Adobe Sign アカウントの使用を開始する前に、そのアカウントを会社での用途に合わせて設定し、カスタマイズするための推奨手順について説明します。本ガイドの目的は、ブランディング、セキュリティ設定、ユーザーおよびテンプレートを使用できるようにすることです。
本ガイドを読み進めていけば、重要な機能と設定をひととおり把握できるような構成になっています。最後まで読み終わる頃には、アカウントの準備がすっかり整っているでしょう。なお、本ガイドで扱っていないオプションや設定も数多くあります。Adobe Sign のその他の設定に関する情報は、アドビのナレッジベースから入手できます。
それではログインして、電子サインに取り組んでみましょう。
コンピューターや携帯電話のデータをバックアップするのと同じように、署名済み契約書のコピーを保存することをお勧めします。管理ページから契約書を 1 部ずつダウンロードする代わりに、外部アーカイブを使用して、署名済み契約書のコピーを別の電子メールアドレス、Evernote アカウントまたは Box アカウントに送信できます。
このセクションでは、ご使用のアカウントに会社名とホスト名を設定します。基本的な設定ですが、これによりアカウントをカスタマイズすることができます。
これらの設定はアカウント全体に適用され、グループレベルでは調整できません。
アカウント管理者としてログインし、アカウント/アカウント設定/アカウント設定に移動します。


デフォルトでは、Adobe Sign のユーザーは個人の設定を編集することができ、これには個々のユーザーの会社名の値も含まれます。
アカウント内のすべてのユーザーのプロファイルで「会社名」の値を更新する場合は、次の手順に従います。
- アカウント内のすべてのユーザーの会社名を設定ボックスをオンにします。
- 「保存」をクリックします。
すべてのユーザーのプロファイルで、「会社名フィールド内の値がユーザーのプロファイルの「会社」の値として適用されます。
注意:
「アカウント内のすべてのユーザーの会社名を設定」を一度オンにすると、アカウント内のすべてのユーザーに対して置換アクションが実行されます。
ページが保存されると、すべてのユーザーが更新され、チェックマークがクリアされて、必要に応じてアクションを再度トリガーできるようになります(ユーザーは引き続き会社名の値を変更する権限を持っているため)。
アカウントのホスト名を設定すると、ユーザーのログイン先 URL と、署名者用の契約書がホストされる URL が変更されます。
- 「ホスト名」の値を入力します。
- 通常、会社のドメイン名が使用されます。
- 通常、会社のドメイン名が使用されます。
- 「保存」をクリックします。


電子メールテンプレートのヘッダーやフッターにカスタム画像を設定することによって、契約書の電子メールをブランディングできます。
さらに、オプションで、アカウント全体で使用されるマーケティング用プレーンテキストフッターや、法務情報など、契約書通知と一緒に配布したいその他のコンテンツを提供できます。
注意:
カスタマイズされた電子メールテンプレートは、エンタープライズレベルのサービスで利用できます。



「ユーザーが独自の電子メールフッターを持つことを許可」チェックボックスをオンにすると、各ユーザーがオプションで、パーソナライズされた独自のフッターを設定できるようになります。これは電子メールの署名ファイルのようなものです。

このユーザーフッターは、グローバルフッターや、適用可能な任意の画像フッターに追加されます。
ユーザーは、次の方法で個人のフッターを設定できます。
- 画面右上隅にあるユーザー名にマウスのポインターを合わせてメニューを表示し、「マイプロファイル」を選択します。
- ページが更新され、個人環境設定が既に展開されている状態でユーザーメニューが表示されます。
- 「電子メールフッター」を選択して、ページを開きます。
注意:
このオプションは、アカウント管理者がこの設定を有効にした後にのみ表示されます。


デフォルトの電子メールヘッダーは、Adobe Sign アカウントにログインした場合に表示されるヘッダーをミラーリングしたものです。 このヘッダーには、デフォルトの Adobe Sign ロゴまたはアカウント/グループ用にアップロードしたロゴのどちらかが含まれます。
電子メールの画像ヘッダーは、常に電子メール内容の一番上に表示されます。

デフォルトのフッター画像は空です。フッター画像を挿入する場合は、電子メールの下部に表示されます。
電子メールヘッダーとフッターの画像は、600 x 200 px のグラフィック(png、jpg または gif)です。
ヘッダーまたはフッターの画像を設定するには:
「アップロード」ボタンをクリックし、アップロードする画像を選択します。
アップロードされたグラフィックは、ボタンの右側に表示されます。


