機能の概要 | Lightroom (2019年2月リリース)

Lightroom デスクトップ版(バージョン 2.2)および Lightroom モバイル版(バージョン 4.2)の 2019年2月リリースの新機能および機能強化について

Raw 画像のディテールの強化

Raw 画像の微細なディテールの高品質かつ正確なレンディションを取得します。

HDR、パノラマ、HDR パノラマの結合

複数の露光量または複数の画像を結合して、HDR またはパノラマを作成します。

ターゲット調整ツール

画像上におけるトーンカーブとカラーミキサーを正確に調整します。画像の特定の部分を選択して、調整する照明またはカラーのプロパティを指定します。

ヒストグラムクリッピングインジケーター

これらのインジケーターを使用して、純粋な黒と純粋な白の領域を識別し、画像を調整します。

Lightroom モバイル版(iOS)の新機能

iOS プラットフォームでの Lightroom のこのリリースで導入された機能強化についてご確認ください。

Lightroom モバイル版(Android)の新機能

Android プラットフォームでの Lightroom のこのリリースにおけるユーザーインターフェイスの改善点とバグ修正について説明します。

新しいカメラとレンズのサポート

Lightroom デスクトップ版と Lightroom モバイル版(iOS および Android)でサポートされているカメラとレンズのプロファイルの詳細な一覧をご確認ください。

その他の機能強化

検索およびフィルターオプションの改善や、人物表示カテゴリの環境設定を変更する機能など、このリリースのその他の機能強化に関する情報をご確認ください。

Raw 画像のディテールの強化

Adobe Sensei の技術を活用

Raw 画像の微細なディテール(特に、Bayer や X-Trans の Raw モザイクファイル)を「ディテールの強化」で強化できるようになりました。「ディテールの強化」を使用することで、解像度の向上、微細なディテールのより正確なレンディションの取得、bit 数が小さい場合のディテール保持機能の向上、モアレパターンおよび偽色の低減を実現します。 

「ディテールの強化」を適用するには、次の手順に従います。

  1. すべての写真」で、強化する「ディテール」表示()の Raw 画像を選択します。

  2. メニューバーで、写真/ディテールの強化を選択します。

  3. 表示されるディテールの強化プレビューダイアログボックスで、画像を確認して、強化されたバージョンのプレビューを表示できます。ハンドカーソルを押したままにすると、元の画像が表示され、カーソルを放すと「ディテールの強化」の効果を表示できます。

  4. 強化」をクリックして、新規の強化した DNG 画像を作成します。

    強化した DNG 画像は元のファイルにスタックされます。強化したファイルの名前には、元のファイル名の末尾に「Enhanced」が追加されます。

詳しくは、Raw 画像の微細なディテールの強化を参照してください。

HDR、パノラマ、HDR パノラマの結合

露光量がブラケットされた複数の写真または標準露光量の写真をパノラマに結合します。

Lightroom では、露光量がブラケットされた複数の写真を 1 枚の HDR 写真に、標準露光量の写真をパノラマに簡単に結合することができます。また、露光量がブラケットされた複数の写真を結合して、ワンステップで HDR パノラマを作成することもできます。

写真を結合してパノラマを作成するには、次の手順に従います。

  1. すべての写真」で、Cmd/Ctrl キーを押しながらクリックして目的の写真を選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • HDR 写真を作成するには、写真/写真を結合/HDR を選択します(露光量がブラケットされた複数の写真の場合)。
    • パノラマを作成するには、写真/写真を結合/パノラマを選択します(一連の標準露光量の写真の場合)。
    • HDR パノラマを作成するには、写真/写真を結合/HDR パノラマを選択します。(露光量がブラケットされた複数の一貫した写真の場合)。HDR パノラマに結合するための要件を確認します。
  3. 結合」をクリックします。

詳細については、HDR、パノラマ、HDR パノラマの作成を参照してください。

ターゲット調整ツール

トーンカーブまたはカラーミキサーを使用すると、より正確な制御が可能になります。

ターゲット調整ツールを使用すると、トーンカーブまたはカラーミキサーのコントロールを写真内で直接ドラッグして調整できます。ターゲット調整ツールを使用するには、次の手順に従います。

  1. ディテール」()表示で、編集する写真を選択します。編集パネルを開くには、右上隅の( )アイコンをクリックします。

  2. 編集パネルで、次のいずれかの操作を行います。

    • トーンカーブを調整するには、ライトパネルを展開します。 トーンカーブアイコンをクリックします。トーンカーブ領域で、 ターゲット調整ツールアイコンをクリックします。
    • カラーミキサーを調整するには、カラーパネルを展開します。 カラーミキサーアイコンをクリックします。カラーミキサーで、 ターゲット調整ツールアイコンをクリックします。
  3. ターゲット調整ツールがアクティブのときは、写真の下部に移動可能なツールバーが表示されます。ツールバーで、 または アイコンをクリックして、トーンカーブコントロールとカラーミキサーコントロールをそれぞれ切り替えます。

  4. ターゲット調整ツールを使用したトーンカーブの調整

    ターゲット調整ツール
    ターゲット調整ツールを使用したカラーミキサーの調整

    1. 移動可能なツールバーの アイコンをクリックして、トーンカーブコントロールを表示します。調整する曲線を、パラメトリックカーブ、ポイントカーブ、レッドチャンネル、グリーンチャンネル、またはブルーチャンネルから選択します。
    2. 写真内で調整する領域にポインターを移動します。 
    3. 写真内で水平にドラッグして、選択したカーブの値を調整します。 

