Lightroom CC の 2018年12月および 2018年10月のリリースは、デジタル画像処理のエクスペリエンスを強化する様々な新機能と拡張機能を提供しています。これらの機能の簡単な説明および詳細が記載されたリソースへのリンクを参照してください。
Lightroom CC の 2019年リリースの新機能について説明します。
新しい自動アップデート機能では、新しいバージョンが利用可能になったときに、Creative Cloud アプリが自動的にアップグレードされるようになりました。Lightroom CC では、コンピューターで 2 つのバージョンのアプリを同時に実行することはできません。既存のアプリの環境設定と設定は、最新のバージョンに移行されます。Creative Cloud デスクトップアプリを使用して、更新の環境設定を管理できます。もっと詳しく知る.
Lightroom CC(デスクトップ)
Lightroom CC(デスクトップ)2.1 | 2018年12月リリース
このリリースの Lightroom CC デスクトップ版には、人物表示、検索機能の向上、すべてのプリセットの表示、新しいカメラおよびレンズのサポートなどの新機能や拡張機能、およびバグの修正が盛り込まれています。
人物表示の機能強化
このリリースの Lightroom CC デスクトップ版では、名前付きの人物クラスターを姓と名で並べ替えられるようになりました。 また、人物表示の読み込み時間とスクロールがさらに高速になりました。
名前付きの人物クラスターを姓または名で並べ替えるには、次の手順に従います。
- 画面の左上にあるマイフォトパネルで、「人物」を選択して人物表示に移動します。
- 画面の右上隅にある 3 点アイコンをクリックします。ドロップダウンリストの並べ替えで、「姓」または「名」のいずれかの並べ替えオプションを選択します。
参考になる関連情報については、人物表示での並べ替えオプションを参照してください。
検索機能の向上
検索バーで検索を開始すると、現在表示しているアルバムまたはフォルダーの検索ファセットが自動的に追加されるようになりました。例えば、「風景」という名前のアルバムから写真を表示している場合、検索キーワードの入力を開始すると、このアルバムの検索ファセットが検索バーに自動的に追加されます。
参考になる関連情報については、写真の検索を参照してください。
一部互換性のあるプリセットを表示/非表示
プリセットパネルでは、現在編集中の写真と互換性のないカメラプロファイルを参照する プリセット が非表示になります。初期設定で非表示になっている一部互換性のあるプリセットを表示する選択ができるようになりました。
プリセットパネルで一部互換性のあるプリセットを表示するには、次の手順を実行します。
- ディテール表示で写真を選択して、編集パネルを開きます。
- 編集パネルの下部にある「プリセット」をクリックします。
- プリセットパネルの右上隅にある 3 点アイコンをクリックします。
- コンテキストメニューから「一部互換性のあるプリセットを非表示」をクリックして、使用可能なプリセットを非表示/表示します。
参考になる関連情報については、現像プリセットのプレビューと適用を参照してください。
新しいカメラとレンズのサポート
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、次のリソースを参照してください。
Lightroom CC(デスクトップ)2.0 | 2018年10月リリース
人物表示
Adobe Sensei の技術を活用
Adobe Sensei の技術を活用
Lightroom CC では Adobe Sensei の技術を使用し、映っている人物で写真を自動的に並べ替えるようになったため、特定の人物の写真をより速く見つけることができます。写真をクラウドにアップロードして同期すると、Lightroom CC が同じ人物の写真を検出して認識し、グループ化します。
人物表示に移動するには、画面の左上にあるマイフォトアイコンをクリックして、「人物」をクリックします。
詳しくは、「人物表示で人物の写真を検索して整理」を参照してください。
Apple 写真の移行(Mac のみ)
Apple フォトライブラリをデスクトップ版 Lightroom CC に簡単に移行できるようになりました。クラウドと同期されるので、お手持ちのどのデバイスでも写真の表示、編集、整理および共有ができます。
詳しくは、「Apple フォトライブラリを Lightroom CC に移行する」を参照してください。
写真を web で簡単に共有
アルバムの共有に加えて、任意に選択した写真を web ギャラリーとして共有できるようになりました。
写真を選択して共有するには、次の手順を実行します。
- グリッド表示またはフィルムストリップで共有する写真を選択します。
