Photoshop Lightroom Classic CC の機能について説明します。
Adobe Photoshop Lightroom Classic CC は写真の現像だけでなく、大量の写真を管理することに優れています。ここでは同様の写真管理機能を持つ Elements Organizer との比較で、Lightroom Classic CC にしかない機能、また Lightroom Classic CC のほうがより便利で優れている機能を 8 つ紹介します。
現像機能
Lightroom の最大の特長とも言える現像機能は、Photoshop Elements の Camera Raw と比べて非常に多くの補正機能を備えています。数多くの補正機能を目的ごとに使い分けることで補正の幅が広がり、思い通りに現像することができます。
非破壊編集
Lightroom は、RAW データでも JPEG ファイルでもすべて非破壊環境で画像編集を行うことができます。非破壊編集とは、元画像のピクセルを直接編集せずに補正の値を記録したデータをカタログ上の画像に適用している状態です。つまり補正情報を記録した透明のフィルムを適用しているようなイメージです。そのためどんなに編集を繰り返しても画質が悪化することはなく、いつでも元画像に戻したり作業をさかのぼることができます。
読み込み機能
Lightroom Classic CC では、写真の読み込み段階でキーワードや著作権情報などを設定したり、現像プリセットを適用したり、写真をコレクションに振り分けることができます。読み込み段階でさまざまな情報を設定できるのでその後の作業が効率的に進みます。
簡単な動画の編集
Lightroom では、写真と同じように動画を読み込むことができます。ライブラリモジュールのクイック現像で簡単な補正や、クリップのトリミング、フレームの書き出し、グリッド表示に表示されるサムネイルの変更などが可能です。写真同様、ラベルやフラグ、レーティング、キーワードを設定することができます。
作成したコレクションを Lightroom CC/Lightroom web ギャラリーと同期
Lightroom Classic CC で作成したコレクションは、Lightroom CC および Lightroom web ギャラリーと同期することが可能です。スマートフォンやタブレット端末、パソコンのウェブブラウザでいつでもコレクション内の写真を閲覧したり編集したりすることができます。
コレクションの写真を共有
コレクションを公開することで Lightroom web ギャラリーを通してコレクションの写真を複数の人に共有することができます。コレクションを公開し、発行される専用の URL を他人に教えることで、だれでも写真の閲覧および保存が可能です。
コレクションを公開すると専用の URL が生成され、それを共有相手に教えることで、コレクションの写真を共有することができます。
スプレーツールで複数の写真に一度に 写真の情報を設定
スプレーツールを使用することで、フラグやレーティング、キーワード、現像プリセットなどの設定項目や情報を複数の写真に一度に設定できます。写真に情報を設定する方法はさまざまありますが、スプレーツールは一度に大量の写真に設定できるためその後の作業を効率よく進められます。
写真のメタデータを表示
写真のメタデータ項目には、ラベルやレーティング、撮影日時、寸法、使用したカメラやレンズ、撮影された写真の ISO 感度、シャッタースピードなど、自分の所有するカメラで撮影された写真には一枚一枚詳細なメタデータが表示されます。