Acrobat では、フォントが埋め込まれていなくても、文字修正を行うことができます。しかしフォントが埋め込まれた PDF の場合、編集を行うコンピュータ上に埋め込まれたフォントがインストールされていないと、テキストの編集が行えません。
文字の追加や削除などの修正は、フォントが埋め込まれていなくても行うことができます。ただし、フォントが埋め込まれている場合と埋め込まれていない場合において、編集できる条件が異なります。
文字の修正を行うには、[文書テキストを編集] ツールを使用します。
注意 : 文字の編集が行えるのは、編集に対するセキュリティがかけられていない場合です。PDF の作成者により、文書変更などの編集が許可されていない場合は、編集を行うことはできません。
フォントが埋め込まれていない場合
フォントが埋め込まれていない場合でも、文字の編集を行うことができます。
PDF に使用されているフォントが、編集を行うコンピュータ上にインストールされている場合は、同一のフォントで文字の追加や削除が行えます。
インストールされていない場合は、フォントが置き換えられているので、置き換えられたフォントでの編集が行えます。
どちらの場合でも、文字の属性を変更することは可能なため、[TouchUp のプロパティ] ウィンドウでフォントを変更して、文字の編集を行うことも可能です。
フォントが埋め込まれている場合
フォントが埋め込まれている文字の属性を編集する場合には、編集を行うコンピュータ上に埋め込まれたフォントがインストールされている必要があります。埋め込まれたフォントがコンピュータ上にインストールされている場合には、文字の追加や削除を行うことができます。
埋め込みフォントやサブセットフォントがコンピュータにインストールされていない場合、変更できるプロパティは、色、単語の間隔、文字の間隔、ベースラインのオフセット、余白のみに限られます。この場合、文字の追加や削除を行おうとすると、下図のようなエラーメッセージが表示されます。
文字の追加や削除は、[TouchUp のプロパティ] ウィンドウでフォントを変更することで可能になります。
追加情報 (ADDITIONAL INFORMATION)
文字の修正や追加が多い場合は、作成元の文書で編集した後、改めて PDF ファイルに変換することをお奨めします。
Acrobat について詳しくは、こちらもご確認ください。
- Adobe Acrobat X よくあるお問い合わせ
- Acrobat X でこんなことはできますか(Acrobat X 機能紹介一覧)
- 何をするためのソフトウェアですか(Acrobat)
- PDF 初心者講座 1 入門編