- 選択した写真上で右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac)して、コンテキストメニューから「Web に共有」を選択します。
- 表示される共有設定ダイアログボックスに、一意のリンクが生成されます。このリンクを使用して、選択した写真を共有できます。「タイトル」オプションで共有する一連の写真の名前を編集し、共有の環境設定を指定します。
- 「続行」をクリックします。選択した一連の写真が公開されます。
公開されているすべての写真またはフォトギャラリーのリストを表示するには、共有アイコンをクリックして共有パネルを表示します。「Web に共有済み」で「写真」をクリックすると、公開されているすべての写真とフォトギャラリーがドロップダウンリストに表示されます。
詳しくは、「Web ギャラリーとしての写真を共有」を参照してください。
Adobe Portfolio の統合
デスクトップ版の Lightroom から Adobe Portfolio に写真を直接送信できるようになったため、web で写真を公開できます。
詳しくは、「Adobe Portfolio に送信」を参照してください。
検索機能の向上
Adobe Sensei の技術を活用
Adobe Sensei の技術を活用
検索バーへの入力を開始すると、Lightroom CC によって候補が自動的に表示されるので、必要なものを素早く検索するのに役立ちます。カメラ、場所およびその他のメタデータを簡単に検索できます。また、有効なフィルターが検索ボックスに整理されて表示されます。名前を使用してフィルターを検索することもできます(「カメラ:」と指定してみてください)。
関連情報については、「写真の検索、フィルター、並べ替え」を参照してください。
ローカルのカラー階調
ブラシツールとグラデーションツールを使用して写真の任意領域にカラーを適用できるようになりました。
Lightroom CC のブラシ、線形グラデーションまたは円形グラデーションツールを使用しているときに、調整スライダーパネルの下部までスクロールして、「カラー」をオンにします。
ブラシツールとグラデーションツールを使用して写真の異なる部分を強調する方法については、次のチュートリアルを参照してください。
macOS での HEVC ファイルのサポート
このリリース以降の Lightroom CC では、macOS 10.13(High Sierra)以降の Apple HEVC(High Efficiency Video Coding)ビデオ形式(別名 H.265)をサポートします。
詳しくは、「HEVC ビデオファイルのサポート」を参照してください。
新しいカメラとレンズのサポート
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、次のリソースを参照してください。
Lightroom CC モバイル版(iOS および Android)
Lightroom CC モバイル版(iOS および Android)4.1 | 2018年12月リリース
人物表示の拡張機能
Lightroom CC モバイル版(iOS)の本リリースでの新機能
Lightroom CC モバイル版(iOS)の本リリースでの強化機能
- 人物クラスターを結合するための自動提案:このリリースの Lightroom CC モバイル版(iOS)では、人物表示に移動した際に、似通った人物クラスターに対する結合提案が自動的に表示されます。人物表示での結合操作に関する詳細情報については、「人物を結合
」を参照してください。
- 人物表示での新しい並べ替えオプション:人物クラスターを名と姓で並べ替えられるようになりました。人物クラスターを並べ替えるには、次の手順を実行します。
- 「並べ替え条件」オプションを選択して、並べ替えパネルを表示します。
- 並べ替えパネルで、「名」または「姓」を選択し、名前付きの人物クラスターを名または姓のアルファベット順に並べ替えます。
- 選択した並べ替えオプションの昇順と降順を切り替えるには、もう一度選択をタップします。
人物表示での並べ替えに関する詳細情報については、「人物表示での並べ替えオプション」を参照してください。
- 人物クラスターのカバー写真の設定:人物クラスターで、任意の写真をカバー写真として設定するには、以下の手順を実行します。
- 人物クラスターで、目的の写真を開きます。
- 右上隅にある(
)をタップします。
- コンテキストメニューから、「整理」を選択します。
- 「カバー写真として設定」をタップして、人物クラスターのカバー写真として写真を設定します。
参考になる詳細情報については、「人物クラスターのカバー写真の設定」を参照してください。
プレミアム修復ブラシの新しいチュートリアル
Lightroom CC モバイル版(iOS)の本リリースでの新機能