アカウント、ユーザーおよび文書のセキュリティは、Adobe Sign で最も重要なものです。そのため、アカウントレベルでいくつかのセキュリティオプションが用意されています。このセクションの設定を確認し、ユースケースに最適な設定を判断することをお勧めします。
会社が連携ログインソリューションを利用している場合は、ユーザー認証に SAML 2 のオプションが提供されます。
- アカウントが Adobe コンソールを使用してユーザー資格付与を管理している場合、SAML 構成の手順についてはこちらを参照してください。
- ユーザー管理全体が Adobe Sign インターフェイス内で実行されている場合は、こちらの SAML ガイドを参照してください。
SAML を設定するには、ドメイン名を要求する必要があります。
Adobe Sign の SAML 設定は、アカウント/アカウント設定/SAML 設定にあります。

Adobe Sign アプリを使用するための認証には複数の設定を利用できるので、会社のアクセスポリシーに合わせてセキュリティ基準を設定できます。
ユーザーアクセスのセキュリティ設定を行うには、アカウント/アカウント設定/セキュリティ設定に移動します。

アカウントのユーザーが他のサービスでの認証を通じて Adobe Sign にログインする機能を許可または拒否できます。このログインプロセスをユーザーが使用できる唯一の選択肢とする場合以外は、これらの設定のどちらか(または両方)を無効にすることをお勧めします。

Adobe Sign に対する認証時に「このアカウントを記憶」設定を有効にするには、このオプションをオンにします。これにより、選択された期間中は、サービスに対する認証が(ローカルシステム上に)記憶されます。

「ログインパスワードポリシー」の下のオプションでは、何ヶ月か後にパスワードを変更する必要があるかどうか、前のパスワードを新しいパスワードとして使用できるかどうか、ログインを何回試行したらユーザー ID がロックされるかを設定します。



このオプションを有効にすると、ユーザーが文書に署名する場合、そのユーザーは Adobe Sign にログインしてからでなければ署名を適用できなくなります。これにより、署名する個人がそのユーザー本人であるか、少なくともそのユーザーの資格情報を使用する何者かであることが保証されます。


この設定では、Adobe Sign を使用して送信された文書に適用する暗号化のタイプを定義します。暗号化を適用すると、文書を開くことはできても、編集はできなくなります。それぞれのバージョンの暗号化は、異なるバージョンの Acrobat と互換性があります。推奨されるオプションは「128-bit AES」です。この方式なら、大部分のシステムで文書を開くことができます。

この設定は、署名サイクルの過程で文書にアクセスする受信者の「パスワード認証」オプションに適用されます(契約書を初めて送信するときに送信ページで設定)。
この設定によって、受信者が正しいパスワードを入力するまでの試行回数が制限されます。この制限を超えると、契約書はキャンセルされます(キャンセルの取り消しはできません)。

この設定は、契約書の署名パスワード、契約書の PDF 暗号化、および ID レポートの暗号化に適用されます。
この機能を使用して、ユーザーが入力する必要があるパスワードの強さまたは難易度を調整できます。

警告:
この設定で制御するパスワードは PDF に埋め込まれます。Adobe Sign システムには保存されません。パスワードがわからなくなった場合、復元する手段はありません。
このオプションは、送信ページでの受信者のナレッジベース認証(KBA)を制御します。
この制限によって、署名者が文書にアクセスするために KBA に合格するまでの試行回数が決定されます。この制限を超えると、契約書はキャンセルされます。KBA の難易度もここで設定します。
- デフォルト - 署名者に 3 つの質問が提示され、すべてに正解するよう求められます。正解が 2 つだけの場合は、さらに 2 つの質問が提示され、どちらにも正解するよう求められます。
- 難しい - 署名者に 4 つの質問が提示され、すべてに正解するよう求められます。正解が 3 つだけの場合は、さらに 2 つの質問が提示され、どちらにも正解するよう求められます。
KBA には社会保障番号が必要なので、米国の受信者に対してのみ実行可能です。

この設定は、アカウント/アカウント設定/送信設定にあります。
この設定によって、送信者が署名済み文書にパスワードを設定することを許可、強制または拒否します(署名プロセスの過程で契約書にアクセスするためのオプションのパスワードとは異なります)。
許可または強制した場合、送信者はパスワードを入力したのち、署名済み文書を確認する必要があるすべての関係者にそのパスワードを伝える必要があります。

