現像モジュールの基本補正パネルで、上部(の色表現領域の下)にあるプロファイル領域を探します。
プロファイルを使用すると、写真の色や色調をコントロールできます。基本補正パネルのプロファイル領域で提供されるプロファイルは、画像の編集を行うための出発点または基盤としての役割を果たすことを目的としています。
写真でプロファイルを適用しても、他の編集コントロールスライダーの値が変更されたり、上書きされたりするわけではありません。このため、好きなように写真を編集してから、編集した画像の上でプロファイルを適用することもできます。
プロファイルの参照および適用
プロファイルポップアップメニューを使用すると、Adobe プロファイルおよびお気に入りとしてマークしているプロファイルに素早くアクセスできます (下の手順 3 で説明)。
プロファイルブラウザーで他のクリエイティブプロファイルを参照および適用するには、次のいずれかの操作を行います。
- プロファイルポップアップメニューから、参照を選択します。
- プロファイルブラウザーのアイコン
を選択します。
写真を読み込むと、カラー写真および白黒写真にはデフォルトでそれぞれ Adobe カラープロファイルおよび Adobe モノクロームプロファイルが適用されます。
プロファイルブラウザーで、任意のプロファイルグループを展開して、そのグループで使用可能なプロファイルを表示します。
プロファイルブラウザーですべてのプロファイルグループを展開するには、任意のプロファイルグループを右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)して、メニューから「すべてを展開」を選択します。
プロファイルブラウザーですべてのプロファイルグループを折りたたむには、任意のプロファイルグループを右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)して、メニューから「すべてを折りたたむ」を選択します。
プロファイルブラウザーで、お気に入りプロファイルグループの上にあるポップアップメニューを使用して、プロファイルをリスト、グリッドのサムネイル、または大のサムネイルとして表示します。また、「タイプ」(カラーまたは白黒)を条件として表示するようにプロファイルをフィルターすることもできます。
お気に入り:お気に入りとしてマークされているプロファイルを表示します。お気に入りへのプロファイルの追加を参照してください。
Raw 写真用のプロファイル
Raw 写真を編集しているときは、次のプロファイルグループが表示されます。
Adobe Raw:Adobe Raw プロファイルは、カラーレンダリングを大幅に向上させるので、Raw 画像を編集するための良い出発点となります。Adobe Color プロファイル。あらゆる画像に優れたカラー/階調のバランスを提供するように設計されています。Lightroom Classic に読み込んだ Raw 写真にデフォルトで適用されます。
カメラマッチング:Raw 写真のカメラのメーカー/機種に基づいてプロファイルを表示します。カメラのディスプレイ画面に表示されるものと一致するカラーレンダリングを Raw ファイルで求める場合は、カメラマッチングプロファイルを使用します。
アダプティブ:「カラー」または「白黒」を選択して、画像のカラー、トーン、およびコントラストを改善します。
Raw および非 Raw 写真用のクリエイティブプロファイル
クリエイティブプロファイルは、Raw 写真、JPEG、TIFF など任意のファイルタイプに対して機能します。これらのプロファイルは、写真に特定のスタイルや効果を作成するように設計されています。
アーティスティック:写真の色の変化を強くしてカラーレンダリングの輪郭をはっきりさせたい場合は、これらのプロファイルを使用します。
白黒:白黒の作品に要求される最適な階調シフトを得るには、これらのプロファイルを使用します。
モダン:これらのプロファイルを使用して、モダンな写真スタイルに溶け込む独自の効果を作成するには、これらのプロファイルを使用します。
ビンテージ:ビンテージ写真の効果を再現するには、これらのプロファイルを使用します。
アート、白黒、モダン、ビンテージプロファイルのいずれかを適用すると、Lightroom Classic にプロファイルの強さをコントロールするための適用量スライダーが追加表示されます。他のプロファイルでは、適用量スライダーはグレー表示/非アクティブになります。
