鉛筆ツールの機能強化

鉛筆ツールが強化され、曲線の調整、パスの自動クローズ、固定された直線セグメントと自由な直線セグメントの描画機能が向上しました。

鉛筆ツール

プリセット

ツールパネル鉛筆ツールアイコンをダブルクリックして、鉛筆ツールオプションダイアログを開きます。精度スライダーでは 5 つのプリセットから選択できます。スライダーの一番左のプリセット(精細)は、最も精細なパスを描画します。スライダーの一番右のプリセット(滑らか)は、最も滑らかなパスを作成します。描画の用途に適したプリセットを選択します。

<b>(左)</b> Illustrator CC(v17.x)<br/><b>(右)</b> Illustrator CC 2014(追加された「精度」設定、「Option キー(Mac OS)または Alt キー(Windows)でスムーズツールを使用」チェックボックス)

追加の精度プリセット

Illustrator CC 2014から、精度 スライダーは 5 つのプリセットになりました。新しいスライダープリセット(最大限精細なプリセット)が追加されました。これは、できる限り正確なパスを描画するのに役立ちます。追加のプリセットを持つ別のダイアログボックスは、スムーズツール、ブラシツール、および塗りブラシツールのダイアログボックスです。

Alt キーでスムーズツールを使用オプション

このチェックボックスにチェックマークが付いている場合、鉛筆ツールまたはブラシツールを使用している際に Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押すと、スムーズツールに切り替わります。

パスの自動クローズ

描画中のパスが終点に近づき、他のパスとの距離が定義されたピクセル数の範囲内になると、パスを閉じるカーソル()が表示されます。マウスボタンを放すと、そのパスが自動的に閉じます。

ピクセル数の定義は、鉛筆ツールオプションダイアログボックスの範囲フィールドで設定します。

固定または自由な直線セグメントの描画

鉛筆ツールを使用して、固定または自由な直線セグメントを描画できます。直線セグメントの描画中は、直線セグメントカーソル()が表示されます。

固定の直線セグメント

Shift キーを押しながら鉛筆ツールで直線セグメントを描画すると、0°、45°、90°に固定できます。

自由な直線セグメント

自由な直線セグメントは Alt キー(Windows)または Option キー(Mac)を押しながら描画します。多角形の線のパスは次のように描画します。

  1. 線セグメントを描画します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    1. Shift キーまたは Alt キー(Windows)か Option キー(Mac OS)を押しながら、線の終点にカーソルを置きます。パスを続けるカーソル()が表示されたら、マウスボタンをクリックして別の線を描画します。
    2. マウスボタンを押しながら Shift キーまたは Alt キー(Windows)か Option キー(Mac)を離して押し、次のセグメントを描画します。

パスの継続

マウスポインターが、終点の位置から定義済みのピクセル数の範囲内に入ると、パスを続けるカーソル()が表示されます。

ピクセル数の定義は、鉛筆ツールオプションダイアログボックスの範囲フィールドで設定します。

パスの結合

次の方法で 2 つのパスを結合します。

  1. 結合するパスを選択します。
  2. 一方のパスを延長してもう一方のパスに近づけます。
  3. パスを結合するカーソル()が表示されたら、マウスボタンを放してパスを結合します。

スムーズツール

プリセット

ツールパネルスムーズツールアイコンをダブルクリックして、スムーズツールオプションダイアログを開きます。プリセットに基づくスムーズツールの精度スライダーを使用できます。

<b>(左)</b> Illustrator CC(v17.x)<br/><b>(右)</b> Illustrator CC 2014(追加された「精度」設定)

注意:

鉛筆ツールの使用中に Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押したままスムーズツールを使用する方法は使えなくなりました。

ブラシツール塗りブラシツール

4 つのプリセットスライダーは、ブラシツール塗りブラシツールオプションダイアログでも使用できます。

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