警告:
このパスワードは PDF に埋め込まれ、Adobe Sign システムには表示されません。署名済み文書へのアクセスをロックするためにパスワードを使用することを選択した場合は、これらのパスワードを認識し、必要に応じて取得するための方法を用意してください。
このセクションの設定では、契約書の設定時にユーザーに表示されるオプションと、そのオプションのデフォルト値を定義します。
一般的には、送信者が選択または設定するオプションの数は少なくすることをお勧めします。可能であれば、強力なデフォルト値を設定し、その値を編集するためのオプションは削除してください。
この章の内容は、トランザクションに与える影響に関連して、いくつかのセクションに分けられています。
これらの設定はすべて、アカウント/アカウント設定/送信設定にあります。
注意:
これらの設定はすべてグループレベルで設定でき、事業部門ごとに必要に応じて送信および署名エクスペリエンスをカスタマイズできるようになっています。
「受信者」とは、割り当てられている役割にかかわらず、署名サイクルに含まれるすべてのユーザー ID を指す用語です。以下の設定では、受信者に割り当てることができる役割のタイプ、使用する ID 認証のレベルを定義します。
使用するサービスのレベルに応じて、受信者に様々な「役割」を割り当てることができます。この役割によって、受信者が契約書で実行できるアクションのタイプが決まります。様々な役割権限の詳細は、ナレッジベースを参照してください。
送信者の操作を効率化するために必要になることがわかっている役割のみを有効にすることをお勧めします。

この設定を使用して、ユーザーに対して様々な署名者確認方法を有効にすることができます。これらの方法は、送信ページで受信者レコードの一要素として設定します。
内部ポリシーが必要とする確認方法のみを有効にすることをお勧めします。
- 署名パスワード – 文書に署名しようとする署名者に対し、あらかじめ決められたパスワードを入力するよう求めます。パスワードは、トランザクションとは別の手段で署名者に渡す必要があります。このパスワードがわからなくなったり、忘れたりした場合、復元することはできません。
- ナレッジベース認証 – 署名者に対し、社会保障番号を入力するよう求めます。すると、ID 確認用のランダムな質問がサードパーティプロバイダーによって生成されます。
- ソーシャル ID – 署名者に対し、Facebook、LinkedIn、Google、Twitter、Yahoo! または Windows Live ID のいずれかのサービスを使用して認証するよう求めます。
- 電話(SMS) - 送信者に対し、受信者の電話番号を入力するよう求めます。これにより、受信者が認証に使用する 8 桁のコードを取得できます。
- 会社名を使用して電話認証をパーソナライズ - 受信者が送信元を把握できるよう、会社名をテキストメッセージに読み込みます。
- サポートの問い合わせ先 - 「問題がある場合は、xxxxx へお問い合わせください」メッセージに配置する独自の値を入力します。例:サポート用メールアドレス、電話番号、URL
- Adobe Sign 認証 - 受信者が、Adobe Sign 資格情報を使用して認証できるよう許可します。社内署名者に最適
- Government ID 認証 - 政府発行の文書(社会保障番号、運転免許証、パスポートなど)を認証文書として使用できるようにします。

警告:
KBA および携帯電話による認証は、追加料金が発生する従量制の認証方法です。確実に使用する認証方法のみを有効にすることをお勧めします。
このオプションでは、送信者が定義済みのデフォルトの認証方法を変更することを許可または拒否します。送信者が確認プロセスをデフォルトから引き上げることが必要な状況が予想される場合にのみ、このオプションを有効にします。
この設定をオンにすると、Adobe Sign アカウントの受信者を含んでいる契約書に対して、送信者が異なる確認方法を設定できます。
一般的な推奨事項は、内部署名を電子メール確認のままにし、1 日に多数の契約書に副署をしなければならない可能性がある従業員の認証への抵抗感を軽減することです。 さらに署名者の ID 確認 機能(セキュリティ設定)を有効にすると、署名者に明示的に複数回の認証を行わせることなく、自動的にパスワードを確認できます。

ユーザーがファイルを契約書に添付するには様々な方法があり、どれを使用するかは、文書の作成方法、管理方法、バージョン管理方法に関係しています。
トランザクションごとに内容をカスタマイズする「アドホック型」のファイルを使用する場合は、ローカルシステムからファイルをアップロードする機能が必要になる可能性があります。 しかし、ほとんど変更されないボイラープレートテンプレートの場合は、1 つの管理されたソースから提供することが理想的な形です。