ポインターを任意のプロファイルに移動すると、写真上で効果をプレビューできます。プロファイルを選択して、写真に適用します。
基本補正パネルに戻るには、プロファイルブラウザーパネルの「閉じる」を選択します。
アダプティブプロファイルにより、Raw 画像のカラー、トーン、コントラストを画像に合わせて補正することができます。アダプティブプロファイルを適用するには、次の手順に従います。
プロファイルブラウザーで、「使用中の色に合わせて割り付ける」を選択し、好みに応じて「カラー」または「白黒」を選択します。
適用後は、スライダーを使用して 0~200 の範囲で濃さを調整できます。
アダプティブプロファイルをまとめて適用するには、フィルムストリップで Raw 画像を選択し(自動同期を有効にする必要があります)、基本補正パネルの下のプロファイルドロップダウンメニューから「使用中の色に合わせて割り付ける カラー」または「使用中の色に合わせて割り付ける 白黒」を選択します。
アダプティブプロファイルは、Raw HDR ファイルで使用する場合に最も効果的です。 プロファイルのデフォルトバージョンではモノクロ Raw ファイルはサポートされていませんが、モノクロバージョンはサポートされています。写真にプロファイルを適用したら、「HDR」を選択して、HDR 専用の補正で画像を強化します。同じ画像の SDR バージョンを表示することもできます。
- 基本補正パネルの上部バーから「使用中の色に合わせて割り付ける カラー」を選択して「白黒」を選択すると、使用中の色に合わせて割り付ける 白黒プロファイルが自動的に選択されます。
- プロファイルの適用後に次のいずれかの操作を行った場合は、アダプティブプロファイルを更新する必要があります。
- 除去または修復(適用、移動、または削除)
- 画像の回転または反転
- ぼかし(レンズ)の適用
- 自動設定とアダプティブプロファイルを同時に適用することは推奨されません。
- その他の補正や編集を適用する前に、アダプティブプロファイルを適用することをおすすめします。
プロファイルの読み込み
現像モジュールの基本補正パネルで、上部(の色表現領域の下)にあるプロファイル領域を探します。
次のいずれかの操作を行います。
- プロファイルポップアップメニューから、参照を選択します。
- プロファイルブラウザーのアイコン
を選択します。
プロファイルブラウザーで、左上隅にあるプラス(+)アイコンを選択し、メニューから「プロファイルを読み込み」を選択します。
表示される読み込みダイアログで、読み込むプロファイルを選択します。プロファイルを含んでいる .zip ファイルを読み込むこともできます。
注意:
XMP プリセットおよびプロファイル、DCP プロファイル、LCP プロファイルを、zip ファイルの一部として読み込むことができます。ただし、.lrtemplate プリセットは zip ファイルの一部として読み込むことはできません。
「OK」を選択します。
プロファイルを手動でインストールまたはコピーするには、プロファイルを手動でインストールするを参照してください。
お気に入りへのプロファイルの追加
プロファイルをお気に入りプロファイルグループに追加するには:
- グリッド表示または大の表示でプロファイルを参照するときに、プロファイルのサムネイルにポインターを合わせ、サムネイルの右上隅に表示される星アイコンを選択します。
- リスト表示でプロファイルを参照する場合、目的のプロファイルにポインターを合わせ、プロファイルの名前の横に表示される星アイコンを選択します。
プロファイルポップメニューから、お気に入りのプロファイルにアクセスすることもできます。
プロファイルの管理
「プロファイルを管理」オプションを使用すると、「基本」、「Adobe Raw」、「カメラマッチング」、「使用中の色に合わせて割り付ける」、「アーティスティック」、「白黒」、「モダン」、「ビンテージ」、または読み込んだその他のプロファイルなどの、プロファイルブラウザーに表示される様々なプロファイルグループを表示や非表示にすることができます。
プロファイルグループの表示/非表示を切り替えるには、次の手順に従います。
プロファイルブラウザーで任意のプロファイルグループを右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)して、メニューから「プロファイルを管理」を選択します。
