FrameMaker および RoboHelp においてレスポンシブ HTML5 出力を Google によって検索可能にする方法についてご説明します。
問題
FrameMaker (2015 リリース)および RoboHelp (2015 リリース)を介して生成された レスポンシブ HTML5 出力は Google 検索アルゴリズムの新規実装に最適化されていません。
理由
レスポンシブ HTML5 出力内のトピックに対して、Web 検索から直接リンクをクリックしてアクセスすると、そのリンクはリダイレクトされ、このトピックにレスポンシブレイアウトが適用されます。Web クローラー(Google など)は、JavaScript リダイレクトが適用されたページのインデックスを作成しません。
解決策
FrameMaker (2015 リリース)アップデート 5 および RoboHelp (2015 リリース)アップデート 4 における最新のパブリッシュプロセスは、トピックページをレイアウトホームページにリダイレクトしません。そのため、Google はページで利用できる情報をクロールしたりインデックスすることができます。ユーザーが Google からのトピックリンクをクリックすると、トピックページはレスポンシブレイアウトなしで表示されます。ただし、ページの上部に「表示」リンクが追加されます。この「表示」リンクをクリックすると、レスポンシブレイアウトがページに適用されます。
この問題を解決するには、Adobe FrameMaker (2015 リリース)アップデート 5 および RoboHelp (2015 リリース)アップデート 4 を使用して、レスポンシブ HTML5 出力を再パブリッシュします。