このチュートリアルでは、記念グッズのオーダーシート作成を例に、PDFに入力フォームを設定し、入力された値をもとにして金額を自動計算させる方法を説明します。ぜひ動画とともにご覧ください。

 

このチュートリアルで実際に使用しているサンプルファイルは以下からダウンロードすることができます。

 

画像とテキストの変更

画像の置換

PDF内の画像を置換することができます。

 

1. ツールパネルから「PDFを編集」をクリックして、PDFを編集モードにします。

2. 置換したい画像を右クリックして、「画像を置換」を選択します。

3. 画像を選択して、「開く」をクリックします。

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画像を差し替えることができました。

sc02

●テキストの変更

PDF内のテキストを編集することができます。

 

1. PDFが編集モードになっていることを確認します。

2. 変更したいテキストをクリックして、修正をおこないます。

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同様の手順でその他の画像とテキストの変更をおこないます。

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フォームの作成

PDFにフォームを作成します。PDFの内容をスキャンして、自動的にフォームフィールドを検出し、割り当てることができます。

フォームフィールドの検出

1. ツールパネルから「その他のツール」をクリックします。

2. ツールの一覧で「フォームを準備」をクリックします。

3. 「単一ファイル」で「開始」をクリックします。

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PDFの内容がスキャンされ、自動的にフォームフィールドが割り当てられました。

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フィールドの設定

フィールドの設定をおこないます。まずは、フィールドの名前を設定します。

1.      設定したいフィールドをダブルクリックします。

2.      「テキストフィールドのプロパティ」ダイアログボックスの「一般」タブで任意の名前を設定します。

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名前を変更することができました。

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フィールドの計算式を追加

他のフォームフィールドに入力された内容をもとに、計算結果を表示させることができます。

1. 合計を表示したいフィールド(fill_4)をダブルクリックします。

2. 「テキストフィールドのプロパティ」ダイアログボックスの「計算」タブを開きます。「次のフィールド」から「和(+)の値を計算」を選択して、「選択」をクリックします。

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3. 合計の計算対象となるフィールドを選択して、「OK」をクリックします。

4. 他のフィールドも同様に設定します。

sc10

 

スクリプトを使用した計算

JavaScriptを使用して、カスタムの計算式を作成することができます。ここでは、合計金額のテキストフィールドを作成し、合計数と各アイテムの単価による合計金額をもとめる計算式を作成します。

カスタムの演算スクリプトの作成

1. ツールバーから「テキストを追加」をクリックして、合計金額用のテキストフィールドをドラッグで作成します。

2. テキストフィールドをダブルクリックして、「テキストフィールドのプロパティ」ダイアログボックスを開き、「カスタムの演算スクリプト」を選択して、「編集」をクリックします。

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3. 合計数の各フィールドを参照して単価を掛け、それらを足し合わせる計算式を入力します。

4. 「閉じる」をクリックします。

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計算結果のプレビュー

設定したフォームが適切に動作するか、プレビューで確認します。

1. 「プレビュー」をクリックします。

2. 各テキストフィールドに値を入力します。

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適切に計算がおこなわれることを確認できました。

 

 

以上のようにPDF内の画像やテキストを変更し、修正するとともに、フォームフィールドを自動で作成し、計算式を設定することができました。

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