プロファイルを管理ダイアログで、プロファイルブラウザーに表示するプロファイルグループを選択します。プロファイルブラウザーから、非表示にするプロファイルグループの選択を解除します。
「保存」を選択します。
プロファイルブラウザーに、プロファイルを管理ダイアログを使用して選択したプロファイルグループのみが表示されるようになりました。
非表示にしたすべてのプロファイルグループを表示するには、プロファイルブラウザーで任意のプロファイルグループを右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)して、メニューから「非表示のプロファイルをリセット」を選択します。
ホワイトバランスの設定
ホワイトバランスとは、光源の温度により写真内に生じる色のことです。例えば、正午の時間帯の太陽からは暖色の黄色の光が射しますが、一方で電球の光は寒色の青色に見えます。
撮影時の光源条件(昼光、タングステン-白熱灯、フラッシュなど)に合わせて、写真のホワイトバランスを調整できます。
ホワイトバランスのプリセットオプションを選択するか、ニュートラルカラーとして指定する写真上の領域を選択すると、ホワイトバランスの設定が自動的に調整されます。その後、各種のスライダーを使用してさらに設定を微調整できます。
ホワイトバランスプリセットオプションは、Raw 写真および DNG 写真にのみ使用できます。すべての写真のホワイトバランスは、スライダーを使用して編集できます。
ホワイトバランスのプリセットオプションの選択
現像モジュールの基本補正パネルで、ホワイトバランスポップアップメニューからオプションを選択します。「撮影時」を選択すると、カメラのホワイトバランス設定(使用可能な場合)が適用されます。「AUTO」を選択すると、画像データに基づいてホワイトバランスが算出されます。
ホワイトバランスの設定が自動的に適用され、その設定に合わせて基本補正パネルの色温度スライダーと色かぶり補正スライダーが移動します。これらのスライダーを使用して、カラーバランスを微調整できます。詳しくは、色温度コントロールと色かぶり補正コントロールを使用したホワイトバランスの微調整を参照してください。
カメラのホワイトバランス設定を使用できない場合は、「AUTO」オプションが初期設定で使用されます。
写真のニュートラル領域の指定
現像モジュールの基本補正パネルでホワイトバランス選択ツール
をクリックして選択するか、W キーを押します。
ニュートラルカラー(明るいグレー)として指定する写真上の領域に、ホワイトバランス選択ツールを移動します。ハイライトが強すぎる箇所や、100% ホワイトの箇所は選択しないようにしてください。
自動消去
写真上を 1 回選択すると、自動的にホワイトバランス選択ツールの選択を解除するように設定します。
ルーペを表示
ホワイトバランス選択ツールの下でサンプリングされたピクセルの拡大図と RGB 値を表示します。
スケールスライダー
ルーペ表示上の拡大図をズームします。
完了
ホワイトバランス選択ツールの選択を解除し、ポインターを手のひらツールまたはズームインツールに戻します(初期設定)。
ホワイトバランス選択ツールを異なるピクセルの上に移動すると、その色に応じたカラーバランスのプレビューがナビゲーターパネルに表示されます。
選択した色がニュートラルカラーになるように、基本補正パネルの色温度スライダーと色かぶり補正スライダーが自動的に調整されます(可能な場合)。
色温度コントロールと色かぶり補正コントロールを使用したホワイトバランスの微調整
現像モジュールの基本補正パネルで、色温度スライダーと色かぶり補正スライダーを調整します。
色温度
色温度では、写真のイエロー/暖色またはブルー/寒色の色合いを設定します。色温度を使用して、ケルビン色温度スケールによってホワイトバランスを微調整します。スライダーを左に移動すると、写真の色温度が低くなり、右に移動すると色温度が高くなります。
「色温度」テキストボックスに、周辺光の色に合わせた特定のケルビン値を入力することもできます。その場合は、現在の値を選択してテキストボックスを選択し、新しい値を入力します。例えば、写真では、タングステン-白熱灯は通常 3200 ケルビン値で偏りのない発色が得られます。タングステン-白熱灯光源の下で撮影し、色温度を 3200 に設定した場合は、色のバランスが取れた写真になります。