このリリースの Lightroom CC モバイル版(iOS)では、プレミアム修復ブラシのヘルプとサポートの下に、新しいチュートリアルが導入されています。チュートリアルの最後で、「変更を維持しますか?」 ダイアログが表示され、ユーザーは写真への変更を破棄または保存するオプションを選択できます。無料ユーザーの場合、プレミアム機能のチュートリアルで写真の変更を保存するには、サブスクリプションをアップグレードする必要があります。
変更点
Lightroom CC モバイル版(iOS)の本リリースでの強化機能
- iPad で、キーボードを使ってフラグまたは評価を適用するときに、確認テキストが追加されました。
- 画像をタップしたまま長押しして補正前の状態を表示する際、編集が何も適用されていない状態の画像が表示されるようになりました。これまでの補正前の表示では、スマートフォンで編集した内容のみを無効にしていました。
- アルバムで画像をスクロールする際に、アルバム名または写真の枚数が固定され、下にスクロールしても上部に表示されたままになります。スクロールが高速化されました。
- 「すべての写真」のコンポーネント:Lr Camera 写真、最近追加した写真、人物を表示/非表示にするために、「すべての写真」の横に、折りたたみ/展開可能な新しいメニューが導入されました。
アドホック写真共有(プレミアム機能)
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
Lightroom CC モバイル版(Android)では、共有するための専用アルバムを作成しなくても、公開する写真を選択できるようになりました。 Web 上で写真をアドホック共有して、他の人が写真を見られるようにするには、次の手順を実行します。
- グリッド内の任意の写真を長押しして、マルチ選択モードに入ります。
- web 上で共有するすべての写真を選択します。
- 画面の右上隅にある(
)アイコンをタップします。
- コンテキストメニューから、「Web に共有」オプションをタップします。
- 次に表示される Web に共有パネルで、タイトルフィールドを編集して、「共有を使用」をオンにします。共有オプション、表示、web 上の表示、および「共有リンク」オプションに基づいて、共有の環境設定を選択します。
- アドホック共有の名前の横にある(
)アイコンをタップして、コンテキストメニューからオプションを選択します。
アルバムに移動 選択したアドホック共有をアルバムに移動するには、このオプションを選択します。
Web に共有 Web に共有コンテキストメニューに戻るには、このオプションを選択します。
名前を変更 アルバムの名前を変更ダイアログを開くには、このオプションを選択します。
削除 選択したアドホック共有を削除するには、 このオプションを選択します。選択したアドホック共有のみが削除され、共有アルバムに含まれている写真は削除されません。
参考になる詳細情報については、写真を Web に共有(アドホック共有)を参照してください。
新しい「共有アルバム」タブ(プレミアム機能)
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
このリリースの Lightroom CC モバイル版(Android)では、1 つの「共有アルバム」()タブの下にすべての共有アルバムと写真が表示される、共有アルバム表示が導入されています。 アドホック 共有は、「共有」タブの Web に共有した写真セクションで監視できます。
また、アルバム表示で 共有アルバム名の横にある()アイコンをタップして、「共有写真に移動」を選択します。選択した共有アルバムは、アドホック共有がリスト表示される「共有済み」タブの下の「Web に共有した写真」コンテナに追加されます。
参考になる詳細情報については、共有アルバム表示を参照してください。
人物クラスター間での写真の移動
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
Lightroom CC モバイル版(Android)では、写真が特定のクラスターに属していないと思われる場合に、その人物クラスターから写真を選択し、別の人物クラスターに手動で移動できるようになりました。移動操作は、名前付きのクラスターと、名前のないクラスターの両方で実行できます。
1 つのクラスターから別のクラスターに写真を移動するには、次の手順を実行します。
- 人物クラスターで任意の写真を長押しして、マルチ選択モードに入ります。
- 移動する写真を選択します。
- 右上隅にある(
)をタップします。
- コンテキストメニューで、「移動先」をタップします。
- 「写真の移動先」 ウィンドウ が開いたら、移動先の人物クラスターを選択して、右上隅にある(
