Photoshop Elements を起動し、スタートアップ画面で「写真の編集」を選択します。
内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe Photoshop Elements で Web セーフカラーを使用する方法について説明します。
A. Web セーフカラーとは
Web セーフカラーとは、ブラウザや OS の種類に関係なく、Web ページで常に表示できる 216 色のカラーのことです。 Web セーフカラーのみを使用して画像を作成した場合、Web ブラウザーで表示する限り、常に正確に表示されることになります。
インターネット上で画像などを公開すると、閲覧者のコンピュータの利用環境によって、正しく色が表示されない場合があります。どんな環境でも色が正しく表示されるように選定した 216 色を Web セーフカラーといい、Photoshop Elements は Web セーフカラーに対応しています。
Web セーフカラーは、Windows、Mac OS のシステムパレット共通の色で、RGB の三原色を 6 段階に分けた 216 色が定義されています。
ほとんどの OS は、この 216 色に独自の色を足した 256 色をシステムパレットとして持っています。そのため、この 216 色だけを使った Web ページや画像は、指定した色で正しく表示される確率が高くなります。
B. Web セーフカラーの使用方法
Photoshop Elements では、 「カラーピッカー」ダイアログボックスや「スウォッチ」パネルで選択できる色を Web セーフカラーに限定して表示することで、Web セーフカラーに対応した画像を制作することができます。
B-1. カラーピッカー
カラーピッカーは Photoshop Elements のエキスパートモード時にツールパネルに表示されるカラー選択ツールです。ブラシツールや鉛筆ツールなどの色の指定に使用します。
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ウィンドウ上部で「エキスパート」を選択します。
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ツールパネルの描画色または背景色をダブルクリックします。
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カラーピッカーダイアログボックスが表示されます。以下のいずれかの操作を行い、Web セーフカラーを選択します。
- ダイアログボックスの左下にある「Web セーフカラーのみに制限」 チェックボックスをオンにします。この状態の時に選択した色はすべて Web セーフカラーになります。
- カラーピッカー内で選択したカラーが Web セーフカラー以外であった場合、選択したカラーの右上あたりに立方体の記号が表示されます。この記号をクリックすると、選択したカラーに最も近い Web セーフカラーが自動的に選択されます。
※ 選択したカラーが Web セーフカラーであった場合、立方体の記号は表示されません。
B-2. スウォッチ
スウォッチパネルは、以下の方法で表示します。
- ウィンドウ/スウォッチ を選択します。
- テキストツールやシェイプツールなどでカラーを選択する際、オプションパネルに表示されたカラーをダブルクリックします。
「スウォッチ」パネルでは、パネルの左上にあるプルダウンメニューから 「Web セーフカラー」を選択すると、Web セーフカラーに置き換わります。