Raw ファイルで作業を行うと、実際に撮影中にカメラの設定を変更しているかのように色温度を調整することができ、幅広い設定が可能になります。JPEG、TIFF および PSD ファイルを処理するときは、ケルビン値ではなく -100~100 の値を使用してください。JPEG や TIFF などの Raw ファイル以外のファイルでは、ファイル内に色温度設定が保存されているので、色温度の範囲が制限されてしまいます。
色かぶり補正
「色かぶり補正」では、写真のグリーンまたはマゼンタを設定します。色かぶり補正を使用して、ホワイトバランスを微調整し、グリーンまたはマゼンタの色かぶりを補正します。スライダーを左(負の値)に移動すると、写真にグリーンが追加され、スライダーを右(正の値)に移動するとマゼンタが追加されます。
ヒント:色温度や色かぶりを補正した後で、グリーンやマゼンタがシャドウ部に入り込んでしまった場合は、カメラキャリブレーションパネルの「シャドウ」の色かぶり補正スライダーを調整して、色かぶりを除去してください。
画像全体の階調の調整
基本補正パネルの階調コントロールを使用して、画像の全体的な階調を調整できます。操作の際には、ヒストグラムの両端に着目するか、シャドウクリッピングとハイライトクリッピングのプレビューを利用してください。
基本補正パネルの「階調」領域で「自動補正」を選択し、全体的な階調を設定します。階調が最大限に再現され、ハイライトとシャドウのクリッピング量が最小限になるように、各種スライダーの値が自動的に設定されます。
- 使用できる階調コントロールは、以下に示すように、プロセスバージョン(2012、2010、2003)によって異なります。
- スライダーの値を直接変更するには、値を選択して、上下の矢印キーを使用します。スライダーコントロールをダブルクリックすると、値がゼロに戻ります。
露光量
(すべての処理バージョン)画像全体の明るさを設定します。ホワイトが適切に表現され、写真が美しく見える位置にスライダーを移動してください。
露光量の目盛は、使用しているカメラの絞り値(F-Stop)の目盛に等しくなっています。+1.00 調整すると、F-Stop を 1 広げた場合と同様の結果になります。同様に、‐1.00 調整すると、F-Stop を 1 絞った場合と同様の結果になります。
コントラスト
(すべての処理バージョン)画像のコントラストを調整します。主に中間調で効果が現れます。コントラストを上げると、中間調から暗部にかけての画像領域がより暗く、中間調から明部にかけての画像領域がより明るくなります。 コントラストを下げた場合は、画像の明暗が反対に変化します。
ハイライト
(PV2012)画像の明るい領域を調整します。左にドラッグするとハイライトが暗くなり、「白とびした」ハイライト部のディテールが再現されます。 右にドラッグすると、ハイライトが明るくなるとともにクリッピング量が最小限になります。
シャドウ
(PV2012)画像の暗い領域を調整します。左にドラッグするとシャドウが暗くなるとともにクリッピング量が最小限になります。右にドラッグするとシャドウが明るくなり、シャドウ部のディテールが再現されます。
白レベル
(PV2012)白レベルを調整します。左にドラッグすると、ハイライトのクリッピング量が減少します。右にドラッグすると、ハイライトのクリッピング量が増加します (大きなクリッピング量は、金属表面などのスペキュラハイライトに適しています)。
黒レベル
(PV2012)黒レベルを調整します。左にドラッグすると、ブラックのクリッピング量が増加します(より多くのシャドウを純粋のブラックに割り当てます)。右にドラッグすると、シャドウのクリッピング量が減少します。
黒レベル
(PV2010 および PV2003)画像内のどの値をブラックとして出力するかを指定します。スライダーを右に移動するほどブラックの領域が広がり、場合によっては、画像のコントラストを上げるのと同じ効果が得られます。補正の成果はシャドウ部に一番現れ、中間調やハイライト部はそれほど変化しません。
白とび軽減
(PV2010 および PV2003)ハイライトが強すぎる箇所の階調を軟調化し、露光オーバーで失われたハイライト部のディテールを可能な限り再現します。Lightroom Classic では、クリッピングされていないチャンネルが 1 つあれば、Raw 画像ファイルでディテールを再現できます。
補助光効果
