概要
ColdFusion API Manager は、API が生成する情報を収集および分析します。この情報は、API のパフォーマンスを測定するのに便利です。API Manager によって提供された情報は、次に関する判断に使用できます。
- 任意の API での変更。
- 最長時間または最短時間 API を使用しているアプリケーション。
- 使用量が最大の HTTP メソッド(GET、PUT、POST など)。
- API の容量計画。
指標
API が API Manager にランタイムリクエストを行うと、分析サーバーはリクエストから次のような情報を引き出します。
- タイムスタンプ
- API 名
- バージョン
- パブリッシャー
- 利用者
- アプリケーション
- SLA
- エラー
- リクエストメソッド
- ステータスコード
- リクエストのコンテンツサイズ
- 応答のコンテンツサイズ
- リクエスト時間
- サブリソースのパターン
- リクエストのコンテンツタイプ
- 応答のコンテンツタイプ
- クラスターノード名
- リクエスト IP
分析を表示するために、パブリッシャー、利用者または管理者は、ダッシュボードへのアクセス権を持ちます。パブリッシャーおよび管理者には、ビジュアライゼーションやダッシュボードなどを編集および追加できる独自の個人用ダッシュボードがあります。ただし、利用者用ダッシュボードは、パーソナライズできません。
このダッシュボードは、指標分析およびログ情報をチャートおよび円グラフの形式で公開する Web インターフェイスです。
指標設定の変更
管理者の場合、指標を生成する API リクエストの数を設定できます。管理者ポータルで、サーバー/API 分析サーバー設定を選択して、指標設定ページを表示します。
Cluster Name(クラスター名) - API がリクエストするクラスターの名前を入力します。これらのリクエストの分析は、ポータルに公開されます。詳しくは、「クラスターサポートのセットアップ」を参照してください。
Sniff(スニッフ) - 分析サーバー設定で、クライアントは、クラスターが使用できるノードを追加する、残りのクラスターをスニッフできます。この機能を有効にするには、「Sniff(スニッフ)」を選択します。
Flush Interval(フラッシュの間隔) - ElasticSearch サーバーが指定された数の API リクエストを受け取ってからの時間の間隔を秒単位で入力します。
Maximum Actions Per Bulk Request(バルクリクエストごとの最大アクション数) - 指標計算およびビジュアライゼーションのために ElasticSearch サーバーにまとめて送信される API リクエストの数を入力します。このフィールドに "1000" と入力した場合、サーバーに送信できるリクエスト数は 1,000 以下です。
Maximum Concurrent Bulk Request(最大同時バルクリクエスト) - ElasticSearch サーバーに送信される API リクエストの同時ブロックの数を入力します。例えば、このフィールドに "2" と入力した場合、サーバーに送信できる API リクエストの同時ブロック数は 2 以下です。
Maximum Volume Per Bulk Request(バルクリクエストごとの最大ボリューム) - 同時リクエストのサイズを入力します。サイズは、MB 単位で計算されます。例えば、このフィールドに "5" と入力した場合、同時 API リクエストのサイズは 5 MB を超えることはありません。
API Manager のログ分析
ユーザー(パブリッシャーまたは管理者またはサブスクライバー)は、API Manager がログに記録した情報を表示できます。
API Manager は、マルチテナントシステムなので、複数のパブリッシャーがプラットフォームを同時に使用できます。そのため、パブリッシャーがログ情報を取得すると、API Manager はパブリッシャー専用のそれらのログを取得します。あるパブリッシャーは別のパブリッシャーのログへのアクセス権を持たないので、より安全です。
ダッシュボードでは、パブリッシャーは、次のような特定のフィルターを使用して、ログを表示および分析できます。
- 最近 15 分/30 分/先日/先月/任意の時間のログ
- エラーログ
- 特定の利用者からのログ
- 特定のサービスまたはバージョンのログ
- 1 つ以上のフィルターの組み合わせ