージを使用してインストールしたプラグインは、Extension Manager コマンドラインツールを使用してのみアンインストールできます。
選択を解除した場合、ユーザーは、マネージドパッケージを使用してインストールした以外のプラグインのアンインストールのみができます。新しいプラグインを参照したりインストールしたりすることはできません。
エンドユーザーは、次の操作を行うことができます。
- 何千もの拡張機能、プラグイン、スクリプトなどを参照して、創造性を高め、Creative Cloud アプリケーションの機能を拡張できます。
- 「マーケットプレイス」タブを使用して、プラグインをインストールまたはアンインストールします。
詳しくは、Adobe アプリの拡張機能とアドオンのインストールを参照してください。
ファイルの同期が有効になっている場合(デフォルト):管理者が Creative Cloud エンタープライズ版またはグループ版アカウントでファイルの同期を許可している場合、Adobe Creative Cloud デスクトップアプリはすべてのアセットを同期し続けます。多くの Creative アセットタイプをコンピューター、タブレット、スマートフォンの web ブラウザーで直接プレビューできます。アセットタイプには、Adobe Fonts、PSD、AI、INDD、JPG、PDF、GIF、PNG、Photoshop Touch などのファイル形式が含まれます。
アセットを参照するには、ファイル/作品に移動します。
詳しくは、アセットの参照、同期、管理を参照してください。
ファイルの同期が無効になっている場合:管理者が Creative Cloud エンタープライズ版またはグループ版アカウントでファイルの同期を許可していない場合、ほとんどのアセットはデバイス間で同期されません。Adobe Fonts は引き続き同期されます。ファイルの同期を無効にすることはお勧めしません。ただし、この機能は主に、エンタープライズ版およびグループ版の管理者がデプロイメントをテストするために用意されています。
管理者がパッケージを作成してデプロイした場合、エンドユーザーがアドビ製品やサービスを使い始めるには Creative Cloud デスクトップアプリを起動する必要があります。ユーザーはアプリを起動したとき、ログインする必要があります。
デフォルトでは、ユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリを使用してログインする必要があります。ただし、「ブラウザーベースのログインを有効にする」を選択することで、ブラウザーを介してログインするようにユーザーをリダイレクトできます。
これまでにパッケージをデプロイしたことのあるユーザーがいる場合、これらのユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリを介して直接ログインできます。この機能は、Creative Cloud デスクトップアプリのバージョン 5.7 以降で利用できます。したがって、ユーザーが Creative Cloud デスクトップアプリを更新するか、管理者がアプリの最新バージョンのみを含むパッケージを作成してデプロイすることで実現できます。
エンドユーザーとして、まだログインしていない場合は、Creative Cloud デスクトップアプリを起動したときに、デフォルトのブラウザーを介してログインするように直ちにリダイレクトされます。
ログインすると、次のメッセージが表示されます。
Creative Cloud デスクトップアプリケーションに戻ると、デフォルトのパネルが表示されます。
管理者としてパッケージを作成してデプロイしたときに、エンドユーザーが Creative Cloud デスクトップアプリケーションを介してベータ版アプリをインストールおよび更新できるようにすることができます。
Photoshop beta 版を大規模法人ユーザーが利用できるようにするには、30 日後にアップデートを提供オプションを有効にして、製品ポリシーを作成する必要もあります。詳しくは、セルフサービスポリシーの管理方法を参照してください。
エンドユーザーは、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの「ベータ版アプリ」タブを使用してベータ版アプリをインストールおよび更新できます。
ServiceConfig.xml の使用
パッケージを作成してエンドユーザーのコンピューターにデプロイすると、デプロイメントの一環として Creative Cloud デスクトップアプリがコンピューターにインストールされます。その場合、デフォルトではユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリの「アプリ」タブに移動し、コンピューターにアプリをインストールおよび更新できます。
ユーザーにアプリとアップデートのインストールを許可(アプリパネルを有効にする)または禁止(アプリパネルを無効にする)するには、ServiceConfig.xml ファイルを使用します。このオプションの選択を解除すると、ユーザーはアプリを自分でインストールまたは更新できなくなります。
ServiceConfig.xml を使用している場合は、次の手順に従って、アプリパネルを有効または無効にすることができます。
-
次の場所に移動し、ServiceConfig.xml ファイルを見つけます。
- Windows: C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥ Adobe¥OOBE¥Configs¥
- macOS:/Library/Application Support/Adobe/OOBE/Configs/
-
ファイルをデスクトップにコピーし、TextEdit などのテキストエディターで開きます。
-
ファイル内の <visible> 要素を探し、その内容を True または False(初期設定)に変更して、アプリパネルを有効または無効にします。
<config>
<panel>
<name>AppsPanel</name>
<visible>false</visible>
</panel>
</config>
-
編集したファイルを保存し、コピー元の Configs フォルダーにコピーして、元のファイルを置き換えます。