(PV2010 および PV2003)シャドウ部を明るくして、ブラックを豊かに表現したまま、ディテールを引き出します。設定を高くしすぎて、画像にノイズを作り込まないように注意してください。
明るさ
(PV2010 および PV2003)画像の明るさを調整します。主に中間調で効果が現れます。露光量、白とび軽減、黒レベルのスライダーを設定した後で、明るさを調整します。明るさを大幅に変更するとシャドウやハイライトがクリッピングされる場合があります。その場合は、明るさの調整後に、露光量、白とび軽減、黒レベルの各スライダーを再調整してください。
ヒストグラムとは、輝度値(パーセント)ごとに写真上のピクセル数の分布を表したものです。ヒストグラムがパネルの左端から右端にまで広がっている場合、写真が階調豊かであることがわかります。一方、一部の階調範囲にだけピクセル分布が見られる画像は、コントラストを欠き、重たい印象になりがちです。ヒストグラムの山が左右いずれかの端に偏っている場合、写真のシャドウまたはハイライトがクリッピングされています。クリッピング箇所では、画像のディテールが失われる場合があります。ヒストグラムでは、半透明度および線を使用して、異なるチャンネルが重なる場所が示されます。
ヒストグラムは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のカラーチャンネルを表す 3 枚の色の層から構成されています。これらの 3 つのチャンネルがすべて重なる部分はグレー、2 つの RGB チャンネルが重なる部分はイエロー、マゼンタ、またはシアン(イエローはレッドとグリーン、マゼンタはレッドとブルー、シアンはグリーンとブルーのチャンネルが各々重なった場合)で表示されます。
ヒストグラムを使用した画像の調整
現像モジュールでは、ヒストグラムパネルの特定の領域が、基本補正パネルの階調調整スライダーと連動しています。 ヒストグラム内で領域をドラッグして、これらの設定を調整できます。調整結果は、基本補正パネルのスライダーにも反映されます。
ヒストグラム内で、補正対象の領域にポインターを移動します。補正対象の領域がハイライト表示され、パネルの下部に対応する階調コントロールの名前と値が表示されます。
RGB カラー値の表示
現像モジュールのヒストグラムの下の領域には、手のひらツールやズームツールを写真の上に置いたときに、ツールの下に位置するピクセルの RGB カラー値が表示されます。
この情報を参考にして、写真にクリッピングされた領域がないかどうか、つまり、RGB 値のいずれかが 0%(ブラック)または 100%(ホワイト)の箇所がないかどうかなどを確認できます。クリッピングされた領域でも、少なくとも 1 つのチャンネルに色情報があれば、その情報を基に写真のディテールをある程度復元できる可能性があります。
参照ビューの RGB および LAB カラー値の表示
現像モジュールの参照ビューで作業中に、ヒストグラムの下の領域には、手のひらツールやズームツールを参照/アクティブ写真の上に移動した場合に表示される個々のピクセルに対して、RGB/LAB のカラー値が表示されます。
参照写真とアクティブな写真/切り抜き後のアクティブな写真の寸法が一致する場合、読み取り値が次のように表示されます。
参照/アクティブ R [参照値]/[アクティブ値] G [参照値]/[アクティブ値] B [参照値]/[アクティブ値] %
- 参照写真とアクティブな写真の寸法が一致しない場合、現在ポインターを合わせている画像のカラー値のみが表示されます。他の画像のカラー値は「- -」として表示されます。
- 参照写真またはアクティブな写真が現在設定されていない場合、そのカラー値は「--」として表示されます。
アクティブな写真の補正前の表示を切り替えると、カラー値が参照/アクティブ(補正前)の写真に対して同様の方法で表示されます。
参照/アクティブ(補正前) R [参照値]/[アクティブな補正前値] G [参照値]/[アクティブな補正前値] B [参照値]/[アクティブな補正前値] %
初期設定では、RGB カラー値が表示されます。LAB カラー値を表示するには、ヒストグラムを右クリックし、LAB カラー値を表示を選択します。
補正前の表示について詳しくは、補正前の写真と補正後の写真の表示を参照してください。
ハイライトクリッピングとシャドウクリッピングのプレビュー