- 送信者がコンピューターから文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、送信ページのファイルを選択 ポップアップから「マイコンピューター」リンクが削除されます。
- 送信者が文書ライブラリから文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、ファイルを選択ポップアップから「ライブラリ文書」リンクが削除されます。
- Adobe Sign 共有ライブラリの文書を含める - このオプションをオフにすると、Adobe Sign が提供する I-9、W-4 および W-9 文書が削除されます。
- 送信者が Google ドライブから文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、ファイルを選択 ポップアップから「Google ドライブ」リンクが削除されます。
- 送信者が Dropbox から文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、ファイルを選択ポップアップから「Dropbox 」リンクが削除されます。
- 送信者が Box.com から文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、ファイルを選択ポップアップから「Box.com 」リンクが削除されます。
- 送信者が OneDrive から文書を添付することを許可 - このオプションをオフにすると、ファイルを選択ポップアップから「OneDrive」リンクが削除されます。

注意:
デフォルトのリマインダーを有効にすると、送信者独自のリマインダーを設定するためのオプションが送信ページから削除されますが、管理ページでは引き続きリマインダーを設定できます。
場合によっては、一定の日数が経過した未署名の文書を有効期限切れにするか、取り消したいことがあります。
有効期限が切れた契約書を再開または取得することはできません。有効期限切れの契約書は、管理ページの「取り消し済み/拒否済み」セクションの下に表示されます。

- 文書の有効期限を有効にする - 文書の有効期限を有効にするには、このオプションをオンにします。すると、文書の有効期限に関して設定できるオプションが表示されます。
- 送信者が文書ごとに有効期限を設定または変更することを許可 - このオプションをオンにすると、アカウントのすべてのユーザーに対して、送信ページに有効期限オプションが表示されます。さらに、デフォルトの有効期限設定を調整できます。
- 文書送信後の有効期限の設定変更を許可 - このオプションをオンにすると、契約書の送信後に有効期限を調整、拡張または削除できます。
- 署名者による文書への署名が可能な日数: - このオプションでは、文書の有効期限までの日数を設定します。
- 文書の有効期限を適用する場合に、内部署名者を対象に含める - アカウントのユーザーが契約書に署名または副署を行う場合、このオプションをオンにすると、外部署名者と同様に有効期限が適用されます。
- 署名者に送信する電子メールに有効期限の情報を含める - このオプションをオンにすると、署名者への電子メールにトランザクションの有効期限の日付が付加されます。
ユーザーは通常、アカウントに追加されます。これは、契約書を送信したり、グループまたはアカウントレベルの管理者になったりすることがあるためです。ユーザーの署名機能をアカウントレベルの設定で制御しようとする場合以外は、契約書に署名するユーザーを追加する必要はありません。

ユーザーページの上部に、アカウントが許可しているライセンス数と、そのライセンスを使用しているアクティブなユーザー数に関する簡潔な要約が表示されます。
この文が表示されていない場合はサイトライセンスなので、無制限にユーザーを追加できます。
ユーザーページには、次の 3 つのコントロールがあります。
- 新規ユーザーを作成 – ポップアップフォームが表示され、単一ユーザーを作成したり、CSV をアップロードして複数のユーザーを一度に作成したりできます。
- ユーザーリストを書き出し – 書き出しアイコンをクリックすると、ステータス(アクティブ、作成済み、非アクティブまたは保留中)や個人(アカウント)の値(名前、電子メールアドレス、役職、会社名など)にかかわらず、アカウントのすべてのユーザーが記載された CSV ファイルが生成されます。
- オプション – オプションのリストによって、ページに表示するユーザーをフィルタリングします。 デフォルトでは、アクティブなユーザーのみが表示されます。すべてのユーザーを表示したり、非アクティブなユーザーのみを表示することもできます。1 ページに表示するユーザー数に関する 3 つのオプションもあります(15、30、50)。

