Premiere Pro CC 2014 リリースが公開されました
Premiere Pro の最新の Creative Cloud リリースの新機能について詳しくは、この新機能に関する記事を参照してください。
Premiere Pro CC 2014 リリースが公開されました
Premiere Pro の最新の Creative Cloud リリースの新機能について詳しくは、この新機能に関する記事を参照してください。
このドキュメントでは、Premiere Pro CC 2013 年 7 月リリースの新機能および変更された機能について説明します。
これらの機能は Creative Cloud のメンバーのみがご利用いただけます。Adobe Creative Cloud に参加するには、Adobe Creative Cloud を参照してください。
キーボードショートカットを使用して、タイムラインで現在のシーケンスタイトルに基づいた新しいシーケンスタイトルをすばやく作成できるようになりました。
タイムラインで、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら現在のタイトルをドラッグします。新しい独自のタイトルが作成されます。タイムラインでこのキーボードショートカットを使用すると、タイトルで「現在のタイトルから新規タイトルを作成」オプションを使用するのと同じ結果が得られます。
新しく作成したタイトルは元のタイトルの複製ではなく、元のマスタークリップを参照しません。この新しいタイトルへの変更は、元のタイトルまたはそのインスタンスには反映されません。
要点:
Premiere Pro のリフトまたは抽出機能では、選択したクリップの一部をあるシーケンスから別のシーケンスへ簡単に移動できます。
以前のバージョンの Premiere Pro では、「リフト」または「抽出」される範囲を定義するために、インポイントとアウトポイントを設定する必要がありました。この機能が以前はどのように動作していたかを簡単に確認するには、Clay Asbury によるこのチュートリアルをお読みください。
リフトまたは抽出機能は、インポイントまたはアウトポイントのいずれかが設定されていると動作するように改良されました。インポイントのみが設定されている場合、 リフトまたは抽出機能は、インポイントで開始し、シーケンスの末尾で終了するセグメント上で動作します。アウトポイントのみが設定されている場合、 リフトまたは抽出機能は、シーケンスの冒頭で開始し、アウトポイントまでのセグメント上で動作します。
Premiere Pro のコピー、カット、消去の機能は、範囲内にインポイントとアウトポイントがあるターゲットトラック上で動作します。これらの機能は、シーケンス内の特定のクリップを選択することなく使用できます。
インポイントのみを設定する場合、イン/アウト範囲は不要です。カット、コピー、消去の機能は、ターゲットトラックのインポイントからシーケンスの末尾までに対して動作します。同様に、アウトポイントのみを設定する場合、カット、コピー、消去の機能は、ターゲットトラックのシーケンスの冒頭からアウトポイントまでに対して動作します。
クリップが有効か無効かをすばやく切り替えることができるようになりました。編集をプレビューしている間、この機能は 2 つの異なる再生結果を切り替えるのに役立ちます。
設定が混在してる複数のクリップを選択する場合、「クリップを有効」コマンドを使用してクリップの有効/無効を切り替えることができます。例えば、クリップ A が有効でクリップ B が無効である場合、両方のクリップを一緒に選択し、「クリップを有効」を使用すると、クリップ A が無効になり、クリップ B が有効になります。
「クリップを有効」コマンドを使用するには、タイムラインでクリップを右クリックするか(Windows)、または Ctrl キーを押しながらクリック(Mac OS)、し、 コンテキストメニューから「有効」を選択します。
以前のバージョンの Premiere Pro では、「マッチフレーム」コマンドでトラックターゲットを使用して、タイムラインで一致するクリップを識別していました。現在では、選択したクリップがトラックターゲットより優先されます。クリップを選択するとき、「マッチフレーム」コマンドではトラックターゲットが無視して、選択したクリップ内の再生ヘッドの下にあるフレームと一致させます。
要点:
「メディアをリンク」コマンドをオフラインシーケンスに使用できるようになりました。このコマンドでは、プロジェクト内のすべてのメディアを再リンクすることなく、特定のシーケンスで使用されているすべてのメディアを再リンクできます。
「メディアをリンク」コマンドの使用
あるいは、タイムラインパネルで、シーケンスタブを右クリック(Windows)または Ctrl キーを押しながらクリック(Mac OS)し、 コンテキストメニューから「メディアをリンク」を選択します。
以前のバージョンの Premiere Pro では、単純な EDL(Edit Decision List)ファイルを作成するために、キートラックとトランジションを手動で削除していました。現在では、EDL 書き出しダイアログから直接キートラックおよびトランジションを除外できるようになりました。
EDL 書き出しダイアログには、キートラックおよびトランジションを含めたり除外したりするための新しいオプションがあります。