写真の処理中に、クリッピングの結果をプレビューできます。クリッピングとは、最も高いハイライト値または最も低いシャドウ値のいずれかにピクセル値をシフトすることです。クリッピングされた領域は完全にホワイトまたは完全にブラックになり、画像のディテールは失われます。基本補正パネルで階調調整用のスライダーを操作する際に、クリッピング領域をプレビューできます。
現像モジュールのヒストグラムパネルの上部には、クリッピングインジケーター
があります。
ブラック(シャドウ)のクリッピングインジケーターは左側、ホワイト(ハイライト)のインジケーターは右側に表示されます。
- 黒レベルスライダーを動かして、ブラックのクリッピングインジケーターを確認します。白とび軽減スライダーと白レベルスライダーを移動するときは、ホワイトのクリッピングインジケーターに注目します。すべてのチャンネルがクリッピングされると、インジケーターがホワイトになります。インジケーターに色が付いた場合は、1 つまたは 2 つのチャンネルがクリッピングされています。
- 写真のクリッピング領域をプレビューするには、クリッピングインジケーター上にマウスを移動します。プレビューを表示したままにする場合は、インジケーターを選択します。
写真上のクリッピングされたブラック領域はブルー、クリッピングされたホワイト領域はレッドで表示されます。
- チャンネルごとのクリッピングされた画像を表示するには、現像モジュールの基本補正パネルで、Alt(Windows)または Option(macOS)を押しながら、各スライダーを移動します。
白とび軽減スライダーと白レベルスライダーの場合は、画面全体がブラックになり、クリッピングされた領域がホワイトで示されます。黒レベルスライダーの場合は、画像全体がホワイトになり、クリッピングされた領域がブラックで示されます。色付きで表示される領域は、1 つのカラーチャンネル(レッド、グリーン、ブルー)または 2 つのカラーチャンネル(シアン、マゼンタ、イエロー)がクリッピングされています。
全体の彩度の設定
明瞭度
部分的なコントラストを増やして画像の奥行きを強調します。この設定を使用するときは、100% 以上の倍率までズームインすることをおすすめします。効果を最大限にするには、画像のエッジ付近にハロが現れるまで設定を上げてから、設定を少し下げます。
かすみの除去
写真のかすみの量を調整します。かすみを除去するには右にドラッグし、かすみを追加するには左にドラッグします。
かすみの除去は部分補正としても利用できます。円形フィルター、段階フィルター、または調整ブラシを操作しながら、かすみの除去スライダーコントロールを調整します。詳しくは、部分補正の適用および円形フィルターツールの使用を参照してください。
自然な彩度
色が最高彩度に達したときのクリッピング量を最小限に抑えるように彩度を調整し、彩度の高い色はそのまま維持しながら、彩度の低いすべての色の彩度を補正します。自然な彩度スライダーを使用すると、肌色の彩度が上がりすぎるという難題も解消できます。
彩度
画像全体の色の彩度を均一に ‐100(モノクロ)から +100(2 倍の彩度)に補正します。
ビデオチュートリアル:明瞭度、自然な彩度、彩度の使用
トーンカーブパネルを使用した階調の微調整
現像モジュールのトーンカーブパネルに表示されるグラフは、写真の階調の変化を表します。横軸は元のトーン値(入力値)を示します。左端がブラックを表し、右に行くほど明るい値になります。縦軸は補正後の階調値(出力値)を表し、原点がブラックで、上に行くほど明るい値になります。このトーンカーブを使用して、基本補正パネルで写真に対して行った補正結果をさらに微調整できます。
トーンカーブ上の 1 点を上方向に移動すると画像が明るくなり、下方向に移動すると暗くなります。傾き 45 度の直線は、階調の変化が一切ないことを示し、補正前の入力値と補正後の出力値は同一です。場合によっては、写真を初めて表示し、一切変更を加えていないのに、直線ではないトーンカーブが表示されることがあります。これは、Lightroom Classic への写真の読み込み時に適用された初期設定の補正処理がカーブに反映されているためです。
ダークとライトの両スライダーは、主にカーブの中央付近に作用します。ハイライトとシャドウの両スライダーは、主に階調範囲のそれぞれの端に作用します。
トーンカーブを調整するには、次のいずれかの操作を行います。
カーブを選択し、上下にドラッグします。ドラッグすると、その操作の対象となる範囲がハイライトされ、対応するスライダーが移動します。トーンカーブの左上に、補正前と補正後の階調値が表示されます。