)をタップします。
プリセットの複製処理
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
このリリースの Lightroom CC モバイル版(Android)では、同じプリセットグループで同じ名前の重複プリセットを作成しようとすると、プリセット名を複製ダイアログボックスが開き、次のオプションが表示されます。
- 置換 - このオプションを選択すると、グループで同じ名前がある場合、最新のプリセットのみが保持されます。
- 重複 - このオプションを選択すると、初期設定で新しいプリセットに数字のサフィックスが追加されます。同じ名前で新しいプリセットを作成することはできません。
- 名前を変更 - このオプションを選択すると、名前を変更ダイアログに戻り、プリセットの名前を変更できます。
一部互換性のあるプリセットを表示/非表示
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
ルーペ表示で写真を開くと、現在の写真に適用されないカメラプロファイルや、Raw ファイルにのみ適用されるプリセットなど、選択した写真との互換性がないために、一部のプリセットが表示されない場合があります。
現在の写真と互換性がない場合でも、すべてのプリセットを表示するには、次の手順を実行します。
- 編集パネルで「プリセット」をタップして開きます。
- 表示されるコンテキストメニューで、「一部互換性のあるプリセットを表示」をタップします。
- 表示される一部互換性のあるプリセットダイアログボックスで、「表示」をタップします。
すべてのプリセットが表示され、互換性のないプリセットは、プリセットパネルに斜体で表示されます。一部互換性のあるプリセットは、「プリセット」の「一部互換性のあるプリセットを表示」の選択を解除して、いつでも非表示にできます。
参考になる詳細情報については、一部互換性のあるプリセットを表示を参照してください。
有線イーサネットサポート
Lightroom CC モバイル版(Android)の本リリースでの新機能
ChromeOS で Lightroom CC モバイル版(Android)を実行している場合に、有線イーサネット経由でインターネットにアクセスできるようになりました。
新しいカメラとレンズのサポート
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、次のリソースを参照してください。
Lightroom CC モバイル版(iOS および Android)v4.0 | 2018年10月リリース
人物表示
Adobe Sensei の技術を活用
Adobe Sensei を技術を活用した人物表示で大切な人を素早く検索できます。Lightroom CC では、写真内の人物を自動的にタグ付けし、その人物が含まれているすべての写真を簡単に表示できます。
詳しくは、次のヘルプリソースを参照してください。
検索機能の向上
検索バーに入力し始めると、カメラ、レンズ、シャッタースピード、絞り、ISO、キーワード、場所などを提案する検索候補が表示されるようになりました。
詳しくは、次のヘルプリソースを参照してください。
「Web に共有」のその他の共有オプション
Lightroom CC アプリ内から直接、表示テーマや外観設定を調整しながら、フラグ付きまたは任意の評価以上の画像のみを共有する選択ができるようになりました。
詳しくは、次のヘルプリソースを参照してください。
新しいガイド付きチュートリアル
本リリースでは、次の新しいガイド付きチュートリアルが導入されています。
- (iOS)初めての調整と修復ブラシ
- (Android)初めての調整、ターゲット調整ツール、およびガイド付き Upright
新しいカメラとレンズのサポート
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、次のリソースを参照してください。
その他の拡張機能
- 高 ISO レンダリングの強化:低照度で撮影された ISO 値の高い写真を、より自然なカラーでレンダリングするための Raw 処理がさらに強化されました。
- (Android のみ)HDR 画像処理の品質向上。
Lightroom CC web ギャラリー(lightroom.adobe.com)
Lightroom CC web ギャラリー | 2018年10月リリース
lightroom.adobe.com 内の新しい 表示ビューでは、ビューアで実際に表示されるページの正確なプレビューを確認できます。表示ビューでは、レイアウトや背景色を調整したり、写真に関連する画像やテキストに物語性を持たせるために改行を挿入したりできます。レイアウトの設定が終わったら、「共有」の下のコントロールを使用して、アルバムを共有できます。