デバッグでは、アプリケーションを調べてトラブルシューティングできます。デバッグ中には、コード内の特定のポイントでアプリケーションを停止するかどうかを制御できます。また、重要な変数を監視したり、コードをテストすることもできます。デバッグでは、アプリケーションの起動方法を制御するための設定が使用されます。アプリケーションをデバッグするときは、デバッグ版のアプリケーションファイルを実行します。
Visual Studio Code 用 ColdFusion Builder 拡張機能のデバッガーに、新しい強力な開発者向けツールであるインタラクティブステップデバッガーが追加されました。これを使用すると、CFML 開発者はコードの実行をウォークスルーして、実行されているコード行、実行されている他の CFML ファイル(インクルードファイル、カスタムタグまたは CFC)、実行中の任意の時点におけるすべての変数(オプションですべてのスコープ内にあるすべての変数)の値などを確認できます。
デバッグでは、アプリケーションを調べてトラブルシューティングできます。デバッグ中には、コード内の特定のポイントでアプリケーションを停止するかどうかを制御できます。また、重要な変数を監視したり、コードをテストすることもできます。デバッグでは、アプリケーションの起動方法を制御するための設定が使用されます。アプリケーションをデバッグするときは、デバッグ版のアプリケーションファイルを実行します。
また、コードの実行時フローを変更するなど、デバッガー内で変数の値をその場で変更することもできます。
前提条件
ColdFusion Administrator で以下を有効にします。
RDS
変更を加えたら、ColdFusion を再起動します。
リクエストのデバッグ出力の有効化
ラインデバッグの許可
ブレークポイントの設定と削除
ブレークポイントを使用すると、アプリケーションの実行の制御できます。これにより、コードの詳細を検査して、アプリケーションをデバッグできます。ブレークポイントを追加するにはコードエディターを使用します。追加したブレークポイントはブレークポイントビューで管理できます。ブレークポイントは、コードを記述するときや、デバッグするときにも設定できます。
ブレークポイントの設定
- エディターで、ブレークポイントを設定するコード行を探し、エディターの左端にあるマーカーバーをクリックします。
- 特定の箇所でページの実行を停止するためのブレークポイントを CFML ファイルに設定します。特定の行にブレークポイントを設定すると、その行の直前で CFML の実行が停止します。例えば、次の CFML ページの 3 行目にブレークポイントを設定した場合、その行の前で実行が停止します。
ブレークポイントの削除
エディターの左端にあるマーカーバーで、既存のブレークポイントをクリックします。
そのブレークポイントが、マーカーバーと拡張機能のブレークポイントビューから削除されます。
ファイルからすべてのブレークポイントを削除するには、メインツールバーのメニューから実行/すべてのブレークポイントを削除を選択します。
ブレークポイントの無効化
ファイルですべてのブレークポイントを無効にするには、メインツールバーのメニューから実行/すべてのブレークポイントを無効化を選択します。
行単位でのコードの実行
- コードにブレークポイントを挿入します。
- エディターで、「実行」または「デバッグ」をクリックしたあと、「ファイルをデバッグ」をクリックします。
ステップメニューが表示されます。
「ステップイン」、「ステップオーバー」、「ステップリターン」の各ボタンを使用して、CFML コードを行単位で実行することができます。
ステップイン
ステップインは、UDF、CFC、カスタムタグおよびプロジェクトに含まれるファイルに対して使用します。cfset タグなどの CFML タグに対してはステップインを使用しないでください。ステップインを使用すると、ステップオーバーよりもパフォーマンスに負荷がかかります。関数、タグ、ファイルにステップインする場合は、開いているプロジェクトのいずれかでファイルが表示されている必要があります。ステップイン対象のファイルは開いている プロジェクト内にある必要があります。
ステップオーバー
ステップオーバーは、プロジェクトに含まれるファイル(UDF や CFC など)をスキップして CFML アプリケーションの処理を進めるときに使用します。
ステップリターン
ステップリターンは、プロジェクトに含まれるファイル(UDF や CFC など)から呼び出し元のページに戻るときに使用します。
変数の状態の確認
CFML コードを実行するときには、変数ビューに変数の値とスコープを表示できます。
監視式
別の関数にステップインしたときに、スコープから外れる可能性がある重要な変数を監視するときは、監視式を使用すると便利です。独自の式を作成して、監視や評価を行うことができます。デバッグセッション中に、式を変更することもできます。
式ビューでは、次の操作を行うことができます。
監視式を作成するには、右クリックメニューから「監視式を追加」を選択します。監視式を追加ダイアログボックスが開いたら、式を入力できます。
追加した監視式を無視するには、式を右クリックし、「使用不可にする」を選択します。
監視式を編集するには、式を右クリックし、「監視式を編集」を選択します。その後、式を変更できるようになります。
VS Code での実行とデバッグ
実行やデバッグが設定されていない場合は、VS Code に実行開始ビューが表示されます。
「実行とデバッグ」は、VS Code に用意されているカスタムデバッグオプションです。「launch.json ファイルを作成します」をクリックして、表示されるプロンプトに従うと、ファイルを「CFML デバッグ」プロファイルに関連付けたあと、それを使用してデバッガーを実行することができます。
VS Code のデフォルトのデバッグコマンドと実行コマンドが CFML デバッグでオーバーライドされました。したがって、json ファイルを作成せずにデバッガーを起動することができます。
ビデオ
次のビデオを視聴して、プラグインを使用したデバッグについて学習できます。