4 つの範囲スライダーを必要に応じて左右にドラッグします。ドラッグ中は、そのスライダーが作用する領域(ハイライト、ライト、ダーク、シャドウ)にカーブが移動します。また、その領域がトーンカーブグラフでハイライトされます。カーブ領域を編集するには、トーンカーブグラフの分割コントロールをドラッグします。
トーンカーブパネルの左上にあるターゲット調整ツール
を選択し、調整する写真の領域を選択します。ドラッグするか、上下の矢印キーを押すと、写真上の類似する階調の値がすべて明るくなるか暗くなります。ポイントカーブメニューから「リニア」、「コントラスト(中)」、「コントラスト(強く)」のいずれかを選択します。設定はカーブに反映されますが、範囲スライダーには反映されません。
注意:ポイントカーブメニューは、メタデータ付きで読み込まれた写真や、以前に Adobe Camera Raw のトーンカーブで編集された写真の場合は空欄になります。
トーンカーブ上の各ポイントを調整するには、ポイントカーブメニューからオプションを選択し、「ポイントカーブを編集」ボタン
をクリックして、次のいずれかの操作を行います。
チャンネルポップアップメニューからオプションを選択します。3 つのチャンネルを同時に編集することも、各チャンネル(赤、緑または青)を個別に編集することもできます。
ポイントを追加するには、選択します。
ポイントを削除するには、右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)して、「コントロールポイントを削除」を選択します。
ポイントを編集するには、ポイントをドラッグします。
リニアカーブにいつでも戻すことができます。戻すには、グラフ内の任意の場所を右クリック(Windows)するか、Control を押しながらクリック(macOS)し、「カーブを統合」を選択します。
ポイントカラーツールで画像の色を微調整する
現像モジュールのミキサーパネルとポイントカラーパネルを使用し、写真の色域指定を個別に微調整できます。例えば、赤い被写体が明るすぎたり目立ちすぎる場合は、赤の彩度スライダーを調整して抑えめにします。この変更は写真全体の同様の赤色に影響することに注意してください。
両方のパネル、ミキサーとポイントカラーの調整オプションは似ていますが、スライダーの配置は異なります。カラーミキサーパネルから名前を選択して、いずれかのパネルを開きます。
カメラの色調補正の調整
Lightroom Classic CC 7.3(2018年4月リリース)以降では、プロファイルオプションがキャリブレーションパネルから上部の基本補正パネルに移動されました。詳しくは、画像へのプロファイルの適用を参照してください。
写真を選択し、キャリブレーションパネルでオプションを設定します。
処理
処理バージョンは、当該プロファイルが初めて登場した時点の Camera Raw バージョンに対応します。従来の写真と同じ動作が望ましい場合は、ACR プロファイルを選択します。
シャドウ
写真のシャドウ部に生じたグリーンまたはマゼンタの色かぶりを補正します。
レッド色度座標値、グリーン色度座標値、ブルー色度座標値
色相スライダーおよび彩度スライダーを使用して、写真のレッド、グリーンおよびブルーを調整します。一般的には、まず色相を調整し、次に彩度を調整します。色相スライダーを左(負の値)に移動すると、カラーホイールを反時計回りに移動することになり、右(正の値)に移動すると時計回りに移動することになります。彩度スライダーを左(負の値)に移動すると色の彩度が下がり、右(正の値)に移動すると彩度が上がります。
同じカメラで似たような光源条件下で撮影した別の写真に、このプリセットを適用できます。
スタンドアロンの DNG プロファイルエディターユーティリティを使用してカメラプロファイルをカスタマイズすることもできます。DNG プロファイルエディターとそのマニュアルは DNG Profiles - Adobe Labs から無料でダウンロードできます。
DNG プロファイルエディターを使用してカメラプロファイルを調整するときは、カメラキャリブレーションパネルのスライダーを 0 に設定したままにします。
カメラの初期設定の保存
カメラモデルごとに新しい Camera Raw 初期設定を保存できます。環境設定のオプションを変更し、カメラのシリアル番号と ISO 設定を初期設定に含めるかどうかを指定します。
