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概要
Adobe PDF サービスコネクタを使用すると、Power Automate フローを介して接続されたすべての Microsoft アプリケーションで、Adobe Acrobat サービスの機能が使用できるようになります。コーディングを使用せずにクラウドベースのドキュメントワークフローを実装することで、コスト削減と生産性の向上を実現します。20 以上の PDF API アクションにアクセスして Microsoft Power Platform のアプリケーションおよびサービスのエコシステムに接続されているカスタマイズされたドキュメントワークフローを構築できます。
Power Automate フローでは、サポートされているサービスを相互に接続できる環境を構築します。Adobe PDF サービスコネクタのユースケースには、次のものがあります。
- 同意書と契約書
- コンテンツ公開(レポート、ホワイトペーパー)
- クライアント/従業員のオンボーディング
- 財務レポートと請求書
- データ分析と取得
Microsoft Power Automate
Microsoft Power Automate は、様々なアプリやサービスを連携させて複数ステップの協調的ワークフローを構築するツールであり、複雑な API コーディングを行わなくても反復的なタスクを自動化することができます。
Power Automate には、すべてのワークフローを駆動する 3 つのコンセプトがあります。1 つ目は、すべてのサービスがコネクタを介して API を公開できることです。2 つ目にコネクタには、ワークフローを開始するトリガーを設定できます。3 つ目はコネクタに、ワークフロー内での操作を指定したアクションを設定できます。アクション同士は一般的な論理コネクタで接続され、これらのアクションは前のアクションで生成されるパラメーターに基づいてワークフローを制御します。
Microsoft PowerApps
PowerApps は、アプリ、サービス、コネクタ、データプラットフォームのスイートで、ビジネスニーズに合わせてカスタムアプリを構築するための迅速なアプリケーション開発環境を提供します。PowerApps を使用すると、基盤となるデータプラットフォーム(Microsoft Dataverse)に保存されているビジネスデータ、または様々なオンラインおよびオンプレミスデータソース(SharePoint、Excel、Office 365、Dynamics 365、SQL Server など)に保存されているビジネスデータに接続するカスタムビジネスアプリを迅速に構築できます。
PowerApps を使用して構築されたアプリは、豊富なビジネスロジックとワークフロー機能を提供し、手動ビジネスプロセスをデジタル化された自動プロセスに変換します。さらに、PowerApps を使用して構築されたアプリは、応答性に優れたデザインを備え、ブラウザーやモバイルデバイス(電話またはタブレット)でシームレスに実行できます。PowerApps は、ユーザーがコードを記述することなく機能豊富なカスタムビジネスアプリを構築できるようにすることで、カスタムビジネスアプリの構築エクスペリエンスを「民主化」します。
前提条件
Microsoft Power Automate 向け Adobe PDF サービスコネクタでは、アクセスするための資格情報が必要となります。今すぐ無料で始めることができます。詳しくは、使用制限とライセンスページを参照してください。オペレーションの規模を変更する場合は、購入オプションとボリュームディスカウントについて、価格ページをご覧ください。
Power Automate インターフェイスへのアクセス
Power Automate インターフェイスにアクセスするには、Microsoft 365 にログインします。ウィンドウの左上隅にあるアプリケーションアイコンをクリックし、「Power Automate」を選択します。次に、Power Automate のホームページ https://flow.microsoft.com にリダイレクトされます。
Power Automate アプリが表示されない場合は、Microsoft 365 管理者にお問い合わせください。
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「検索」フィールドに、「Adobe PDF Services」と入力します。
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「Adobe PDF Services」コネクタを選択します。
PowerApps インターフェイスへのアクセス
アプリを作成するには、powerapps.com を起動します。適切な PowerApps ライセンスがあることを確認してください。ライセンスがない場合は、Microsoft 365 管理者にお問い合わせください。
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ログインした後、左側のレールで「データ」をクリックしてから、「接続」をクリックします。
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「検索」フィールドに、「Adobe PDF Services」と入力します。
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「Adobe PDF Services」コネクタを選択します。
キャンバスアプリとモデル駆動アプリの 2 種類のアプリを作成できます。詳しくは、Power Apps でのアプリの作成の概要を参照してください。
アプリを作成する際に、PowerApps 内で Power Automate のネイティブ統合を使用して、Adobe PDF サービスでワークフローやタスクを追加できます。これを行うには、アプリデザインインターフェイスで次の操作を行います。
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アプリでオブジェクトを選択します。
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「アクション」をクリックします。
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ワークフローを構成するには、「フロー」をクリックします。
資格情報を取得する方法
PDF サービス API は、次のいくつかの手順に従うだけで、使用を開始できます。
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無料の Adobe アカウントはこちらから開始してください。
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無料のアドビアカウントを作成後、フロー内のすべての PDF アクションに使用できる資格情報を取得します。
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接続を設定します。
Adobe PDF サービスコネクターに資格情報を追加します。これを行うには、次の資格情報の詳細をワンタイムコネクターの設定にコピーします。
- クライアント ID
- クライアントシークレット
これらの手順を完了後、PDF サービスコネクターのアクションをフローに追加できます。
Adobe PDF サービスアクション
操作
ワークフローがトリガーされた後に何を発生させたいかを表すアクションです。 アクションを使用すると、ユーザーは、Adobe PDF サービスを使用して PDF 文書を作成または操作できる操作を実行できます。
各アクションには、アクションを正しく実装するために必要な必須(あるいはオプション)の入力が 1 つ以上あります。
アクションのオプション入力の選択で、リクエストを処理する地域を選択します。現在はリクエストの処理に、ヨーロッパ(アイルランド)と米国東部(バージニア北部) - デフォルトの 2 つの地域から選択できます。
このアクションにより、文書出力が生成されます。例えば、Word 文書から PDF を作成すると同じ文書の PDF が出力され、PDF を PowerPoint ファイルに書き出すと PowerPoint の出力形式で書き出されます。
Adobe PDF サービスコネクターのアクションで選択する地域は、Adobe PDF サービスがホストされている処理ユニットに固有です。Power Automate フローがホストされている Microsoft Power Platform 環境の地域とは異なることがあります。 例えば、カナダ地域にMicrosoftを作成し、Adobe PDFサービスコネクタの「アクション」のドロップダウンから「Europe」を選択します。 その場合、すべてのフローとその他のコネクターの操作はカナダ地域で管理され、Adobe PDF サービスコネクターに関連する操作だけがヨーロッパ地域で処理されます。
Adobe PDF サービスアクションのリスト
使用可能なアクションの最新の詳細な一覧については、ドキュメントを参照してください。
既存のフローの移行
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Power Automate で新しい Oauth サーバー間接続を作成します。
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既存の JWT サービスアカウントの資格情報を Oauth サーバー間資格情報に移行するか、Oauth サーバー間資格情報をここで作成します。
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Oauth サーバー間資格情報を使用して新しい Power Automate 接続を作成します。作成した接続の名前をクリックして「編集」を選択すると、その接続の名前を編集できます。
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フローを開いて、すべてのアクションの新しく作成した接続を選択します。またはボリュームに応じて、最初にフローを書き出してから、読み込み時にフローのすべてのコネクターの接続を選択することもできます。すべてのアクションの接続が一度に更新されます。
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