この文書では、Adobe Photoshop のアクション機能について、その概要と使用方法について説明します。

A. アクションとは

アクションとは、Photoshop での一連の作業を記憶しておいて、必要な時に再利用できるようにする機能です。いくつもの作業をその都度メニューから選択して実行する手順を、アクション機能を使用することにより、2、3 のステップで自動的に実行することができます。

また、バッチ機能を併用することにより、1 つのファイルだけでなく同一フォルダ内の複数のファイルに対して実行することができるので、手間がはぶけるだけでなく時間の短縮にもつながります。例えば、大量の Photoshop データを Web に掲載するために GIF 形式に変更保存しなければならないような場合などに大変便利です。

Photoshop にはあらかじめいくつかのアクションが用意されており、これらのアクションはすぐに使用することができます。

B. アクションの作成

よく使用する一連の操作を自分でアクションに記録して、繰り返し使うことができます。新しいアクションを作成すると、記録が開始され、記録を中止するまでに使用したコマンドとツールが新規アクションに追加されます。ペイントツールを使用する作業のような、アクションに記録できない作業を途中で実行できるように、アクションに中止の動作を挿入することもできます。

  1. Photoshop を起動し、必要に応じて、既存のファイルを開いたり、新規ファイルを作成しておきます。
  2. ウィンドウ/アクション を選択し、アクションパネルを表示します。
  3. アクションパネルの「新規アクションを作成」ボタンをクリックするか、アクションパネルメニューの「新規アクション」を選択します。

  4. アクション名を入力し、アクションセットを選択し、追加のオプションを設定し、「記録」ボタンをクリックします。アクションパネルの記録開始ボタンが赤丸に変わります。
    ファンクションキー : アクションにショートカットキーを割り当てます。ただし、Windows では、F1 キーを使用できません。また、Ctrl キーと一緒に F4 キーまたは F6 キーを使用することもできません。また、 コマンドで既に使用されているショートカットキーをアクションに割り当てた場合、そのショートカットキーはコマンドではなくアクションに適用されます。
    カラーボタン  : モードで表示するカラーを選択します。

  5. 記録する操作とコマンドを実際に実行します。アクションパネルには、記録した内容が作業手順ごとに表示されます。
    ※ 記録できる操作は、選択、移動、多角形、なげなわ、自動選択、切り抜き、スライス、マジック消しゴム、グラデーション、塗りつぶし、テキスト、シェイプ、注釈、スポイトおよびカラーサンプラーの各ツールで実行する操作、およびヒストリー、スウォッチ、カラー、パス、チャンネル、レイヤー、スタイルおよびアクションの各パネルで実行する操作などです。
    ※ すべての作業を直接記録できるわけではありません。ただし、記録できない作業のほとんどは、アクションパネルメニューのコマンドを使用して挿入できます。詳しくは、下記の「D. 記録できない作業について」をご確認ください。

  6. アクションとして記録する操作が終了したら、「再生 / 記録を中止」ボタンをクリックします。

C. アクションの再生

Photoshop にあらかじめ用意されている初期設定のアクションや、記録したアクションを実行します。

  1. Photoshop を起動し、必要に応じて、既存のファイルを開いたり、新規ファイルを作成しておきます。
  2. ウィンドウ/アクション を選択し、アクションパネルを表示します。
  3. アクションパネルから、実行するアクションを選択します。
    ※ アクションは、記録している途中から実行したり、再生中に停止することも可能です。
    ※ パネル左端にあるチェックを外すことで、特定のコマンドを除外して再生することもできます。
     

アクションは、あらかじめ開いておいた画像に適用することも、バッチコマンドを使ってフォルダ内のファイルに一括して適用することもできます。ファイルのバッチ処理では、すべてのファイルを開いた状態または閉じた状態のままにしたり、元のファイルに加えられた変更を保存することができます。元のファイルを変更することなく、修正したファイルのバージョンだけを新しい場所に保存することもできます。 

バッチ処理について詳しくは、こちらをご覧ください。

- ファイルのバッチ処理機能はありますか (Photoshop / Photoshop Elements)

D. 記録できない作業について

「表示」コマンドやウィンドウメニューのコマンドは記録できません。記録できない作業は、「中止を挿入」を使用して、アクションの途中で必要な作業を手動で追加するようにメッセージを付けて促すことができます。

※ 記録できないコマンドの多くは、「メニュー項目を挿入」コマンドを使用してアクションに挿入することができます。

E. 条件付きアクションの作成

条件付きアクションとは、一つのアクションで複数の条件に対応するための機能です。

以下の例は、「アクション 1」の一連の処理の中で、縦方向の画像にのみ「アクション 2」を適用し、横方向の画像に対してはスキップする条件付きアクションの例です。

  1. Photoshop を起動し、必要に応じて、既存のファイルを開いたり、新規ファイルを作成しておきます。

  2. ウィンドウ/アクション を選択し、アクションパネルを表示します。

  3. 条件を設定したいアクションを選択します。
    ※ 新たにアクションを作成したい場合は、上記の「B. アクションの作成」をご確認ください。

  4. アクションパネルメニューから、「条件の挿入」を選択します。

  5. 条件付きアクションダイアログボックスが表示されます。ここで条件、条件に当てはまる場合の処理、当てはまらない場合の処理を指定します。

    以下の例は、横方向のドキュメントに対してはスキップし、縦方向のドキュメントに対して「アクション 2」を適用します。

    注意:

    「該当する場合のアクションの実行」と「該当しない場合のアクションの実行」の両方のメニューを「なし」に設定することはできません。

 

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