機能の概要 | Photoshop デスクトップ版(2021年10月リリース)

Photoshop デスクトップ版の 2021年10月リリース(バージョン 23.0)以降の新機能および機能強化について説明します。

Photoshop デスクトップ版 |その他の 2022 年リリース

Photoshop デスクトップ版 23.0(2022年10月リリース)

テスト

カーソル合わせ時の自動選択

画像の上にカーソルを置いてクリックすると、自動的に画像の一部を選択します。複雑な編集作業の時間を短縮し、迅速に結果を得ることができます。 

テスト

コメントの共有

Photoshop 内でフィードバックを表示および受け取る際に、アプリを離れることなく、共同作業者とデザインを素早く共有できます。

テスト

Illustrator との相互運用性の向上

Illustrator と Photoshop の間の移動がこれまで以上に簡単になりました。カラー、線、プロパティを持つベクトルコンテンツを簡単に読み込むことができ、レイヤー構造やベクトルマスクの読み込みも可能です。 

テスト

新たに改良されたニューラルフィルター

Adobe Sensei の技術を活用した新しいニューラルフィルター(ベータ版)の風景ミキサー、カラーの適用、調和を使用して、クリエイティブなアイデアを幅広く探求します。 

テスト

その他の変更と機能強化

グラデーションの改善、書き出し形式ワークフローの改善などにより、クリエイティブなワークフローを強化します。

カーソル合わせ時の自動選択

オブジェクトの選択は、一般的な Photoshop ワークフローに不可欠です。このリリースでは、オブジェクト選択ツールに新しい機能が追加され、画像上にカーソルを合わせてクリックすると、画像の一部を自動的に選択できるようになりました。

オブジェクト選択ツールを最新に更新すると、必要なオブジェクトをクリックするだけで、プレビュー機能とマスク機能の品質が向上し、合成とレタッチのワークフローがより速く、簡単で、クリエイティブな作業が直感的になります。

オブジェクトにカーソルを合わせて自動選択する

改良されたオブジェクト選択ツールを使用して、カーソル合わせ時に自動選択するには、次の操作を行います。

  1. 次のいずれかの場所から、オブジェクト選択ツールにアクセスします。
    1. ワークスペースのツールバーで、「オブジェクトの選択」アイコンをクリックします。
    2. 選択/選択とマスクに移動します。開かれた選択とマスクワークスペースで、「オブジェクトの選択」アイコンをクリックします
  2. ワークスペースの上部にあるオプションバーの選択モードで「長方形」または「なげなわ」を選択します。
  3. 選択する画像内のオブジェクトにカーソルを合わせます。領域上にカーソルを合わせてクリックすると、Photoshop によってオブジェクトが自動的に選択されます。   
  4. (オプション)オプションバーでこれらの設定の 1 つを選択して、選択範囲をさらに微調整することで、選択範囲に一部を追加、削除または共通化させることができます。

複数の選択を行うには、キーボードの Shift キー(MacOS)/Ctrl キー(Windows)を押しながら、選択を続行します。

さらに、レイヤー/すべてのオブジェクトをマスクを選択すると、レイヤー内で検出されたすべてのオブジェクトに対して、ワンクリックで簡単にマスクを生成することができます。

詳しくは、クイック選択の実行を参照してください。

コメントの共有

Photoshop アプリを離れることなく、デザイン上でフィードバックを共有および受信して、フローにとどまったまま再考できます。今回、Photoshop クラウドドキュメントをチームメイトや関係者と簡単に共有し、コメント、コンテキストピン、注釈を含むフィードバックを追加したり受信したりすることができるようになりました。新しいコメントの共有機能を使用すると、次のことを実行できます。

  • Photoshop クラウドドキュメントで他のユーザーと共同作業を行う
  • 自身で後から確認するためにコメントと観察結果を残す
  • Photoshop の使い方を教えながら、教育者として学習工程を作成する
  • 他の人とコメントやフィードバックを共有する
コメントの共有

Photoshop ドキュメントへのリンクを生成し、コメント用にそれらを共有できます。ドキュメントに招待されたユーザーのみがリンクにアクセスできるようにしたり、リンクを知っているすべてのユーザーにコメントを表示できるようにしたりすることができます。

