ヒストリーパネルを開き、削除するアクションをクリックして選択します。
内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe Premiere Elements で操作のやり直しや取り消しを行う方法について説明します。
A. 取り消し可能な操作について
取り消し可能な操作は、ビデオの内容を編集する操作だけです。例えば、編集操作は取り消すことができますが、パネルウィンドウのスクロールなど、ウィンドウの配置や環境設定など、プログラム全体に関連する変更は取り消すことはできません。
進捗状況が表示されている場合など、処理中に操作を中止する場合には、Esc キーを使用します。
B. 取り消し、やり直し
直前の操作を取り消すかやり直すには、編集メニューから「取り消し」または「やり直し」を選択します。一連の操作を順番に取り消したり、やり直すことができます。
C. ヒストリーパネル
ヒストリーパネルには、クリップの追加、マーカーの挿入、エフェクトの適用などの操作を行うたびに、その操作がリストの最後に追加されます。使用したツールやコマンドは、識別用のアイコンと一緒にパネルに表示されます。
C-1. ヒストリーパネルを表示する
ヒストリーパネルは、ウィンドウ/ヒストリー を選択して表示します。
C-2. ヒストリーパネルで任意の編集状態に戻す
ヒストリーパネルでは、記録された編集操作を 1 回クリックするだけで、任意の編集段階にいつでも戻ることが可能です。ヒストリーパネルで目的の変更履歴を選択すると、プロジェクトはその変更を加えたと きの状態に戻ります。選択した変更履歴よりも新しい履歴はグレー表示になり、続いて変更を加えると消去されます。
C-3. ヒストリーを削除する
この操作を行うと、ヒストリーパネルで選択したアクションより後に行ったアクションの履歴はすべて削除され、選択したアクションの 1 つ前の編集状態に戻ります。
また、削除されたアクションを戻すことはできません。
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次のいずれかの操作を行います。
- 右クリックして、メニューから「削除」を選択します。
- ごみ箱アイコンをクリックします。
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ヒストリーを削除 ダイアログボックスで「OK」をクリックします。
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選択したアクション以下の操作がヒストリーパネルから削除されます。
C-4. ヒストリーパネルの履歴を消去する
ヒストリーパネルで「ヒストリーを消去」を選択すると、ヒストリーパネルからすべての変更履歴を消去します。
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ヒストリーパネルを開き、右クリックしてメニューから「ヒストリーを消去」を選択します。
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ヒストリーを消去 ダイアログボックスが表示されたら、「OK」をクリックします。
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ヒストリーパネルから履歴がすべて削除されます。
D. 復帰コマンド
復帰コマンドでは、プロジェクトを保存した時点から後に行った変更をすべて取り消すことができます。復帰コマンドを使用するには、ファイル/復帰 を選択します。
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Premiere Elements でファイル/復帰 を選択します。
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復帰 ダイアログボックスが表示された場合は、「はい」をクリックします。
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プロジェクトが保存した時点の状態に戻ります。
プロジェクトファイルの自動保存機能
Premiere Elements には、万が一のトラブルに備えて、プロジェクトの自動保存機能が用意されています。この機能を有効にしておくと、指定した間隔でプロジェクトのバックアップが自動的に行われます。この自動保存機能を使用することで、プロジェクトを保存した時点よりも前に行った変更を取り消すことも可能です。プロジェクトを保存前の状態に戻すには、Premiere Elements 自動保存フォルダにある、以前のバージョンのプロジェクトを開き、別の場所に保存します。
※ 自動保存機能は初期設定で有効になっており、「20 分」に設定されています。設定を変更するには、編集/環境設定/自動保存 から行います。