Dreamweaver を起動し、ドキュメントを開きます。
この文書では、Adobe Dreamweaver のライブビュー機能の利用方法について説明します。
A. ライブビューとは
ライブビューでは、実際のブラウザー上にページが表示される様子を、編集できないビューとして正確にレンダリングすることができます。
ライブビューは「ブラウザーでプレビュー」コマンドの代わりではなく、ブラウザー上で実際に表示される際の「ライブ」状態を Dreamweaver ワークスペースの外に出ることなく確認するための表示方法です。
ライブビューを使用している間、デザインビューの動作は停止しますが、コードビューでの編集操作は引き続き可能です。このため、コードに変更を加えてライブビューの表示を更新すれば変更の結果を確認できます。
ライブビューには、JavaScript の実行を停止する機能が備わっています。そのため、JavaScript を停止した状態で CSS や JavaScript に変更を加え、ページの表示を更新して変更結果を確認することが可能です。
B. ライブビューの使用方法
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現在のビューが、デザインビュー(表示/デザイン)またはコードおよびデザインの分割ビュー(表示/コードとデザイン)のいずれかになっていることを確認します。
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「ライブ」ボタンをクリックし、ライブビューを表示します。
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必要に応じて、コードビュー、CSS スタイルパネル、外部 CSS スタイルシート、その他の関連ファイルなどに対して変更を加えます。
※ ライブビューは編集不可能ですが、他の領域(コードビューの CSS スタイルパネルなど)で編集操作を実行してからライブビュー内をクリックすると、変更の結果が表示に反映されます。
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コードビューまたは関連ファイルに対して変更を加えた場合は、ドキュメントツールバーの「更新」ボタンをクリックするか、F5 キーを押して、ライブビューの表示を更新します。
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編集可能なデザインビューに戻るには、「ライブ」ボタンをもう一度クリックします。
C. ライブビューのオプション
「ライブビューオプション」ボタンをクリックすると、メニューから以下のようなオプションが利用できます。
- JavaScript の停止
JavaScript の影響を受けるエレメントを現在の状態のまま停止します。
- JavaScript を無効にする
JavaScript を無効にしてページを再描画し、ブラウザーの設定で JavaScript が有効になっていない場と同様の表示にします。
- ライブコードで変更をハイライト表示
ライブコードでの変更のハイライト表示をオンまたはオフに切り替えます。
- 新規タブでライブビューページを編集
ブラウザーナビゲーションツールバーまたはリンク先を表示機能を使用して参照しているサイトドキュメント用の新しいタブを開きます。新しいタブを作成するには、最初にドキュメントを参照してから「新規タブでライブビューページを編集」を選択する必要があります。
- リンク先を表示
ライブビューで次にクリックするリンクをアクティブにします。または、Control キーを押しながらライブビューのリンクをクリックして、リンクをアクティブにすることもできます。
- リンク先を連続表示
ライブビューのリンクを無効に戻すか、ページを閉じるまで、連続してリンクをアクティブにします。
- 自動でリモートファイルを同期
ブラウザーナビゲーションツールバーの更新アイコンをクリックしたときに、ローカルファイルとリモーファイルを自動的に同期します。両方のファイルが同期するように、更新の前に Dreamweaver によってファイルがサーバーに配置されます。
- ドキュメントソースにテストサーバーを使用
動的ページ(ColdFusion ページなど)で主に使用されるオプションであり、動的ページに対しては初期設定でオンになっています。このオプションがオンの場合は、ライブビュー表示のソースファイルとして、サイトのテストサーバー上にあるバージョンが使用されます。 - ドキュメントのリンクにローカルファイルを使用
動的でないサイトに対しては初期設定でオンになっています。テストサーバーを使用する動的サイトに対してこのオプションをオンにすると、ドキュメントにリンクされているファイル(CSS ファイル、JavaScript ファイルなど)について、テストサーバー上ではなくローカルにあるバージョンが使用されます。これにより、関連ファイルに対する変更をローカルで実行し、テストサーバー上にアップロードする前に変更結果を確認できます。このオプションがオフの場合、関連ファイルはテストサーバー上にあるバージョンが使用されます。 - HTTP リクエストの設定
ライブデータ表示の値を入力する詳細設定用のダイアログボックスを開きます。