測定したいオブジェクトが含まれている PDF を Acrobat で開きます。
最終更新日 :
2024年9月14日
この文書では Adobe Acrobat で、ものさしツールを使用してフォームや CAD 図面などにあるオブジェクトの 2 点間の長さ、複数点間の合計の長さ、面積を調べる方法について説明します。
ものさしツール使った測定方法
ものさしツールには、距離ツール、周辺ツール、面積ツールが用意されており、PDF 文書内にあるオブジェクトの間隔や、面積を測定したい場合に役立ちます。各ツールで測定したい箇所をクリックして線分を作成すると、測定値が表示されます。
-
-
「ツール」から「ものさし」をクリックします。
-
PDF 文書上に、ものさしツールバーと、各ツールの情報ウィンドウが表示されます。
-
ものさしツールの「測定タイプ」から用途に合ったツールを選択し、ツールに応じた以下の操作で測定します。
- 距離ツール
2 点間の距離を測定します。第 1 の点をクリックし、ポインターを第 2 の点まで移動してもう一度クリックします。
- 周辺ツール
複数の点を指定して、それらの距離の合計を測定します。測定したい各点をクリックし、最後の点をダブルクリックします。
- 面積ツール
指定した線分に囲まれた領域の面積を測定します。2 つ以上の点を指定してから、最初の点にポインターを重ね、もう一度クリックすると、面積の測定が完了します。
- 距離ツール
-
オブジェクトの測定中に、次の操作を行うことができます。
- ものさしを線端にスナップするには、パスにスナップ を選択します。
- ものさしを線の終点にスナップするには、終点にスナップ を選択します。
- ものさしを線の中間点にスナップするには、中間点にスナップ を選択します。
- ものさしを複数の線の交点にスナップするには、交点にスナップ を選択します。
- ものさし線を 45 度ずつの角度で移動するには、Shift キーを押したままにします。
- 測定を中止するには、右クリックし「測定をキャンセル」を選択します。
- 注釈を削除するには、ものさしツールで注釈をクリックして Delete キーを押します。
-
測定が完了すると、測定値が表示されます。
ものさしツールオプション
右クリックしたときに表示されるメニューで、ものさしツールのオプションを設定します。
- 測定比率を変更
描画領域の測定比率(3:2 など)と測定単位を変更します。
- 注釈ラベルを変更
測定の付随テキストを追加または変更します。
- ものさし注釈を無効にする / 有効にする
有効にすると、描画したものさし線が PDF に追加されます。無効にすると、別のオブジェクトを測定するか別のツールを選択したときに、ものさし線が消えます。
- 直交モードをオンにする / オフにする
オンにすると、ものさし線は平行投影線のみになります。
- 定規を表示 / 隠す
ページにある垂直と水平の定規の表示と非表示を切り替えます(表示/表示切り替え/定規とグリッド/定規を選択したときと同じ効果です)
- ページコンテンツにスナップ / ページコンテンツにスナップしない
すべてのスナップ設定のオン / オフを切り替えます。
- ものさし注釈を Excel に書き出し
PDF のすべての測定情報を CSV ファイルに保存します。
- 環境設定
ものさし(2D)の環境設定ダイアログボックスを開きます。