注意:
Adobe Admin Console でユーザー権利を管理する場合は、ここをクリックします。

- 作成するユーザーの電子メールアドレス、名および姓を入力します。すべての情報、特に電子メールアドレスが正しいことを確認してください。ユーザーが作成されると、入力した電子メールアドレスが確認されるまで、電子メールアドレスを変更することはできません。電子メールアドレスに誤りがある場合、確認することはできません。
このユーザーの他のユーザーに対する共有を設定する場合は、「このユーザーの契約書を表示」オプションをオンにします。すると、このユーザーのすべての契約者を表示できるようになります。
注意:
契約書の作成時および署名時に契約書に関するテレメトリの収集が必要になると予測される場合は、新しいユーザー ID を作成する際に「このユーザーの契約書を表示」オプションを利用することを強くお勧めします。
ユーザー ID の作成後にアカウント共有を確立するプロセスは比較的煩雑で、ユーザーの同意を得る必要があります。

(アクティブなユーザーだけでなく)すべてのユーザーを表示することによって、「作成済み」ステータスを持つ新規ユーザー ID を確認できます。
ユーザーがパスワードを設定すると、ユーザー ID は「アクティブ」ステータスに変更されます。

注意:
Adobe Sign ユーザーのステータスは、次の 5 つのいずれかになります。
アクティブ – 完全に有効化され、1 つのライセンスを使用しているユーザー ID。
非アクティブ – 完全に無効化されているユーザー ID。非アクティブなユーザーは、他の契約書の受信者になっているなど、いかなる理由であっても、Adobe Sign アプリケーションにアクセスできません。
作成済み– 管理者によって作成されているが、まだパスワードを設定しておらず、アクティベートされていないユーザー ID。 作成済みのユーザーは、ライセンスを使用していません。
未確認 - 電子メールアドレスを変更したが、電子メールアドレスの変更を確認するために送信された確認リンクをまだクリックしていないユーザー。厳密に言えばアカウントはまだアクティブで、電子メールアドレスの変更が確認されるまでロックされているだけなので、未確認のユーザーはライセンスを使用しており、「アクティブなユーザーのみを表示」フィルターで表示されます。
保留中 – 保留中のユーザー ID は受信者です。保留中のユーザーは、管理者によって作成されておらず、パスワードがないため、ログインできません。保留中のユーザーは、ライセンスを使用していません。
保留中のユーザー ID は、いつでも登録して「アクティブ」ステータスに変更することができます。アクティブにすると、自分が関与していたすべての契約書の履歴を見られるようになります。
注意:
Adobe Admin Console でユーザー権利を管理する場合は、ここをクリックします。
ユーザーをアクティベート解除する必要性が生じる場合があります。ある個人が会社を辞めた後も、そのユーザーと関連ドキュメントを保護したままにしたい場合などです。前述したように、ユーザーを非アクティブにしても、そのユーザー ID を使用してログイン、文書の送信または文書への署名を続けることができます。
ユーザー ID を非アクティブに変更するには:
- 管理者としてログインし、アカウント/ユーザーに移動します。
- 非アクティブにするユーザー ID をシングルクリックします。ユーザーが実行可能なアクションが、ユーザーリストの上に表示されます。


ユーザーをアクティベート解除ポップアップには、すべての契約書を強制的に共有するためのオプションがあります。これは、アクティベート解除しようとするユーザーが将来的に復元が必要になるかもしれないコンテンツを所有している場合に役立ちます。
アクティベート解除プロセスを完了するには、「はい」をクリックします。
ユーザー ID が「非アクティブ」ステータスに変更され、このユーザー ID のパスワードが無効になり、ユーザー ID が完全に利用できなくなります。
ユーザー ID を再アクティベートするには、アクティベート解除と同じプロセスを実行します。
- 管理者としてログインし、アカウント/ユーザーに移動します。
- オプションアイコンをクリックして、「非アクティブなユーザーのみを表示」を選択します。


注意:
Adobe Admin Console でユーザー権利を管理する場合は、ここをクリックします。
Adobe Sign には、次の 4 つの権限レベルがあります。
- ユーザー
- グループ管理者
- アカウント管理者
- プライバシー管理者
個別に作成されたユーザーはすべて、基本のユーザーになります。
任意のユーザー ID の権限を引き上げる必要がある場合は、次の方法によって実行できます。
- アカウント管理者として Adobe Sign にログインします。
- アカウント/ユーザーに移動します。
- 昇格させるユーザー ID を探し、そのユーザーを選択すると、ユーザーリストの上にアクションリンクが表示されます。


