この文書では、Adobe Creative Cloud を仮想環境で利用する場合において、ライセンス認証が外れてしまう現象の回避方法について説明します。

注意:

理由 : 現在の Adobe 製品のライセンス認証は、PC 名、MAC アドレス、ハードウエアの構成情報を確認しているため、仮想環境では認証が外れてしまいます。

注意:

この文書の内容は、シリアル番号が提供されるご契約のお客様のみを対象としています。

仮想環境におけるサポートポリシーと注意点

仮想環境におけるサポートポリシーおよび注意点については、以下の文書をご確認ください。

弊社テクニカルサポートでは、仮想環境を使用しているお客様に対し、ベストエフォート型のサポートを提供するのと同時に、お客様には仮想環境ベンダー側にもお問い合わせの上、並行してトラブルシューティングを進めていただく必要があります。解決できない問題については、エンドユーザー使用許諾における、特定の用途に適していることを保証するものではないという条項に当てはまります。

回避方法(Workaround)

仮想環境で Adobe 製品を動作させるためには、以下の A. ~ C. のいずれか方法を行い、毎回ライセンス認証を行います。

注意:

以下の操作は、他のアプリケーションをインストールしたり実行していない、クリーンな環境で行ってください。

注意:

展開前のディスクイメージの状態で Creative Cloud アプリケーションを起動しないようにしてください。
※ クライアント端末(Boot 先)でアプリケーションの起動確認を行います。

A. スタートアップ時にライセンス認証を実行させる

ライセンス認証実行ファイルを作成し、スタートアップフォルダーに格納することで、起動時に毎回認証を行うようにします。

起動時にプログラムを実行させる方法については、以下の Microsoft 社のページをご参照ください。

注意:

比較的簡単に設定することが可能ですが、ライセンスファイルの流出の可能性がありますのでご注意ください。

B. ユーザーまたはグループにログオン スクリプトを割り当てる

端末にユーザーがログオンする際にライセンス認証ファイルが実行されるように、ログオンスクリプトを設定します。たとえば、「ローカルの不可視フォルダ」、「共有設定」を行った領域等にバッチファイルを配置し、ユーザーにログオンスクリプトの割り当てを行い、実行させます。

ログオンスクリプトの作成方法については、以下の Microsoft 社のページをご参照ください。

C. Active Directory のグループポリシーを適用する

Active Directory のグループポリシを設定し、ライセンス認証ファイルを起動時に実行するように設定します。

グループポリシーの設定および適用方法については、以下のサイトをご参照ください。

ライセンスファイルの作成および認証方法

Adobe Creative Cloud Packager を使用して、ライセンスファイルおよびライセンス認証ファイルを作成します。

Creative Cloud をご利用の場合、アドビライセンス Web サイト(LWS)または Admin Console から Creative Cloud Packager をダウンロードすることができます。

※ Creative Cloud Packager について詳しくは、こちらをご確認ください。

ライセンスファイルの作成方法

ライセンスファイルの作成」を参照し、以下の 2 つのファイルを作成します。

  • AdobeSerialization.exe
    Creative Cloud Packager で作成したインストーラー全体のライセンス認証ファイルです。このファイルを実行することにより、認証情報が適用されます。
  • prov.xml
    Creative Cloud Packager で作成したインストーラー全体のライセンス認証ファイルです。上記ファイルとは異なり、コマンドによる実行が必要です。

ライセンスファイルを利用した認証方法

ここでは、コマンドプロンプトでコマンドを入力し、ライセンスファイル「prov.xml」を使用してライセンス認証を行う方法を説明します。

注意:

「AdobeSerialization.exe」を実行してもライセンス認証を行うことが出来ますが、実行が容易な分、ライセンスの流出が懸念されます。

  1. ライセンスファイル、「prov.xml」を C ドライブ直下などに配置しておきます。

  2. ローカルドライブ(例 : C ドライブ直下など)に「adobe_prtk.exe」を配置します。

    注意:

    「adobe_prtk.exe」は APTEE というツールの実行ファイルで、Creative Cloud Packager をインストールした際に、以下の場所に同時にインストールされます。

    C:\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\CCP\utilities\APTEE\adobe_prtk.exe

    activate-in-virtual-environment_03
  3. コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動します。

    activate-in-virtual-environment_01
  4. コマンドプロンプトで「cd c:\」と入力して Enter を押し、「C:」へ移動します。

    activate-in-virtual-environment_02
  5. 以下のコマンドを入力し、実行します。
    ※ C ドライブ直下に「prov.xml」を配置した場合

    adobe_prtk --tool=VolumeSerialize --provfile=C:prov.xml -stream

    activate-in-virtual-environment_04
  6. 「ReturnCode=0」が表示され、認証が完了します。

追加情報 (ADDITIONAL INFORMATION)

重要 : Creative Cloud Packager で「シリアル番号ライセンス」を利用してパッケージを作成する際、Creative Cloud デスクトップアプリケーション(CCDA)をインストールしないようにしてください。
(※ Creative Cloud デスクトップアプリケーションの有効のチェックを外します。)

activate-in-virtual-environment_05

「シリアル番号ライセンス」を利用している環境では、以下のような操作により AdobeID でサインイン/ログインしてしまう可能性があります。

  • Creative Cloud デスクトップアプリケーション(CCDA)をインストールして、ログインする。
  • アプリケーションを起動し、「ツールバー」「ヘルプ」「サインイン」から「サインイン」する。

上記の操作を行った場合、アプリケーションが起動しない、または体験版で起動するといったトラブルが発生します。

これは、「シリアル番号ライセンス」および「ユーザーライセンス」の 2 つの方式で認証を行うことになり、コンフリクトを起こしてしまうためです。

「シリアル番号ライセンス」で利用する場合は、「サインイン」しないようご注意ください。

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