デフォルトでは、「キートラックを含める」オプションが選択解除され、「トランシジョンを含める」
オプションが選択されています。トランジションやキークリップを付けずに EDL を書き出すには、「トランシジョンを含める」または「キートラックを含める」を選択解除します。トランジションおよび V2 クリップがシーケンス内に保持されます。
ソースモニターで表示されているクリップは、プロジェクトパネルで簡単に検索できます。
ソースモニターにクリップを読み込み、シーケンス内のクリップを右クリック(Windows)または Ctrl キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「プロジェクトで表示」を選択します。Premiere Pro でプロジェクトパネル内のソースクリップが検索され、選択されます。
Premiere Pro にはタイムラインパネルで開かれているすべてのシーケンスに適用できる「リンクされた選択」コマンドがあります。「リンクされた選択」コマンドを、オンとオフの切り替えとして使用できます。デフォルトでは、「リンクされた選択」がオンになっています。
「リンクされた選択」コマンドは、タイムラインからボタンとして、またはシーケンスメニューから使用できます。また、この機能にキーボードショートカットを割り当てることもできます。
「リンクされた選択」がオンになっている場合、タイムラインでリンクされたクリップをクリックすると、関連付けられたすべてのトラックが自動的に選択されます。例えば、リンクされた A/V クリップのビデオ部分をクリックした場合、オーディオが自動的に選択されます。
「リンクされた選択」がオフになっている場合、クリックした単一のトラックのみが選択され、関連付けられたトラックは選択されません。
トラックを選択している間に Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押すと、切り替え状態を一時的に上書きできます。例えば、「リンクされた選択」がオンになっている場合、リンクされたクリップを選択している間に Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押すと、クリックした単一のトラックのみが選択されます。
この機能では、シーケンスクリップを選択し、ディスク上のリンクされたメディアファイルを検索することができます。
「エクスプローラーで表示」(Windows)コマンドまたは「Finder で表示」(Mac OS)コマンドは、クリップのコンテキストメニューで使用できます。選択したクリップに対してこのコマンドを選択すると、クリップのリンクされたメディアファイルが保存されている Finder またはエクスプローラーのフォルダーが開かれ、選択されたファイルが前面に表示されます。
Premiere Pro では、シーケンスの開始時間を 00:00:00:00 から選択した開始時間に変更できます。デフォルトの開始時間として、指定した開始時間を設定できます。
タイムラインパネルメニューで、「開始時間」を選択します。開始時間ダイアログで開始時間を入力して、「今後のシーケンスではデフォルトに設定」を選択します。入力した開始時間がすべての新しいシーケンスのデフォルトの開始時間になります。
Finder(Mac OS)またはエクスプローラー(Windows)のウィンドウからファイルをソースモニターに直接ドラッグするだけで、ファイルを簡単にプレビューできるようになりました。このプレビューは、クリップをプロジェクトに読み込む前にメディアブラウザーからプレビューするのと同様です。
ソースモニターにドラッグしたクリップに対して新しいプロジェクトが作成されます。このクリップが現在開かれているプロジェクトに自動的に読み込まれることはありません。
マッチフレーム機能で、ソースモニターのフレームをシーケンスのソースファイルと一致させることができるようになりました。この機能強化により、最初にタイムラインでシーケンスを開いてフレームを一致させる必要がなくなりました。
マルチカメラシーケンスの場合、マッチフレーム機能では、最初にソースモニターで選択したカメラソースクリップを開きます。通常のシーケンスまたはマルチカメラシーケンスのいずれかがネスト化されている場合、さらに「マッチフレーム」コマンドを実行すると、正しいソースファイルが開かれるまで、すべてのソースシーケンスが開かれます。
例えば、 「マッチフレーム」コマンドでは、最初にソースモニターでマルチカメラソースシーケンスを開きます。もう一度 「マッチフレーム」コマンドを実行すると、ソースモニターで選択したアングルの元のソースカメラクリップが開かれます。
プログラムモニターがマルチカメラモードの場合、モニターに最下位のターゲットトラックが表示されます。このモードでは、「マッチフレーム元」のルールが逆になり、最下位のトラックが使用されます。この動作を上書きするには、フレームを合わせる目的のトラック上のクリップを選択します。
以前のバージョンの Premiere Pro では、トラックが展開されている場合にのみタイムラインでオフラインクリップが赤で表示されていました。現在では、トラックが展開されていなくても、すべてのオフラインクリップが赤で表示されるようになりました。この機能強化により、タイムラインでオフラインクリップを簡単に見つけられるようになりました。
