Photoshop Elements を起動し、文字レイヤーを含むファイルを開きます。
この文書では、 Photoshop Elements で入力した文字列を修正したり文字に効果をつけるさまざまな方法を紹介します。以下の内容は、文字レイヤーを含む PSD ファイルでの操作方法です。
この文書は、 Photoshop Elements 14 を元に作成されています。その他のバージョンをご使用の場合、お手元の表示内容や配置が掲載画像と一部異なる場合がございます。
A. 文字列を編集するさまざまな方法
A-1. 文字に太字や斜体などを設定する
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エキスパートをクリックしてエキスパート編集モードにします。
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画面下の「レイヤー」を選択して、レイヤーパネルを表示します。
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文字レイヤーを選択し、アクティブレイヤーになっていることを確認します。
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ツールボックスの「文字ツール」を選択して、文字列をドラッグします。
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文字に「太字」や「斜体」または「下線」や「打ち消し線」を適用します。これらは組み合わせて複数適用できます。
A-2. 文字にワープテキストを適用する
ワープを使用すると、文字を円弧や波形などのさまざまな形状に変形させることができます。ツールオプションの 「ワープテキストを作成」をクリックし、ワープテキストダイアログボックスで文字のスタイルを設定します。方向を選択したりゆがみを調整することもできます。
A-1. 文字に太字や斜体を設定する の方法にて太字を設定している場合またはアウトラインデータを含まないフォント(ビットマップフォントなど)にはワープできません。
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A-1. 文字に太字や斜体などを設定する の手順 1. から手順 5. までの操作を行います。
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ツールオプションの「ワープテキストを作成」をクリックします。
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ワープテキストダイアログボックスが表示されたら、スタイルを選択し、必要に応じてワープの方向を変更したりゆがみを調整します。
A-3. 文字の向きを変更する
テキストの向きを横書きから縦書きに、縦書きから横書きに変更することができます。
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A-1. 文字に太字や斜体などを設定する の手順 1. から手順 5. までの操作を行います。
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ツールオプションの「テキストの方向の切り替え」をクリックします。
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横書きのテキストの場合は縦書きに、縦書きのテキストの場合は横書きになります。
注意:向きを変更した際にテキストの位置が変わってしまった場合は、一旦操作を確定したあと「移動ツール」でテキストを移動します。
A-4. 文字の間隔を詰める
ツールオプションの「日本語テキストオプションを表示」をクリックし、プルダウンメニューから詰めの比率を選択します。文字自体の大きさや形は変わりませんが、文字の周囲のスペースが縮小されます。
ツールオプションに「日本語テキストオプションを表示」が表示されない場合は、編集/環境設定/テキスト(Windows)または、Adobe Photoshop Elements Editor/環境設定/テキスト (Mac OS)を選択し、「日本語テキストオプション」にチェックを入れてください。
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A-1. 文字に太字や斜体などを設定する の手順 1. から手順 5. までの操作を行います。
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ツールオプションの「日本語テキストオプションを表示」をクリックします。
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プルダウンリストからどのくらい縮めるか比率を選択します。
※ ここでは、50% を選択しています。
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文字の間隔が縮まります。
B. 文字に効果をつけるさまざまな方法
Photoshop Elements を起動して文字レイヤーを含む画像を開き、さまざまな方法で文字に効果をつけて文字を目立たせることができます。
B-1. 「レイヤー」を使用して文字を縁取る
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Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら文字レイヤーのサムネイル部分をクリックします。
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文字の周りに選択範囲が作成されます。
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レイヤーパネル上部にある、「新規レイヤーを作成」アイコンをクリックして新規レイヤーを作成します。
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編集/選択範囲の境界線を描く を選択します。
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境界線ダイアログボックスが表示されます。境界線の幅とカラーを指定し、「OK」をクリックします。
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選択範囲/選択を解除 を選択します。
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文字を縁取ることができました。
注意:「文字マスクツール」を使用して境界線を描いたり、文字の中を塗りつぶす事も可能ですが、その場合文字レイヤーは作成されません。
B-2. 「フィルタ」を使用して文字にモザイクをかける
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文字レイヤーを選択します。
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フィルター/ピクセレート/モザイク を選択します。
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「このテキストは、あらかじめラスタライズするか、スマートオブジェクトに変換する必要があります。ラスタライズするとテキストが編集できなくなります。」というメッセージが表示されたら、「スマートオブジェクトに変換」をクリックします。
※ スマートオブジェクトに変換することで、画質を劣化させずに画像を拡大・縮小することができます。
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モザイクダイアログボックスが表示されます。「プレビュー」にチェックを入れて、モザイクダイアログボックスと文字を見比べながらセルの大きさを調節し、 「OK」をクリックします。
B-3. 「レイヤースタイル」を使用して文字に影をつける
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画面下の「効果」をクリックして効果パネルを表示します。
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効果パネル上部のタブから「スタイル」を選択し、プルダウンリストで「ドロップシャドウ」カテゴリを選択します。
※ 他のカテゴリを選択して適用すると、文字をさまざまなスタイルに装飾することができます。
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任意のスタイルをクリックすると、テキストに適用されます。
※ ここでは、「低い」を適用しています。
B-4. グラフィックパネルのテンプレートを使用して文字にスタイルを適用する
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画面下の「グラフィック」をクリックしてグラフィックパネルを表示します。
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「種類」の隣のプルダウンリストで「テキスト」を選択すると、テキストスタイルが表示されます。
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任意のスタイルをクリックすると、文字に適用されます。緑の確定ボタンをクリックします。
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文字にスタイルが適用されました。