    ターゲット調整ツールを使用したカラーミキサーの調整

    ターゲット調整ツール
    ターゲット調整ツールを使用したカラーミキサーの調整

    1. 移動可能なツールバーの アイコンをクリックして、カラーミキサーのコントロールを表示します。調整する設定を、色相、彩度、または輝度から選択します。
    2. 写真内で調整するカラーの上にポインターを移動します。次に、写真内で水平方向にドラッグして、そのカラーに対して選択した設定を増減させます。右にドラッグすると値が大きくなり、左にドラッグすると値が小さくなります。
  5. ターゲット調整ツールを閉じるには、ツールバーの閉じる(X)アイコンをクリックします。

詳細については、ターゲット調整ツールを参照してください。

ヒストグラムクリッピングインジケーター

クリッピングインジケーターを使用して、写真内でハイライトとシャドウがクリッピングされている場所を表示できます。

ヒストグラムの上隅にあるハイライトとシャドウのクリッピングインジケーターを表示して、編集中に写真内の明るすぎるまたは暗すぎる領域をそれぞれ確認できます。

写真内のハイライトとシャドウのクリッピングを表示するには、次の手順に従います。

  1. ディテール)表示で、編集する写真を選択します。編集パネルを表示するには、右上隅の()アイコンをクリックします。

  2. 編集パネルで、3 点メニューアイコンをクリックし、ヒストグラムを表示を選択します。

  3. ヒストグラムで、次の操作を行います。

    • 左上のクリッピングインジケーターが点灯している場合(クリッピングインジケーターの三角形が白になっている場合)、写真内のシャドウがクリッピングされていることを示します。点灯したインジケーターをクリックすると、写真内のシャドウが表示されます(シャドウは青色のオーバーレイマスクとして表示されます)。 
    • 右上のクリッピングインジケーターが点灯している場合(クリッピングインジケーターの三角形が白になっている場合)、写真内のハイライトがクリッピングされていることを示します。点灯したインジケーターをクリックすると、写真内のハイライトが表示されます(ハイライトは赤色のオーバーレイマスクとして表示されます)。 
    シャドウクリッピングインジケーター
    シャドウクリッピングインジケーター。

    ハイライトクリッピングインジケーター
    ハイライトクリッピングインジケーター。

  4. 左上または右上の点灯したクリッピングインジケーターを再度クリックして、写真内のそれぞれのクリッピングを非表示にします。

詳細については、シャドウとハイライトのクリッピングインジケーターを参照してください。

Lightroom モバイル版(iOS)の新機能

アドホック写真共有

アルバムに含まれていない写真を簡単に共有できます。

Lightroom モバイル版(iOS)バージョン 4.2 以降では、アルバム全体ではなく、目的の写真を選択して共有できます。これを行うには、目的の写真を選択し、下部パネルにある共有アイコン()をタップし、「web に共有」を選択します。これで web ページに写真が公開されます。共有オプションで、閲覧者による写真のダウンロードの許可、コメント追加の許可、カメラ設定や撮影場所などの情報表示の可否を設定することができます。写真を共有したら、画面の左上隅にある()アイコンをタップし、「写真」を選択して共有した写真のアドホックコレクションを表示します。

詳細については、web に写真を共有を参照してください。

iOS の Share Extension のサポート

Google 写真、 Dropbox などのサードパーティの iOS アプリから直接 Lightroom モバイル版(iOS)で写真を簡単に共有できるようになりました。詳細については、サードパーティの写真アプリからの写真の追加を参照してください。

一部互換性のあるプリセットを表示

一部互換性のあるプリセットがプリセットパネルに初期設定で表示されるようになりました。詳細については、一部互換性のあるプリセットを非表示を参照してください。

iPhone 用の Lightroom にバンドルされた Lightroom for Apple TV

Lightroom for Apple TV は iPhone 用の Lightroom にバンドルされるようになりました。iPhone または Apple TV の App Store で Adobe Lightroom を検索して、両方のデバイスにアプリをインストールします。

Lightroom for Apple TV の詳細については、Lightroom for Apple TV の設定およびテレビで Lightroom の写真とビデオを表示を参照してください。

Lightroom モバイル版(Android)の新機能

一部互換性のあるプリセットを表示

Lightroom モバイル版(Android)バージョン 4.2 以降では、一部互換性のあるプリセットが初期設定でプリセットパネルに表示されます。このようなプリセットの名前は、プリセットパネルに斜体で表示されます。

一部互換性のあるプリセットを非表示にするには、一部互換性のあるプリセットを非表示を参照してください。

新しいカメラとレンズのサポート

Lightroom デスクトップ版および Lightroom モバイル版(iOS および Android)でサポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、以下のリソースを参照してください。

その他の拡張機能

人物表示を無効にする

Lightroom デスクトップ版と Lightroom モバイル版(iOS および Android)は、クラウド内の写真を分析して人物を検出し、人物表示でクラスターを形成します。Lightroom で写真を分析しない場合は、人物表示を無効にすることができます。無効にすると、Lightroom サーバーからすべての既存の顔モデルデータが削除されます。これにより新しい写真は分析されなくなり、自動的にクラスターにグループ化されません。人物表示に既存のクラスターがある場合、クラスターはそのまま残り、削除されません。

人物表示を無効にする方法については、人物表示を無効にするを参照してください。

検索とフィルタリング

Lightroom デスクトップでは、次のように検索とフィルターの機能が強化されています。

  • 「拡張子」、「アルバム」、「人物」などの新しいファセットを使用して写真を検索できます。検索バーに「not in any album」(アルバムにない)と入力して、アルバムに含まれていない写真を表示することもできます。
  • 写真に写っている人物に基づいて写真をフィルタリングできるようになりました。検索バーの横にある  アイコンをクリックし、人物を選択します。人物」ドロップダウンリストからオプションを選択して、人物に基づいて写真をフィルタリングします。

これらの機能強化の詳細については、写真の検索、フィルター、並べ替えを参照してください。

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