イメージ解析ツール

SpeedGrade には、画像を分析するために、以下のような様々なツールが用意されています。

  • Histogram
  • ベクトルスコープ
  • RGB パレード
  • 輝度波形

これらのツールはグループ化され、Analysis Tools パネルからアクセスできるようになりました。

Analysis Tools パネルを表示するには、キーボードショートカット A を使用するか、左上にある Monitor パネル上の矢印をクリックします。ドラッグハンドルを使用して、Analysis Tools パネルのサイズを調整できます。

コンテキストメニューを使用して、表示するビデオスコープを選択します。

Analysis Tools パネル

Histogram

ヒストグラムパネルには RGB 値が表示されます。チャンネルごとの Luma 最小値が、パネルの下部に数値で表示されます。最大値は上部に表示されます。水平方向の 2 つの線は出力範囲を示します。デフォルトの範囲は CIN コードの値(95 ~ 685)に設定されています。

Histogram

ベクトルスコープ

ベクトルスコープでは、円グラフ内にビデオのクロミナンス情報が表示されます。彩度は、チャートの中央から外に向かって表示されます。

ベクトルスコープは YUV と HLS(色相、明度、彩度)モードで使用できます。YUV ベクトルスコープでは、イメージの画素分布を直観的に表示するために、カラー ターゲットが含まれる見慣れた YUV カラースペースを使用します。YUV ベクトルスコープはデフォルトのオプションです。

YUV ベクトルスコープ、HLS ベクトルスコープ

RGB パレード

RGB パレードスコープでは、イメージの赤、緑、および青の構成要素の波形が個別に表示されます。波形は、イメージの赤、緑、および青の相対レベルを簡単に比較し、必要に応じて調整するために、並べて表示されます。RGB パレードスコープでは、イメージの色かぶりを簡単に見分けることもできます。

RGB パレード

輝度波形

新しい輝度波形スコープには、Premiere Pro と同様に、イメージの輝度が表示されます。

高輝度は波形の山として表示され、低輝度はくぼみとして表示されます。このスコープを使用すると、イメージのハイライトとシャドウをすばやく識別でき、正確な黒と白のバランスを実現するために役立ちます。

輝度波形

ビデオチュートリアル:輝度波形スコープを使用してショットを分析する

新しいスコープのレイアウト、輝度波形スコープでショットの明るさをすばやく評価する方法について学習します。

チャンネルビュー

特定のカラーチャンネルを確認するには、チャンネルビューを使用します。例えば、RGB チャンネル内の圧縮による画像の乱れやノイズを確認するために使用できます。

モニターにチャンネルを表示するには、次の手順を実行します:

例えば、イメージにアルファチャンネルが含まれている場合、「Alpha Channel」を選択してモニターに表示します。通常の表示に戻すには、チャンネル表示として「Normal View」を選択します。

  1. 「Timeline」タブを選択し、「View」を選択します。
  2. Display Options の Channel View メニューでチャンネルを選択します。
  3.  
Channel View メニュー

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