Adobe Premiere Pro および Adobe Premiere Elements で自動カラー補正を行う方法について説明します。
A. Premiere Pro の自動カラー補正
Premiere Pro の自動カラー補正では、ミッドトーンを無効にして白黒ピクセルをクリッピングすることで、コントラストと色を調整します。
※ Premiere Pro のカラー補正には、3 ウェイカラー補正、RGB カラー補正、RGB カーブ、クイックカラー補正、チャンネルミキサー、ルミナンス補正、ルミナンスカーブ などといったエフェクトが用意されています。
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Premiere Pro を起動し、プロジェクトを開きます。
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エフェクトパネルが表示されていない場合は、ウィンドウ/エフェクト を選択します。
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エフェクトパネルを開き、ビデオエフェクト/色調補正/自動カラー補正 を選択し、タイムラインパネルのクリップにドラッグして適用します。
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自動カラー補正エフェクトの調整は、エフェクトコントロールパネルで行います。調整可能なオプションは以下の通りです。
※ エフェクトコントロールパネルが表示されていない場合は、ウィンドウ/エフェクトコントロール を選択します。
- 時間軸方向のスムージング :
指定されたスムージングの値にしたがって適用する補正量を決定します。例えば、時間軸方向のスムージングを 1 秒に設定すると、表示されているフレームの 1 秒前のフレームを分析して補正量を決定します。時間軸方向のスムージングを設定することによって、時間の経過に対してスムーズに表示されるように補正が行われます。 - シーン検出 :
時間軸方向のスムージングが適用されている場合、シーンの変更を無視する設定を適用します。 - シャドウのクリップ/ハイライトのクリップ :
画像のシャドウやハイライトを、暗さの極値 (レベル 0) や明るさの極値 (レベル 255) にクリップする値を指定します。指定された値が大きいほど、画像のコントラストが高くなります。 - ミッドトーンのスナップ :
画像内の中間色を識別することにより、ガンマ値を調整して色合いを中間色に近づけます。 - 元の画像とブレンド :
適用されるエフェクトの量をパーセント値で指定します。
- 時間軸方向のスムージング :
B. Premiere Elements の自動カラー補正
Premiere Elements の自動カラー補正では、ミッドトーンを無効にして白黒ピクセルの範囲を制限することで、クリップのコントラストとカラーを調整します。
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Premiere Elements を起動し、プロジェクトを開きます。
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タイムラインでカラー補正を適用するクリップを選択します。
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画面右上の「調整」をクリックして調整パネルを表示します。
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調整パネルの中から「カラー」を選択します。
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「自動カラー補正」ボタンをクリックします。
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カラーの調整を行うには、「その他」をクリックし、各値を調整します。
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自動カラー補正が適用されます。