Photoshop のアプリ内で簡単にコメント、ピン、注釈を表示できます。これらのコメントは、リアルタイムで更新されます。

詳しくは、アプリ内でファイルとコメントを共有するを参照してください。

Illustrator との相互運用性の向上

Illustrator と Photoshop 間の相互運用性が向上し、インタラクティブ機能を活用して、Photoshop でレイヤー/ベクトルシェイプ、パス、ベクトルマスクを備えた Ai ファイルを簡単に取り込んで、編集や操作を続行することができます。

Illustrator との相互運用性の向上

詳しくは、Photoshop で Illustrator アートワークを作業するを参照してください。

新たに改良されたニューラルフィルター

Adobe Sensei を活用したニューラルフィルターは、幅広くクリエイティブなアイデアを探り出すことができる、新たに改良された再考用のフィルターを提供します。新しい機能およびベータ版フィルターを使用すると、Photoshop での素晴らしい編集を実現できます。

新たに改良されたニューラルフィルター

Photoshop のニューラルフィルターワークスペースにアクセスするには、フィルター/ニューラルフィルターを選択します。

このリリースでは、次の新しいベータ版ニューラルフィルターを使用できます。

  • 風景ミキサー:異なる風景画像をミックスして新しい風景画像を作成します
  • カラーの適用:ある画像から別の画像にカラーパレットをクリエイティブに移動します
  • 調和:レイヤーのカラーおよび輝度を別のレイヤーに調和させて、完璧な合成画像を作成します

また、カラー化およびスーパーズームのベータ版ニューラルフィルターが改良され、おすすめニューラルフィルターリストに昇格しました。詳しくは、以下を参照してください。

その他の変更と機能強化

その他のプラグイン

Creative Cloud の新しい統合拡張プラットフォーム(UXP)は、より高いパフォーマンス、信頼性、安全性を備えた、最新の統合 JavaScript エンジンを提供する共有テクノロジースタックです。Globaledit、DAM などの、この新しいプラットフォーム上で構築された新たなパートナーを引き続き確認し、企業のクリエイティブなワークフローを実現し、共同作業用の Smartsheet を活用できます。

その他のプラグイン

最初に、クリエイティブなワークフローを効率化するためにプラグインをインストールするには、Photoshop ワークスペースからプラグイン/プラグインの検出を選択し、Creative Cloud Marketplace から新しいプラグインを参照します。

Creative Cloud デスクトップで、以下のような新しいサードパーティ製プラグインを検索し、Photoshop に即座にインストールして使用できるようになりました。

  • Easy Panel
  • Pro Stacker
  • Re-Touch by FX-Ray
  • APF-R

カラーマネジメントおよび HDR 機能の強化

Photoshop は、Apple の Pro Display XDR をサポートし、デザインをフルダイナミックレンジで確認できるようになりました。新しくリリースされた Macbook Pro 14 インチおよび 16 インチモデルには、Apple Pro Display XDR に加えて XDR ディスプレイが搭載されています。これにより、黒はより深く、白はより明るく、その間のすべてが自然界に近い豊かなカラーで表示されます。

カラーマネジメントおよび HDR 機能の強化

統合テキストエンジン

統合テキストエンジン

統合テキストエンジンは、従来のテキストエンジンに代わるもので、アラビア語、ヘブライ語、インド語、日本語、中国語、韓国語など、世界中の言語およびスクリプトの高度なテキスト入力機能を提供します。統合テキストエンジンを使用すると、すべての高度なテキスト入力機能が自動的に使用可能になり、Photoshop のテキストプロパティパネルでグループ化されます。

主な拡張機能は次のとおりです。

  • アラビア語、ヘブライ語、およびすべての非ラテン語スクリプトのテキストの形状が改善
  • 双方向テキストのサポートが改善
  • 統合された高度なテキスト入力機能が、テキストレイヤープロパティパネルに配置
統合テキストエンジン

詳しくは、アジアスクリプト用の統合テキストエンジンを参照してください。

最新の油彩フィルター

MacOS と Windows の両方で、GPU ベースの油彩フィルターを再実装しました。このバージョンでは、DirectX/Metal 準拠の GPU の新しいサポートが追加され、お使いのコンピューターの OpenCL サブシステムに依存しなくなりました。