- 編集ポップアップウィンドウ内で、そのユーザー ID をグループ管理者、アカウント管理者またはその両方として有効にすることができます。ユーザー ID に適した権限オプションをオンにします。
- アカウント管理者は、グループレベルまたはアカウントレベルで設定を編集したり、ユーザーを追加したりするので、Adobe Sign 内のすべての権限を持ちます。
- グループレベルの管理者は、属するグループ内の権限のみを持ちます。
- 完了したら、「保存」をクリックします。
注意:
Adobe Sign では、1 つのアカウント内に存在可能な管理者(アカウントまたはグループ)の数は制限されていません。アカウント内のすべてのユーザー ID をアカウント管理者レベルに昇格させることができます(が、一般的にはお勧めしません)。
注意:
Adobe Admin Console でユーザー権利を管理する場合は、ここをクリックします。
ユーザーの一括作成は、すべてのユーザーを CSV ファイルに定義してから、そのファイルを Adobe Sign にアップロードするプロセスです。
すべてのユーザーが作成され、パスワードの設定およびユーザー ID のアクティベートを行うための電子メールがただちに送信されます。
注意:
このプロセスを使用して、アカウントのすべてのユーザーのプロファイルの値を編集することもできるという点を覚えておいてください。
例えば、会社名を変更した場合に、完全なユーザーリストを書き出し、「会社名」列の値を編集し、保存して、その CSV を Adobe Sign に再度アップロードできます。様々なユーザーを巻き込まなくても、CSV のすべてのユーザー ID の会社名の値を更新できます。
ユーザーを一括で作成するには:
- アカウント管理者としてログインし、アカウント/ユーザーに移動します。
- 「+」アイコンをクリックして、新規ユーザーを作成します。作成ポップアップが表示されます。
- 「ユーザーを一括で作成」タブをクリックします。

注意:
次の 3 つのオプションが存在します。
- ユーザーの作成を許可 - このオプションの選択を解除すると、既存のユーザーの更新のみを実行できます。アカウントに含まれていない電子メールアドレスが指定された場合、ユーザーは作成されません。
- ユーザーの更新を許可 - このオプションの選択を解除すると、ユーザーの作成のみを実行できます。アカウントの既存のユーザーの電子メールアドレスが指定された場合、そのユーザーは変更されません。
- グループの作成を許可 - このオプションの選択を解除すると、グループを作成できなくなります。ユーザーに対して存在しないグループ名が指定された場合、そのグループは作成されず、ユーザーは代わりにデフォルトグループに配置されます。
- 「サンプルの CSV ファイルをダウンロード」リンクをクリックします。CSV ファイルがシステムにダウンロードされます。
- サンプルの CSV を開きます。
- サンプルデータの 3 つの行を削除します。先頭行(ヘッダー)はそのままにします。
- 作成する新規ユーザー ID に必要な値を入力します。
- 新規ユーザーを作成する場合、必要な列は次のとおりです。
- 電子メールアドレス
- 名
- 姓
- 新規ユーザーを作成する場合、必要な列は次のとおりです。

- 使用していない列があれば削除します。
- CSV を保存します(保存したファイルが CSV 形式のままで、他の形式になっていないことを確認してください)。
- 「参照」ボタンをクリックし、CSV を選択します。
- 「読み込み」をクリックして、ファイルをアップロードします。

新規グループが作成されたら、次のステップはそのグループにユーザーを追加することです。Adobe Sign には、移動する必要があるユーザー数に応じて、次の 3 種類の追加方法が用意されています。
- ユーザープロファイルを使用して単一ユーザーを移動する
- ユーザーを一括作成/編集 する CSV を使用して複数のユーザーを移動する
- ユーザーをグループに割り当てツールを使用して複数のユーザーを移動する
単一ユーザーをグループに割り当てるには:
- 管理者としてログインし、アカウント/ユーザーに移動します。
- 編集する特定のユーザー ID をダブルクリックします。ユーザー情報パネルが表示されます。
- ユーザーグループドロップダウンボックスをクリックして、オプションを表示します。
- ユーザーを割り当てるグループを選択します。
- 「保存」をクリックします。

ユーザーを一括で作成機能を使用して、既存のユーザーを編集することもできます。
グループ設定だけではなく複数の値を変更する必要がある場合は、この方法が適していますが、完全に再構成する場合は、一括更新の方が適している可能性があります。
一括更新を使用してユーザーグループを更新するには:
- 管理者としてログインし、アカウント/ユーザーに移動します。
- ユーザーリストを書き出しアイコンをクリックします。アカウントのすべてのユーザーのリストが記載された CSV がシステムにダウンロードされます。

