Lightroom を起動し、肌の色を補正する写真を現像モジュールで開きます。
Adobe Photoshop Lightroom 6/Classic CC で色かぶりした肌の色を補正する方法を説明します。
撮影時の光の色温度によって、色かぶりが発生する場合があります。
例えば、蛍光灯の下で撮影された写真は青みがかったり、電球の下で撮影された写真は暖色系の色味が強く出てしまいます。多くの場合、カメラに搭載されているホワイトバランスの設定で撮影時に補正できますが、設定を誤ったり設定を行っても影響を受けてしまうこともあります。
ここでは、Photoshop Lightroom で色かぶりによる人物写真の肌の色を本来の色味に補正する方法を説明します。
A. 肌の色を自動補正する
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基本補正の「WB: 撮影時の設定」をクリックし、JPEG 画像の場合は「自動」を選択します。
※ 「カスタム」は自分で「色温度」や「色かぶり補正」スライダーを調整します。詳しくは、「手動で肌の色を補正 」を参照してください。
注意:RAW 画像の場合、曇天や昼光、日陰などさまざまなホワイトバランス設定を適用できます。
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自動的にホワイトバランスが補正され、肌の色も適切な色に補正されます。
B. 肌の色を手動で補正する
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現像モジュール右側、基本補正の「色温度」、「色かぶり補正」スライダーを調整します。
補色(反対色)を強めることで、色かぶりが補正されます。
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補正されました。手動で行うため好みの色味で自由に調整できます。
C. クリックした箇所を基準にして肌の色を補正する
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現像モジュールの「基本補正」内のスポイトアイコン、「ホワイトバランス選択」をクリックします。
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肌の色の最も明るい箇所(白に近い箇所)をクリックします。
※ ホワイトバランス選択ツールが示す箇所を基準にするとどのような補正結果になるか、ナビゲーターパネルでリアルタイムにプレビューされます。プレビュー結果も参考にしましょう。
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クリックした箇所の色を基準に補正されます。
※ ホワイトバランス選択ツールは、クリックする箇所によって補正にかなりの差が出てしまい、写真のイメージも大きく変わってしまう場合があるので、注意が必要です。