油彩フィルターにアクセスするには、フィルター/表現手法/油彩に移動し、開かれた油彩ダイアログでフィルターのプロパティを設定します

Photoshop の最新の油彩フィルター

より良いパフォーマンスを得るために、油彩フィルターを使用している間は、環境設定/パフォーマンスで「グラフィックプロセッサーを使用」を有効にします。非常に大きな画像の作業中にフィルターの応答性を高めるには、「プレビュー」をオフにします。

Photoshop のフィルターについて詳しくは、フィルターの基本を参照してください。

改良されたグラデーションツール

新しい補間オプションを使用すると、グラデーションが今までより明瞭で、より明るい外観になります。このリリースでは、美しく滑らかなグラデーションの作成をより綿密に制御できる最新のグラデーションツールとグラデーション補間方法をテストできます。自然界で見られる夕焼けや日の出の空のグラデーションに似た、より自然なブレンドを再現できます。カラー分岐点を追加、移動、編集、削除したり、グラデーションウィジェットの位置を変更したりすることもできます。

クラシック補間

Photoshop でのクラシック補間

知覚補間

Photoshop での知覚補間

リニア補間

Photoshop でのリニア補間

以下の 3 タイプのグラデーションから選択が可能です。

  • クラシックモード:従来の Photoshop のグラデーションの作成方法です。
  • 知覚モード:人間が現実の世界で光が混ざり合うのを知覚する方法に最も近い形でグラデーションを作成します。このモードは、Photoshop デスクトップ版および iPad 版の新しいデフォルトです。
  • リニアモード:この設定は、Illustrator をはじめとする他のアプリケーションでよく使用され、自然光の見え方に近いグラデーションを作成します。特定の空間ではリニアモードの方がより変化に富んだ結果を得ることができます。

詳しくは、グラデーション補間を参照してください。

改良された「書き出し形式」

このリリースでは、「書き出し形式」が以前よりも高速になりました。元のファイルと並べて比較することができます。以前は Macintosh M1 マシンで提供されていた「書き出し形式」機能が、すべてのデスクトップ OS でデフォルトの書き出し機能になりました。次の点が改善されています。

  • これまで以上に高速化された、新しい書き出し API の上に構築

  • カラープロファイルの扱いを強化

  • レイヤーをプレビューする際の新しい動作

  • 書き出し設定を横に並べて比較

改良された書き出し形式

詳しくは、Photoshop でのファイルの書き出しを参照してください。

コンテンツの認証情報の詳細

このリリースでは、Adobe クリエイティブの多数のお客様に、ベータ版として Photoshop の Content Credentials を紹介し、いくつかの機能やワークフローにアクセスしていただけるようになりました。これは、コンテンツ認証プロセスの次のステップを踏み出すものであり、コンテンツの来歴と属性を提供および評価するためのアドビの新しい方法です。

Content Credentials(Beta)は、Adobe Photoshop の開発中の機能で、(有効な場合は)進行中のコンテンツに関連する編集、アクティビティおよび属性情報を収集します。これらの詳細は、改ざんの跡がすぐわかる属性と履歴データ(Content Credentials と呼ばれます)として取得され、作成者が書き出し時に最終コンテンツに添付します。

詳細については、Content Credentials の詳細を参照してください。

Surface Dial のサポートの廃止

技術的な理由のため、Photoshop v23.0 以降では、Microsoft Surface Dial がサポートされなくなります。

詳しくは、Photoshop での Microsoft Dial のサポートを参照してください。

3D 機能の廃止

技術的な理由から、Photoshop の 3D 機能セットは最新のオペレーティングシステムでは正確に動作しません。そのため、それらの機能を削除するプロセスを開始しています。

詳しくは、Photoshop の 3D 機能 | 廃止された 3D 機能に関するよくある質問を参照してください。

新しいカメラとレンズのサポート

新たに追加されたカメラとレンズは、以下のサポート対象プロファイルの一覧で確認できます。

お客様から報告された問題(解決済み)

詳しくは、Photoshop の解決済みの問題を参照してください。

既知の問題

詳しくは、Photoshop の既知の問題を参照してください。

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