- ダウンロードされた CSV を開き、使用する予定がない列があれば削除します。
- ユーザーをグループに割り当てるだけの場合、必要な列は次のとおりです。
- 電子メールアドレス
- 名
- 姓
- グループ名
- ユーザーをグループに割り当てるだけの場合、必要な列は次のとおりです。
- 更新する必要がないユーザーの行があれば削除します。
- CSV を保存します(形式が CSV のままであることを確認してください)。

- 「+」アイコンをクリックして、新規ユーザーを作成します。作成ポップアップが表示されます。
- 「ユーザーを一括で作成」タブをクリックします。
- 保存した CSV ファイルを参照して選択します。
- 「読み込み」をクリックします。

複数のユーザーを新規グループに移動する必要があるが、ユーザーの一括編集を使用するほどの規模ではない場合、最も良い方法は、グループ設定内で「ユーザーをグループに割り当て」オプションを使用することです。
ユーザーをグループに割り当て機能にアクセスするには:
- アカウント管理者としてログインし、アカウント/グループに移動します。
- ユーザーの移動先とするグループをダブルクリックします。グループレベル設定が表示されます。
- グループをシングルクリックして選択してから、「グループ設定」リンクをクリックすることもできます。


ユーザーをこのグループに割り当てウィンドウが開き、現在このグループに割り当てられていないアクティブなユーザーがすべて表示されます。
- オプションアイコンをクリックして、「すべてのユーザーを表示」を選択します。

- グループに移動したいユーザーがいれば、ダブルクリックします。選択したユーザーが、ウィンドウ下部の「選択済みユーザー」フィールドに設定されます。
- 「選択済みユーザー」フィールドからユーザーを削除するには、電子メールアドレスの横の「X」をクリックします。
- すべてのユーザーを選択したら、「割り当て」ボタンをクリックします。

アカウントレベルの管理者には、次の 3 つの設定を使用して、グループ管理者権限の範囲を定義する権限があります。
- グループ管理者はグループに新規ユーザーを追加できる。
- グループ管理者はグループの設定を編集できる。
- グループ管理者が表示できるレポートデータ
これらの設定はすべてのグループ管理者に共通で、さらに細かく分けることはできません。グループ管理者のユーザー追加権限を無効にすると、アカウント内のすべてのグループ管理者に適用されます。
最初の 2 つの設定を調整するには:
アカウント管理者としてログインし、アカウント/アカウント設定/グローバル設定/グループ管理に関する設定に移動します。

「グループ管理者はグループに新規ユーザーを追加できる。」を有効にすると、グループに任意のユーザーを追加する権限がすべてのグループ管理者に付与され、通常の制約がすべて適用されます。
通常の制約には、次のような状況が含まれます。
- ユーザーが他のグループ/アカウントに属している。
- ユーザーの電子メールドメインが、そのアカウント用に承認されたドメインではない。
「グループ管理者はグループの設定を編集できる。」を有効にすると、グループ管理者はそのグループのアカウントレベル設定を上書きできます。
グループ管理者が表示できるレポートデータ設定を編集するには、アカウント/アカウント設定/レポート設定に移動します。

ライブラリテンプレートは、再利用可能な文書オブジェクトです。Adobe Sign は、文書テンプレートとフォームフィールドテンプレートの 2 種類のライブラリテンプレートをサポートします。
- 文書テンプレート - 文書テンプレートは、再利用可能な文書です。文書テンプレートは、アカウントの他のユーザーと共有できます。変更を加える必要なく、複数のユーザーが同じ文書を送信できます。
- フォームフィールドテンプレート - フォームフィールドテンプレートは、任意の文書に適用できる、再利用可能なフィールドレイヤーです。また、フォームフィールドテンプレートは、アカウントの他のユーザーと共有できます。フォームフィールドテンプレートは、次の場合に理想的です。
- 複数の文書で機能する 1 つのフィールドレイアウトがある。
- いくつかの異なる方法で送信できる 1 つの文書がある。
- 文書のコンテンツを改訂する必要があるが、フィールドは同じ場所に維持する。
文書が更新されるたびに新しいライブラリ文書を作成する代わりに、同じフォームフィールドレイヤーを適用できます。フォームフィールドテンプレートは、フィールドの配置またはフィールドプロパティを簡単に変更できるように編集できます。さらに、フォームフィールドテンプレートを作成する際には、オーサリング環境のすべてのツールを使用できます。
ベストプラクティスとして、1 人のユーザー(文書管理者)がテンプレートの作成および管理の責任者になる必要があります。Doc Admin ユーザー ID を作成すると、どのテンプレートを使用するかに関する混乱がなくなり、再利用可能な文書のバージョンを管理できます。
Doc Admin ユーザーログインには、配布リストまたは機能する電子メールの使用をお勧めします。これにより、この Doc Admin ログインへのアクセスを制御すると同時に、必要に応じて責任を共有することができます。


