メタデータについて

最終更新日 : 2026年5月1日

メタデータとは、ファイルに関する標準化された情報のセットです。この情報には、作者名、解像度、カラースペース、著作権、ファイルに適用されているキーワードなどがあります。

Adobe Bridge CC でのメタデータの処理

ほとんどのデジタルカメラでは、画像の高さと幅、ファイル形式、撮影日時などの基本的な情報が画像ファイルに添付されます。メタデータはワークフローの簡略化やファイルの整理に使用できます。

メタ情報は Extensible Metadata Platform(XMP)標準を使用して保存されます。Adobe Bridge、Adobe Illustrator、Adobe InDesign および Adobe Photoshop はこの標準に基づいて設計されています。 Photoshop Camera Raw による画像の調整内容は XMP メタデータとして保存されます。 XMP は XML に基づいており、ほとんどの場合、メタデータは該当のファイルに保存されます。 これらの情報を該当のファイルに保存できない場合、メタデータはサイドカーファイルと呼ばれる別のファイルに保存されます。XMP は、Adobe アプリケーション間および印刷出版関連の工程でのメタデータの交換に役立ちます。

例えば、あるファイルのメタデータをテンプレートとして保存し、そのメタデータを別のファイルに読み込むことができます。Exif、IPTC(IIM)、GPS、TIFF などの形式で保存されているメタデータは、より簡単に表示および管理できるように XMP と同期され、XMP で記述されます。他のアプリケーションおよび機能でも、バージョンに関するコメントなどの情報は XMP を使用してやり取りおよび保存されます。この情報は、Adobe Bridge を使用して検索できます。ほとんどの場合、PSD から JPG へファイル形式を変更した場合でも、メタデータはファイルとともに残っています。Adobe ドキュメントまたはプロジェクトにファイルを配置する際も、メタデータは保持されます。

注意:

C++ または Java を使用して開発する場合は、XMP Toolkit SDK を使用してメタデータの処理および交換をカスタマイズできます。 Adobe Flash® や Flex を使用して開発する場合は、XMP File Info SDK を使用してファイル情報ダイアログボックスをカスタマイズできます。 詳しくは、アドビの web サイトを参照してください。

ファイルとバージョンの整理、検索、管理を行うことができる Adobe Bridge の強力な機能の多くは、ファイル内の XMP メタデータを利用しています。 Adobe Bridge には、メタデータを操作する方法が 2 つ用意されています。メタデータパネルを使用する方法と、ファイル情報ダイアログボックスを使用する方法です。 場合によっては、同じメタデータのプロパティに複数の表示が存在することがあります。 例えば、ある表示で「作者」というラベルを持つプロパティが、他の表示では「作成者」というラベルを持つことが考えられますが、いずれの場合も情報元として参照するプロパティは同じです。 特定のワークフローに合わせてこれらの表示画面をカスタマイズした場合でも、XMP によって標準化された状態が維持されます。

メタデータパネル

ファイルのメタデータには、ファイルの内容、著作権のステータス、作成元および履歴に関する情報が含まれます。 メタデータパネルでは、選択したファイルのメタデータの表示および編集、メタデータを使用したファイルの検索、テンプレートを使用したメタデータの追加および置き換えを行うことができます。 選択したファイルに基づいて、次の種類のメタデータが表示されます。

  • サイズ、作成日、修正日など、ファイルの特性を表示します。
  • 説明や著作権情報など、編集可能なメタデータを表示します。 IPTC コアに置き換えられているので、初期設定では非表示になっています。 ただし、環境設定ダイアログボックスの「メタデータ」オプションから選択することによって、IPTC(IIM、レガシー)メタデータを表示することができます。
  • ファイルに関する編集可能なメタデータを表示します。 IPTC コアの仕様は、特にニュースや写真素材などのプロの写真を対象に IPTC(International Press Telecommunications Council)が定めたものです。
  • 権利関係の詳細を含め、写真の内容に関する追加識別情報があります。
  • Adobe InDesign ファイルで使用されているフォントを一覧表示します。
  • Adobe InDesign ドキュメントにリンクしているファイルを表示します。
  • Adobe Illustrator ファイルで印刷用に指定されている CMYK 版を一覧表示します。
  • Adobe InDesign および Adobe Illustrator ファイルで使用されているスウォッチを一覧表示します。
  • 画像の撮影時に使用されたカメラ設定など、デジタルカメラによって割り当てられた情報が表示されます。
  • 一部のデジタルカメラで利用できる全地球測位システム(GPS)からの位置情報を表示します。 GPS 情報を含まない写真には、GPS メタデータがありません。
  • Camera Raw プラグインによって適用された設定を表示します。
  • アーティスト、アルバム、トラック番号、ジャンルなど、オーディオファイルのメタデータが表示されます。
  • ピクセルの縦横比、シーン、ショットなど、ビデオファイルのメタデータが表示されます。
  • Photoshop で画像に加えられた変更のログが記録されます。 注意:ログがファイルのメタデータに保存されるようにするには、Photoshop で環境設定の「ヒストリーログ」をオンにする必要があります。
  • DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)形式で保存された画像に関する情報が表示されます。
  • タイトル、作成者、説明、著作権など、SWF ファイルに関する情報が一覧表示されます。