環境設定ダイアログボックスの「プリセット」タブで、「現像の初期設定を初期化」を選択すると、元の設定に戻すことができます。
グレースケールの操作
写真のグレー階調への変換
白黒パネルの白黒ミックスでは、カラー画像をモノクロのグレースケール画像に変換し、元の色範囲ごとにグレー階調を調整できます。
各カラースライダーをドラッグし、元の写真でその系統の色で表現されていた箇所のグレー階調を補正します。
「自動」を選択すると、階調バランスに優れたグレースケール画像に自動補正されます。「自動」で優れた補正結果が得られるので、この補正を行った後で、スライダーでグレー階調を微調整すると得策です。
白黒パネルのターゲット調整ツール
を選択し、写真上の調整対象の領域にポインターを置いてクリックします。ツールをドラッグするか、上下の矢印キーを押すと、元の写真で同系色だった全箇所のグレー階調が明るくなるか暗くなります。
写真をグレースケールに変換するときにグレースケールミックスを自動的に適用するには、環境設定ダイアログの「プリセット」領域で、「最初に白黒に変換するときに自動ミックスを適用する」オプションを選択します。
グレースケールの写真の色調補正
カラーグレーディングパネルのカラーホイールを使用して、グレースケールの写真にカラーを適用します。1 つの色を階調範囲全体に適用してセピア調などの効果を生んだり、シャドウ部とハイライト部に別の色を適用して明暗別色補正効果を演出したりすることが可能です。ただし、シャドウの最暗部はブラック、ハイライトの最明部はホワイトのままになります。
また、カラー写真にクロスプロセスなどの特殊効果を施すこともできます。
現像モジュールでグレースケールの写真を開きます。
右側のパネルから「カラーグレーディング」を選択します。
現像モジュールのカラーグレーディングパネルで、ハイライト、中間調、シャドウの色相と彩度を調整します。色相スライダーは階調表示の基本色を設定し、彩度スライダーは適用する効果の強度を設定します。
ブレンドスライダーを調整して、シャドウとハイライトの間の重なりの度合いを設定します。スライダーを右にドラッグすると重なりが最大になり、左にドラッグすると重なりが最小になります。
バランススライダーを設定して、ハイライト、中間調、シャドウの効果のバランスを調整します。0 より大きい値を指定すると、ハイライトの効果が強くなり、0 より小さい値を指定すると、シャドウの効果が強くなります。
カラーホイールをドラッグするときに次のキーを押すと、別のモードになります。
- Alt(Windows)/Option(macOS):微調整モード。彩度や色相をきめ細かく微調整できます。
- Shift:彩度のみモード。
- Ctrl(Windows)/Command(macOS):色相のみモード。
カラーホイールにポインターを合わせた状態で、次のキーボードショートカットを使用して色相と彩度を調整することもできます。
|
キーボードショートカット |
結果 |
|---|---|
|
Option/Alt + 上 |
彩度を 1 上げる |
|
Option/Alt + 下 |
彩度を 1 減らす |
|
Option/Alt + Shift + 上 |
彩度を 10 上げる |
|
Option/Alt + Shift + 下 |
彩度を 10 減らす |
|
Option/Alt + 左 |
色相を 1 上げる |
|
Option/Alt + 右 |
色相を 1 減らす |
|
Option/Alt + Shift + 左 |
色相を 10 上げる |
|
Option/Alt + Shift + 右 |
色相を 10 減らす |
単一チャンネルのグレースケール画像の操作
Photoshop のグレースケールモードの画像にはカラー情報がありませんが、Lightroom Classic では基本補正パネルとトーンカーブパネルの階調調整ツールを使用して、これらの画像の階調を補正できます。カラーグレーディングパネルのオプションを使用すれば、カラーの階調表現に変換することも可能です。Lightroom Classic は写真を RGB 画像として処理し、RGB 形式で書き出します。
ビデオチュートリアル:白黒の調整の操作
ご質問または共有するアイデアがある場合
ご質問がある場合や、ご共有いただけるアイデアをお持ちの場合は、Adobe Lightroom Classic コミュニティにご参加ください。ご意見をお待ちしております。