Premiere Pro には新しいトーン設定ダイアログがあり、-20dB の振幅でカラーバーやトーンのクリップを作成できます。
トーン設定ダイアログの使用
キャプションパネルでキャプションクリップをダブルクリックして、クリップの内容を表示できるようになりました。キャプションパネルが既に開かれている場合、Premiere Pro でキャプションパネルが選択された状態になります。
RED や Arri Raw などのソース設定を提供するクリップの場合、タイムラインから直接ソース設定ダイアログにアクセスできます。
タイムラインでシーケンス内のクリップを右クリック(Windows)するか、または Ctrl キーを押しながらクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューから「ソース設定」を選択します。
「ソース設定」により、マスタークリップに調整が適用されます。シーケンス内のクリップのソース設定を調整すると、その設定がマスタークリップおよびシーケンスで使用される他のインスタンスに適用されます。
以前のバージョンの Premiere Pro では、自動保存を一定の間隔で実行するように指定した場合でも、指定された間隔内でアクティビティが発生すると、自動保存がブロックされていました。現在では、アクティビティによって自動保存がブロックされると、その自動保存が保留され、次の非アクティブな期間に再度トリガーされます。
以前のバージョンの Premiere Pro では、現在開かれているプロジェクトに保存されていない変更がある場合に自動保存が実行されました。変更を保存せずにプロジェクトを長時間開いたままにした場合、最終的にはすべての自動保存バージョンが同じものになり、ロールバック先として有効利用できるバージョンがなくなる可能性がありました。
現在では、間隔として設定された時間を超えてシステムがアイドル状態になると、Premiere Pro でプロジェクトファイルへの変更が検出されるまで、自動保存ファイルが生成されなくなりました。この変更により、プロジェクトごとの自動保存の最大数が維持され、有効利用できるアーカイブされたバージョンのみが保存されます。
静止画像から作成したクリップをシーケンスに追加する場合、クリップのデュレーション(フレーム単位)を指定できます。
これを行うには、シーケンスへオート編集ダイアログの 「静止画クリップデュレーション」で、 「静止画のフレーム数」を選択し、フレーム数を入力します。
Premiere Pro のデフォルトでは、最後までクリップまたはシーケンスを再生し、最後のフレームで停止します。スペースバーを押すと(再生の再開)、自動的に先頭にジャンプして、そこから再生が再開されます。
現在では、再生の先頭からの自動再開機能をオフにする環境設定があります。これを行うには、環境設定ダイアログボックスの「一般」カテゴリーで、「終了まで再生後、再び再生する際に先頭に戻る」を選択解除します。
この環境設定は、クリップとシーケンスの両方の再生に適用されます。この環境設定は、タイムライン、ソースモニターおよびプログラムモニター、オーディオトラックミキサー、エフェクトコントロールなど、再生を開始できるすべてのパネルでの再生を制御します。
Premiere Pro には、編集内容の挿入/上書きの実行後に、タイムラインでフォーカスを制御する環境設定があります。この環境設定を選択すると、編集後に自動的にフォーカスがタイムラインに設定されます。手動でフォーカスをタイムラインに設定することなく、編集内容をすばやくプレビューできます。
「「インサート / 上書き」編集を実行後タイムラインにフォーカスを設定」環境設定は環境設定ダイアログボックスの「一般」カテゴリーで使用できます。この環境設定は、デフォルトでは選択解除されています。
上下の矢印キーを使用して、ソースモニターに配置されたクリップの開始/終了およびインポイント/アウトポイントに移動することができます。
このナビゲーション機能は、ソースモニターに読み込まれた個々のクリップやシーケンスの両方で動作します。
クリップの場合、ナビゲーションはクリップ開始位置、インポイント、アウトポイント、クリップの終了位置の順に進みます。シーケンスの場合、ナビゲーションは シーケンスの開始位置、シーケンス内の個々のすべての編集ポイント(すべてのトラック上)、シーケンスの終了位置の順に進みます。シーケンスのインポイント/アウトポイントは無視されます。
要点:
一度に 1 つのクリップからではなく、プロジェクトで選択した複数のクリップからイン、アウト、またはインマーカーおよびアウトマーカーを消去するためにキーボードショートカットを使用できるようになりました。
タイムラインパネル、モニターパネル、その他のパネルでも、マーカーメニューで使用しているのと同じキーボードショートカットをで使用できます。
操作 | Windows | Mac OS |
インを消去 | Ctrl + Shift + I | Option + I |
アウトを消去 | Ctrl + Shift + O | Option + O |
インとアウトを消去 | Ctrl+Shift+X | Option + X |
ソースモニターとプログラムモニターの間でフォーカスを切り替えるためのキーボードショートカットを設定できます。このキーボードショートカットを使用して、マウスを使用することなく、個々のパネルフォーカスのショートカットにフォーカスを設定できます。