2. 「テンプレート名」フィールドに、テンプレートの名前を入力します。この名前は、必要に応じて後で変更できます。
3. 「参照」ボタンをクリックして、再利用可能なテンプレートの作成に使用するローカルシステム上のファイルに移動します。再利用可能な文書を作成している場合、このファイルおよびそのコンテンツが使用されます。再利用可能なフォームフィールドレイヤーを作成している場合、ファイルのコンテンツはテンプレートには含まれません。
4. 再利用可能な文書として作成、再利用可能なフォームフィールドレイヤーとして作成のどちらか、または両方から、適切なテンプレートオプションを選択します。

5. テンプレート共有のための適切な権限オプションを選択します。新規テンプレートを作成してテストする場合は、権限を自分自身に対してのみ設定し、文書が目的どおりに動作することを確認してからアクセス権を拡張することをお勧めします。

注意:
グループ権限は、現在所属しているグループに対してのみ付与できます。他のグループには権限を付与できません。

7. 「フォームフィールド」タブからドラッグして文書にドロップすることで、対象とする参加者に必須のフィールドを配置します。
8. フィールドの追加が終了したら、「保存」ボタンをクリックします。
テンプレートが、管理ページの「ライブラリテンプレート」セクションに表示されます。権限を付与することでテンプレートをグループまたは組織のユーザーと共有している場合、テンプレートも管理ページの「ライブラリテンプレート」セクションに表示され、何度でも送信に使用できます。
注意:
ライブラリテンプレートを編集または削除できるのは、作成したユーザーだけです(テンプレートが高度な共有ルールで共有されている場合を除く)。

すべてのテンプレートのアクセス権限は、テンプレートの作成者が編集できます。次の手順に従います。
- テンプレート所有者としてログインします。
- 管理ページに移動します。
- 編集するテンプレートを探し、「編集」リンクをクリックします。


「テンプレートのプロパティ」ヘッダーをクリックしてセクションを展開すると、使用可能な次のオプションが表示されます。
- テンプレート名 – テンプレート名はいつでも簡単に変更できます。
- テンプレートタイプ – 使用可能なテンプレートをいつでも変更して、文書、フォームフィールドのオーバーレイまたはその両方として使用可能にすることができます。
- 使用可能なユーザー – この設定によって、テンプレートへのアクセス権を持つユーザーが決定されます。
注意:
ドキュメントは、ユーザー ID がメンバーに含まれているグループに対してのみ共有できます。アカウント管理者として認証されている場合は、必ずユーザー ID を正しいグループに移動してから、テンプレートのプロパティを「自分のみ」から「グループ内の任意のユーザー」に変更してください。
レポート機能を使用すると、アカウントでの Adobe Sign の使用方法を確認できます。独自のレポートを作成して、文書署名プロセス全体を可視化すると同時に、個々のグループまたはユーザーの行動を確認します。


このパラメーターを使用すると、特定のユーザーまたはグループに関するレポートを実行できます。どちらかについて 1 つまたは複数を選択したり、アカウントのすべてのユーザーに対するレポートを実行したりできます。

特定の文書を選択して、このオプションでレポートに含めることができます。このフィールドにリストされる文書は、アカウント全体で使用されるライブラリ文書です。個々の 1 回限りの文書は、ここにはリストされません。

特定の文書を選択して、このオプションでレポートに含めることができます。このフィールドにリストされる文書は、アカウント全体で使用されるライブラリ文書です。個々の 1 回限りの文書は、ここにはリストされません。



デフォルトでは、ベンチマークパラメーターがレポートに表示されます。有効にするには、レポート設定リンクをクリックします。
ベンチマークは、契約書の進捗および署名率をトラッキングするための拡張手段を提供します。


